NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/





May 25, 2010
第24話 傷口 Callen, G

脚本/Shane Brennan 監督/Tony Wharmby
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カレン、サム、ケンジーはある倉庫の捜索にやってくる。
先日カレンに接触してきたキールソンの情報を頼りに捜査した
結果、テイラー・Aの名が浮かび上がり、この倉庫にはその人物
が残したと思われる秘密が有るとされていた。
書類やパソコンのサーバーが多数置かれているが、当然パソコン
の電源を入れてもパスワードを求められてファイルを開くこと
は出来ない。キールソンが語っていたように、
カレンの書類
は鉄格子の先に存在
していて、NCIS:LAの職員を始めとして、
多くの人物ファイルが存在していた。
そんな中、ケンジーはパソコンのモニターに
HDDの焼却が開始
されるとメッセージが現れた
事を知らせる。書類が有るのに
パソコンのHDDだけを削除する意味がわからないとするが、
サムはすぐにこの倉庫全体が爆発・消去されるのだろうことを
察してすぐに逃げろと声をかける。カレンは鉄格子の先に有る
自分のファイルを見たいと思いつつ、仕方なく撤退する。

警察官も駆けつける中、カレンはケンジーに対して、何か
ヘマをして起爆装置のスイッチを押したのではないかと問い詰
める。私は電源を入れただけでキーボードにも触れていないと
反論する。感情的になるカレンに対してモーションセンサーや
ケータイによる起爆ではないかと告げる。サムは仲間が居る
のかもしれない事を告げ、エリックに出来る限り証拠を回収して
もらおうと語る。

オフィスに戻るカレンは落ち込んでいた。
ケンジーは証拠を不意にした責任を感じるが、カレンはケンジー
の責任ではない事を告げ、自分の方が感情的になった事に対して
謝罪する。
カレンたちは机の上に置かれていた書類だけはなんとか持ち帰っ
ており、その中には夫婦のものだと思われる写真が入っていた。
またカレンは
手帳を持ち帰っており、その中には住所が事細かく
記載されていた。しかもその住所はこれまで
カレンが37カ所の
里親の元を転々とした軌跡
でも有り、全ての里親の住所が記載
されていることに驚く。エリックによるとこの界隈に、テイラー
という人物は458人居るので名前がわからない限り、テイラー・A
の正体はわからないという。
手帳の住所を見ていたカレンは最後に書かれている
5つの住所に
は見覚えがない
場所だと告げる。
サムは写真を見ると、
ショッピングセンター・バーツマート
背後に写っていることを知り、そこから捜査を始めて、写真の
人物を特定しようという。L.Aにはバーツマートは67店舗存在
しており、
ヴァンナイズのラッドマン通り6464に有る店舗が
この写真に該当するのだろうという。アパート街に設置して
有る店舗で、その近くのアパートにテイラーが住んでいないか
調べる。するとスティーブ・ジョン・テイラー(45歳)が住んで
おり、犯歴もなく、別れた妻・エイミー(42歳)が居るという。
しかしエイミーは旧姓を名乗らず、テイラーの名前を使って
いる事を知り不自然に感じる。エリックは結婚証明書を調べると
旧姓はエイミー・カレンだと判明し、G・カレンと同じ名字で
ある事を知る。

ヘティはタイミングよくオフィスに現れると、サムとケンジーは
アパートを調べる様告げ、カレンは私のオフィスにくる様
指示する。
ヘティはカレンが口を開く前から、
"全ての答えはノーだ"
いう。

カレンの人事ファイルに何が書かれているのか・・ノー。
カレンに肉親が居ることを聞いているのか・・ノー。
捜査をカレンに任せるべきなのか・・ノー。

だとし、たまたま偶然に彼女と同じ名前だったのかも知れない
事を告げる。これは規則であり、カレンがこの捜査に関わる
のは禁止だという。元々NCIS:LAの人事ファイルも漏洩している
可能性もあり、捜査にかかわるのは危険だという。しかしカレン
はキールソンの捜査から外すのはこれで二度目だと文句をいう
が、これが最後にしようとヘティは語る。
カレンはエリックの元にいくと、ヘティから電話がかかる前に
現在までに判明している捜査資料を教えろと詰め寄る。

倉庫の持ち主は
ネバダ州の登録の幽霊会社のものでそこにキール
ソンの名前は無いこと。電話会社を調べると、複数の端末が
存在しているが、使われた形跡はなく、データ専用の一つが
今回一度だけ着信に使われている事から、恐らく起爆装置として
使われたのだろうと語る。
また爆発する30秒前に
倉庫近くで不審車両が防犯カメラに
写って
おり、その車の持ち主はカール・ブラウニングという男性
のものだという。自動車窃盗・強盗・暴行、詐欺など札付きのワル
だと。会話している間にもエリックの元にヘティから何度も電話
が鳴り、限界だと思ってエリックも電話に出る。

サムとケンジーはテイラー家を捜索に行く。
外からでも室内に流れるテレビの音が聞こえてきていた。
サムは
「マイティマウス」の流れていると告げると、ケンジーは
トムとジェリーなのではないか?という。しかししテイラーには
子供が居ないので不自然だとすると、中へと潜入する。すると
テレビが大音量で流れているのは、恐らく部屋を荒らす音をかき
消す為のものだろうとし、恐らくテイラーを捜していた犯人は
目的のものを見つけては居ないと語る。
サムの元にはカレンがブラウニングの家に向かっていることを報告
が入る。

カレンはブラウニングの家に入ると、入り口のドアが開いている
事に気がつく。銃を構えて中に入ると、CIAの職員、トレント・
コルト
が捜索しているのを知る。自分たちが来た頃には既に
室内は荒らされていて、ブラウニングは電源コードによって
縛り上げられ殺害されている事を告げる。
ブラウニングはキールソンの仲間だという。
話を聞いていくウチに、CIAはカリム・アクバリというイラン人を
長年監視していたのだというが、これ以上は機密事項だとして
詳しくは話そうとしなかった。

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カレンらNCIS:LAの捜査官の情報を収拾しているものがおり、
カレンの正体がばれたかも知れないだけでなく、チーム全体
の情報が流出していたとすればチームの存在を揺るがす危機的
状況だと認識される。そんな中、果たして犯人は何故テイラー
Aの元を捜査していたのか。

CIA捜査官のコルトはNCIS:LAには今回一度しか出ないのだけど、
NCIS:ネイビー犯罪捜査班には時々出演している。
ドラマの中ではかつてカレンと捜査をしていたと言っているのに
皮肉にもLAには登場せず、ネイビー犯罪捜査班の方に登場する
キャラクターという所が何とも言えないのかも。

コール捜査官(David Dayan Fisher)が登場する話を抜粋しても、
本家では12のエピソードに登場する。

Season 4, Episode 10
Season 4, Episode 11
Season 4, Episode 14
Season 4, Episode 21
Season 4, Episode 23
Season 4, Episode 24
Season 5, Episode 1
Season 5, Episode 14
Season 6, Episode 13
Season 6, Episode 20
Season 8, Episode 23
Season 8, Episode 24


さて今回はNCIS:LAの事を捜査していたのは誰なのか?という点
だ。前回のキールソンによれば、大きな組織が背後にあるとの
事だけど、流れからするとキールソンとカール・ブラウニング
が調べていたという事なのだろうか。カリム・アクバリという
テロリストがイラン国王政権時代にイランから持ち出された
5億ドルを捜しているものが有った。カリムは元サヴァクの高官
だとするけど、なぜNCIS:LAの情報が漏れたのかもよく分からず、
これらの流れ以外にもカレンの事を見守っている人物が別に居る
ような流れである。

残念ながらカレンには姉が居たという事が分かったことと、
ハナという親友と"天使の街・子供の家"の施設と共に過ごしていた
仲間だったという事で、少しずつカレンの過去なり家族の事も
明らかにされた。川で溺死してしまった事で入れ替わって
生活しているという設定は、何度もリメイクされている日本の
松本清張のドラマ砂の器を思い出すな。

カレンが暴走して単独で行動する中で、ピンチも有り、タイミング
よく仲間が助けに来たり、ハナが父親の敵とばかりに銃を
発砲したりでなかなか緊迫感はあった。

流れとしてはカレンにみんなが協力していた感じで、ネイトなど
は特にその傾向が強かったのかも。
ヘティが電話してもなかなか繋がらないという辺りが、今回の
カレンに対する姿勢みたいなものを感じるしね。

最後に墓に供えられていた花と共にメッセージが有った。
"心に住む愛する娘へ"とのメッセージは父親からのものなのか。
カレンの父は何をしている人なんだろうか?
CHUCKのチャックの父の様に何らかの開発業務をしていたり
するのか?懐かしのエイリアスにしてもミッシング
しても工作員が家族を持つ事で、子供が犠牲を強いられると
いう設定が多いね。昨日放送していたニキータでもマイケル
の家族が失われていて傷を背負う男として復讐を誓っていた。


■使用された曲


G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター

レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
ローズ・ショワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官
マーティ・ディークス (Eric Christian Olsen) 元LA市警・引き抜き
マイク・レンコー (Brian Avers) NCIS

トレント・コート (David Dayan Fisher) CIA捜査官、かつてカレン
カリム・アクバリ (Eli Danker) イラン人、テロリスト
ジェシカ・ハイエス (Nancy Linehan Charles) 里親
エイミー・テイラー/ハナローソン (Jacqueline McKenzie) エイミー と同じ施設
若い頃のエイミー (Lily O'Donnell) カレンの姉
若い頃のカレン (Charlie O'Donnell) エイミーの弟、赤いカートと 傷
--- (Sarah Batsheva Graham) Adoptive Mother
スティーブ・ジョン・テイラー () 45歳
カール・ブラウニング () キールソンの仲間、逆さづり
マイケル・ローソン () ハナ・ローソンの父、イランの銀行員・アメ リカ人

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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