NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles シーズン2

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Oct. 12, 2010
第5話 埋葬 Little Angels

脚本/Frank Military 監督/Steven DePaul
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アマンダ(14歳)は、男性の友達・ダニエルと共に自宅のプール
で水着姿をビデオカメラに写す。そこにアマンダの父・ジェイ
ソン・レーメがやってくると、父は男を追い出し、すぐに家に
入るよう告げる。アマンダがベッドに入る中、アマンダの部屋
の窓にコツコツと何かがぶつかる音。アマンダはダニエルが戻
って来たのだと思い、庭に行くとアマンダは何者かによって
ビニール袋を顔にかぶせられ拉致される

カレンはサムがピエロ恐怖症だという告白を受ける。
ピエロ恐怖症なんて都市伝説以外に居ないかと思ったという。
ケンジーはピエロってディークスみたいなヤツなのか、それ
ともノーマルなピエロなの?と問うと、赤毛でデカイ靴を履いて
いるヤツだという。カレンはそれならば赤毛で赤い鼻をした
テロリストが来ればサムは何も出来なくなるのか?と問う。
ケンジーは自分はキタフォビアだという。それを聞いたネルは
剛毛恐怖症ってヤツねと告げる。ディークスは先ほどの仕返し
とばかりにケンジーの恋人募集のサイトのプロフィールにはそんな
事実は書いていないぞと語る。ケンジーはなんでそんな事を知って

いるのかと問い偽名を使っていることを告げるが、ディークス
はウソで始まった出会いから本物の恋など発展してないという。
ケンジーはシャーリーン・St.ジェームズという名前で
ロマンスの扉という出会い系サイトに登録していた。苦手なのは
コレクターや犯罪歴の有る人物で好きな物はマーシャルアーツ、
テクノ音楽、初デートは動物園だという。動物園というとケンジー
が嫌いな背中に毛むくじゃらの動物が沢山いるだろうと告げる。
サムは俺のような頭髪もその範疇に入るのか?と問う。

そんな中エリックの口笛で作戦ルームに呼び出される。
エリックから今朝起きたばかりの事件の説明がある。
ジェイソン・レーメ中佐海軍の人事局が持つ最高機密の情報
の漏洩防止セキュリティシステムの設計・管理をしている人物
だという。しかしシステムエンジニアという訳ではなく、彼は
頭の中にすべての機道情報を知る鍵を持っているのだという。
そんな中佐が会議に出席せず連絡にも応じなくなっていて、
国内外のテロリストからは最も狙われる立場の人間だという。
とりあえず失踪した自宅を調べようと告げる。

サム、カレン、ディークス、ケンジーは4人で中佐の自宅を
調べる・鍵はかかっていて、中に入るとコーヒーは暖かかった。
ケンジーは庭から血痕が見つかっている事を告げ、エンジェルス
国立森林公園に引きずられているようだという。
そんな中、当のレーメ中佐が現れると、娘のサンダルを森の
中で見つけたという。夕べ娘とは言い争いになったので心配
になり、娘がよくジョギングに出かける森林公園を探していた
との事だった。夕べ喧嘩したのは娘の男性友達のダニエルとの
件だという。妻とは4年前に死別していることを言い当てるサム。
離婚ならば家族写真を室内に掲げているハズはないという。
ダニエルに確認すると自宅で寝ていた事が判明。
そんな中、中佐の携帯に娘からのメールが届く。しかし別の
携帯からメールしてきたもので、メールには動画サイトのURL
が掲載されていた。そこにはアマンダは木箱に入れられて
地中に埋められる映像だった。エリックにすぐに調べるよう
告げる中、サムは生き埋めされている事を知って、かつて
戦地で任務に就いていた際に、相棒のブライアンと生き埋めに
させられた事を思い出していた。彼はそれがトラウマになって
いた。

すぐに事件を聞いてFBI捜査官のランドがやってくる。
ランドによると同様の手口で三人の少女が生き埋めにされており、
その犯人のルーカス・マラゴスは逮捕され、終身刑としてヴィクタ
ーヴィル刑務所に収監されていた。彼は少女を生き埋めにした
映像を両親に送って両親が苦しむのを見て楽しんでいたのだという。
今回のは明らかに模倣犯ではないかとするが、埋められた木箱、
使用している青い手術用の手袋、撮影している映像の角度など
同一犯または共犯者が居たのではないかとする可能性が示唆される。
しかしランドによると明らかに共犯者は居なかった事を告げる。

捜査はFBIが引き継ぐことになるが、レーメ中佐はサムとカレン
の元に来ると、FBIだけでは不安なのでNCISが捜査して欲しいと
頼む。カレンは捜査権がないので難しいことを告げるが、サムは
検討すると告げる。カレンは一体何を考えてるのかと問うが、
サムは力になりたいのだと告げる。

サムはヘティに捜査させて欲しい事を告げ、無理ならば休暇を
取ってでも捜査するという。しかしヘティはサムに対して私に
背を向けることはしないでと告げ、私はいつでも向き合う覚悟
だという。このまま捜査してくれて良いことを告げる。

エリックによるとエンジェルス国立森林公園は2600万平方kmであり
埋められているのが明らかでも見つけるのは不可能だという。
赤外線センサーでも既に体が冷たくなっているので難しいだろう
とのことだった。公園には乗馬クラブ、そして子供用のキャンプ
地が有り、アマンダのVTRを確認するとすべてがソックリだとしっ
て、ルーカスとは全くの無関係とは考えづらいという。

そんな中現場近くの防犯カメラに黒い大型セダンが通っている
という。左側の後ろ側が事故でへこんでいる事を告げ、何者か
が保険を請求しているかもしれないという。調べると、ガレア輸送
の社用車だとわかり、主にロス港で営業している会社だった。
車の名義人はアンドレ・マラゴス。殺人犯・ルーカスの兄だと
分かる。
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14歳の少女・アマンダが誘拐され、娘の父は海軍でも機密情報
を扱っていたことから、国内外にいる犯罪組織によって情報を
引き替えに誘拐されたのではないかと疑う。父・レーメ中佐は
海軍の情報部に所属していたためにNCISとしては初動捜査に当た
る物の、誘拐案件はFBIに捜査権が有る為に引き継ぎを行う
ことになる。しかしレーメはサムに対してFBIだけでは不安なので
NCISでも捜査に当たって欲しいと頼む。
そんな中アマンダを誘拐したものから動画メッセージが送られて
来て、かつて3人を地中に埋めた殺人犯のルーカスと同一の手口
の犯行であることを知る。

捜査以外のネタとしては、各キャラクターの好き嫌い・恐怖心が
描かれたことと、サムのトラウマとも言うべき、過去の戦地での
相棒を亡くした時のエピソードが語られた。

やはりなんと言ってもケンジーが出会い系に登録していたという
事実。それを見つけるのはディークスだったけど、彼LAPDの刑事
なのでそういうプライベートを探るのが得意なんだろうね。
有る意味職権乱用じゃないのかって感じもするけど、ディークス
ってLAPDで仕事をしなくても良いのか?
ケンジーのことをタイプではないとしながらも、やたらと拘って
いる感じがする。

サムはピエロ恐怖症。BONESのブース捜査官もよくネタにされ
ている。屈強な男はピエロに弱いみたいなギャップを楽しむ
ところに繋がっているのだろうか。
ケンジーは剛毛恐怖症(キタフォビア)で、特に背中のモジャ毛
を嫌っていた。日本はあんまり民族柄剛毛って人は少ない様な
気がするけど、アメリカ人ってものすごい胸毛の人たちが多かった
りするよね。

捜査としては、相変わらずカメラが役に立つというもので、
前回あれだけ出しゃばったネルが、一気に存在感を失いエリック
がまた分析官キングの座((c)BONESのホッジンズ)を奪い返した
感じだった。

犯人も完璧ではないハズなので、動画ファイルに自分たちが
犯人だとする痕跡が残れば焦ってそれを取り除きに来るハズ
だとして泳がせるというもの。
ルーカスが殺人犯として収監されているが、実際には兄のアンドレ
が犯罪者なのではないかという疑いを持たせることでドラマの
興味として引きつけた感じのエピソードだ。

アンドレも変に知能犯だったことも有って、浮気のアリバイ工作
に携帯を会社に残しておくところなど、やたらと手が込んでいた
けど、愛人との間で一晩中カメラを回していたら、その努力も
無意味じゃないかという感じだし、今回はそんな家庭用ビデオカメラ
が冒頭から犯人を特定するまで至るところで登場し、いかに
人間社会にビデオ映像が浸透しているのかが描かれた感じ。

結局犯人はアンドレの息子たちだった。
母親が犯人ではないかとする視線を一瞬向けられたけど、殺す
理由もないし、問題は父親と母親が息子たちのしていることに
どれだけ精通していたのという事だろうね。
まぁ最後に動物虐待や暴力をふるう傾向にあったということからも
直接的に犯行を見ていなかったとしても、両親は息子たちの仕業
だと察していたのだろうね。

犯罪者となりうる遺伝子の存在などが時々ドラマでは指摘される
けど、マラゴス家の場合環境要因から犯罪に走らせるのか、
それとも遺伝的要素から犯罪者になりやすい性格を持っていたの
かが謎ですね。

海軍中佐を演じたBrian McNamara。
これと言った主演作は見あたらないけど、気がつくと出演している
脇役としては欠かせない人だよな。

・Emily OsmentのLet's Be Friends

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター

レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
マーティ・ディークス (Eric Christian Olsen) 元LA市警・引き抜き
ネル・ジョーンズ (Renee Felice Smith) NCIS情報分析官

ジェーソン・レーメ (Brian McNamara) 海軍中佐・父、妻とは4年前死別
アンドレ・マラゴス (Vincent Irizarry) 長男、ガレア輸送経営
ルーカス・マラゴス (Louis Mandylor) 弟、連続殺人犯
--- (Michael Holden) Lawyer
ステファン・マラゴス (Jake Borelli) アンドレの息子
ダニエル・プロファー (Tyler Neitzel) アマンダの彼
エバン・マラゴス (Lorenzo James Henrie) アンドレの息子
ブライアン・ディッカーソン (Erik Fellows) Navy Seal、元サムの相棒
--- (Obren Milanovic) Serbian Paramilitary
--- (Roman Mitichyan) Serbian
--- (John Saba) Squadroom Agent
--- (Philippe Badreau) FBI Forensic
--- (Michael J. Cannon) Butler
リサ・ランド (Alicia Coppola) FBI捜査官
バネッサ・マラゴス (Elaine Hendrix) 妻
レベッカ・ターマン (Suzanne Quast) アンドレの愛人
アマンダ・レーメ (Haley Ramm) 14歳、誘拐される
--- (Mariah I. Wilson) Girl
--- (Michael G. Canaan) Butler / Bodyguard

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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