NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

May 11, 2010
第22話 追跡 Hunted

脚本／Corey D. Miller 監督／Steven DePaul
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ヴァンナイス空港で二人の航空マニアのランディとイーサンが双眼鏡とビデオカメラ
を持って飛行機の離発着の様子を眺めていた。プライベート
ジェット機が到着し、ガルフトリーム社が地上で待機する中、
降りてきたものを見ると警察官が囚人を運んでいるものだと知る。
しかし次の瞬間何者かがパイロットを殺害し、他の二人の
空港職員を売って、囚人を連れ出していく。これは現実なのか
映画の撮影なのか。

ドムを失ったことでみんなそれぞれの時間を過ごしていた。
エリックはカレンと逢うと、自分は権力者が嫌いなのでコンピ
ュータ相手の仕事をしているのだという。局長が今回の件で
かなり五月蠅く言ってきているのか?と問うとエリックはその
通りだという。そんな中バンス局長がカレンの前にやってくる
とドムの件に於ける報告書の提出はどうしたのか?と問う。しかし
そこにヘティがやってくると、ドムを埋葬したのは二日前なの
だから、その事も察するよう告げる。しかしバンスは事実確認
のためにも報告書は必要なのだという。
ヘティはバンスを見て互いに誤魔化すのは辞めようと告げ、
どうしても変えられない事は有るのだとして、決心が変わらない
事をバンスに語る。ヘティは辞職を考えていたのである。

そんなバンスの元に電話が鳴る。
すぐに二階に集合し、今回の事件の概要が語られる。
ヴァンナイズ空港で銃撃戦があり、空港マニアが目撃してこと。
MPの一人が死亡し2名が負傷したという。なんと囚人として護送
していたのは、アラ・アディン・ケシュワルで、陸軍が拘束して
いたのである。それを知ってNCISの職員が拘束それていたのに
黙って居たのかと呆れるが、ヘティはテロリストとは交渉しない
のが基本姿勢なので仕方が無いと語る。バンスは君たちの仕事を
しろと告げる。

サムとカレンたちは現場の飛行場へ。
そこにはCIDのリック・メディーナ少佐が現場を指揮していた。
部下を殺害されたのだとして憤りを感じていたメディーナ。
カレンたちはいつケシュワルを逮捕したのか尋ねると、フィリピン
を出国するという情報を得てホノルル空港で捕まえたのだという。
文句ならば上層部に言ってくれとし、自分は現場捜査官だと語る。
サムたちとCIDのメディーナは互いに好きになれない相手だと
目の前で告げる。しかし情報を共有しようと言われ、メディーナ
から話を聞く。亡くなった職員は地上職の監督官で長年空港に
勤めていた人物だという。二人は新人だった。監督官の名前は
マイク・ピアース。この空港の責任者はスーザン・ブロスナン
業務部長だという。

スーザンからピアースの話を聞く。
するとここ数日は素っ気ない態度を見せていたが、特に異常
だったとは思えないという。他の二人の職員は最近雇ったばかり
で、身元調査はきっちりと行っているとのこと。全員がフライト
が有る事は知っていたが乗客が誰なのかは知らされていなかった
という。この飛行機を軍が使っていたのも初耳だったとのこと。
顧客は機密保持のために大金を払うのでなかなか詳しい顧客情報
は知らないのだという。ピアースには妻・リンダが居る事を
知る。

サムとカレンはピアース家にいく。
するとドアには血痕が付着し、更に中からガラスが割れる音が
聞こえる。銃を構えて中に潜入すると、ピアースの妻が撃たれて
倒れて居るのを目にする。すぐに救急車を呼び搬送する。
妻は夫を助けてと呟く。

ケシュワルの写真が各捜査官に配布され、公開手配になる。
恐らくピアースの妻を殺そうとしたのもケシュワルの仲間だろう
という。部屋を調べていく内に、リンダは軟禁されていた事が
分かり、人質にされたので夫のマイクは従わざるを得なかった
のではないかと推察する。マイクは写真からパイロットで有った
事を知る。

そんな中エリックからは犯人がヘマをしている事を指摘する。
防犯カメラの映像に車体が写されている為に、交通監視カメラの
情報収拾システム"カレイドスコープ"を使って捜索をするという。
ケシュワルの写真を街中、公共機関などに配布したので袋のネズミ
であり、藁の中の針だと語る。ケシュワルのことを知っている
のは、モーだとし、彼の行方も探るようエリックに指示する。
隠れるとしたら若者が集まる街であり、サムによると海を初めて
見たと語っている事から、ベニスから東にある施設を探るべく
だと告げる。
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空港で囚人が護送中に襲撃され、囚人は脱走する。
なんと移送されていたのは、TAJが解放を求めていたアラ・アデ
ィンで、陸軍が彼を拘束していた事を知る。陸軍捜査部CIDの
メディーナたちも捜査に加わる中、アラ・アディンがTAJのリー
ダーである事を初めて知る。

ドラマとして意外とあっさりとドムを切り捨ててしまったので、
ヘティもここで終わりになるのかなと思って見ていたけど、
クレジットを見ると最新話まできっちりとクレジットされている
ので、流石にされは無かったか。
ただヘティが決めたことを変えるというのは相当容易なこと
ではないだろうし、どういう風にその意識を変えさせるのかが
ある意味ドラマとしては見所だったのかも知れない。
ヘティって色んな捜査官と関わり有っているけど、カレンとは
特に重要な事を話し合っている間柄に見えるね。

階級的にはバンス局長の方がヘティよりも上のようで、辞表を
出す辺りの流れのやりとりで再認識させられた。

メディーナ少佐は何処かでみたなと思ったら、「ナイトライダ
ーネクスト」の上官のトーレス役のYancey Ariasだった。

陸軍が関与している割に、妙にゆるゆるな警備の元で護送され
るのねと思わせるものが有った。

モーの証言が事件解決には大いに役に立つモノが有った。
ドムを失う中で、サムとしてはモーとの信頼回復がある意味
では救いになったのかも知れない。
サムの事を熟知しているカレンとの絡みも良い感じで、ネイト
に相談するよりもカレンと会話している方が二人は心の傷を
癒せそうだ。

ケイジーとネイトが再び捜査協力。
ネイトが一度ケンジーとの捜査で現場職員に目覚めてしまった
時が有ったね。ピアースの根城・ガレージを捜索。
その中で相変わらずケンジーは自虐的に男性たちは私の前から
去っていくとして、ポロリと内情を吐露しているところなど
二人の関係も縮まっている感じ。
ネイトは男の隠れ家の中に、ビーンバッグチェアと、箱入りの
チューチューアイスとスティーブン・セガールのDVD一式を
用意してあると語っていた。
現在Dlifeでも放送している「フレンズ」の中で、リクライニング
シートを求めるような姿が有るけど、男性はそういうところに
座ってビール片手にスポーツ中継観戦っていうのがある意味
では一番のリラックスタイムなのかな。セガールのDVDが好き
って事は、ネイトの中にそういうヒーロー願望が有るのかも
知れないね。

部屋に飾られていた世界大戦時のP38ライトニングの写真。
昔カプコンのシューティングゲームで「1942」という地味だけど
楽しめるゲームが有ったのだけど、主人公が登場する機体が
この機種だった。ピッピッピピッピーという離陸音がなんとも
言えなかったりするんだよね。

色んな所で金によって裏切る人たちばかり(ピアースパイロット、
スーザン・業務部長、メディーナ少佐全て金目的)だったけど、
その中でも絆というものが抽出されたエピソードで、面白かった
と思う。

潜入する際に、酔っ払いと称してケンジーとカレンが濃厚なキス
をしていた。こういう時って絶対にサムとケンジーみたいな組み
合わせにはならないよな。それだけサムがマジメに見えるので
酔っ払い的組み合わせとしては無理が有るかな。


■使用された曲

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