NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Nov. 9, 2010
第8話 内報 Bounty

脚本／Dave Kalstein 監督／Felix Enriquez Alcala
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店に買い物に来る男・トーマス・ブースはバースディカードを
購入し、レジでそのままペンを借りてメッセージと切手を貼っ
て送る。店主は本気で祝いたいのであればバーボンでも贈った
らどうか?と声を掛けるが凄い勢いでにらまれる。
ブースは駐車場に行くと、車の中にビデオカメラを設置して
約束している相手が来るのを待つ。しかしブースはいきなり
スタンガンを押しつけられると、無理矢理拉致されてしまう。

ディークスとケンジーは一緒に射撃訓練をしていた。
ケンジーはロス市警はベレッタ92を使用している事を告げ、
NCISはシグを使用している事を語る。ベレッタ92を撃って見たい
として銃を貸してくれないかと告げるが、ディークスは人には
持たせたくないとしてそれを拒む。男の事情だというが、ケンジ
ーはそれならば別に良いとばかりに練習場から立ち去る。
ケンジーが射撃の的にしていたのは股間だと知り、なんで
そんなところを撃つ練習をしているのかと告げる。

カレンはサムが瞑想と称して目をつぶってイビキをかいている
ことに関して寝不足かと問うるおれは瞑想しているのだとして
それを否定するとオレのことをジロジロと見るなと語る。
そんな中カレンはケンジーとディークスが銃の貸し借りを巡って
言い争いをしているのを目にする。これは信頼関係の問題
だとするケンジーに対して、拳銃はオレにとって特別な物だ
として言い争う。そんな二人に対して、サムは信頼関係がなけ
ればチームには慣れずリスクも高いのだとして、互いを信じろ
と怒鳴る。それが瞑想の結果かとカレンは皮肉るが・・・

エリックからの呼び出して、作戦ルームに集まる。
被害者はトーマカ・ブース軍曹で、デルフォースの隊員として
最近までアフガニスタンで勤務し、海兵隊と合同の極秘任務に
携わっていた人物だという。昨夜彼の車が置き去りにされて
いるのが見つかり、そして車にはビデカオメラで録画された
跡があるという。こうなることを予想しての行動だとのこと。
ネルによると60日前に退役願いを出しており、一般人に戻った
直後に誘拐事件が発生したのだという。
彼が軍に所属していたときにはどんな任務に就いていたのかと
問うと、232部隊にいたとし、そこでは最重要指名手配犯を追う
部隊で、高額の懸賞金が掛けられている犯罪者を掴まえるという
部署だった。232部隊はペンドルトン基地に所属しており、
232部隊は昨日はオフで隊長・ウィーバーの家でバーベキュー
しているとのこと。

エリックは誘拐されてから30分後、6台の車が駐車場から出て行っ
ているが、その内の一台・シルバーのドイツ車は盗難車だという。
ディークスたちは車の件を調べて、カレンたちは部隊の仲間
たちとの事を調べようと語る。

サムはカレンに2500万ドルの懸賞金を受け取ったら何をするかと
問う。サムはファーストクラスで誰もいない静かなところに相棒
も連れて行かず一人で旅行にいくという。カレンは何をするのか
と問われると、オレならば私立探偵を雇い相棒が何処にいくか
尾行させ、居場所が分かったらヘティを送るのだという。

ウィーバーの元にいく。
ブースの事を聞くと彼らは憤怒している姿が有った。殺された
のは自業自得だというウィーバー。ブースはどんな技能を持って
いたのかと問うと、彼はパシュトー語が堪能だったので、貴重な
人材だったという。彼が早期退職をしたので現場では通訳に相当
困った事を告げ、民間企業で高額で通訳として引き抜かれたであろ
う事を告げる。俺たちは家族以上の関係が会ったのに、彼は
突然勝手に辞めたのだという。しかも金の為だとして、隊員たちは
怒る姿が有った。

ディークスたちはブースの車を調べる。
現場の鑑識によると、車から指紋は検出されたが、指紋を照合して
も該当者はいないという。
ディークスは近くで見ていた若者に目撃していないか尋ねて金を
渡すと、夕べ角の空き地で懐中電灯を持った不審者が5名出かけて
4名が戻って来たのだという。
ケンジーたちは空き地を調べると、そこに止めてある廃車の中から
ブースの遺体が発見される。しかも拷問されたような特殊な跡が
有り、最後は頭に銃で撃たれて殺害されている事が分かる。

カレンたちはウィーバーに対して、ブースを恨んでいるものが
いたのかと問うと、恨んでいるとすれば一人息子のブランドンだ
ろうと語る。

ブランドンは誕生日で18歳になったばかりだった。一人息子で
12歳の時に両親は離婚。ブランドンは母方に引き取られたが
その母も2年前に乳がんで死亡しているという。トーマスはその
時任務中だった。ブランドンには数々の前科がある事を告げると、
ネルはフロイト的解釈では、息子は父を殺害するのは無理だろう
と告げる。エディプスコンプレックスだろうと告げるが・・・
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元デルタフォースの隊員で海兵隊232部隊と合同捜査によって、
最重要指名手配犯の検挙をしていた男・トーマスが殺害され
る。殺害されることを予期していたかのように、彼はいざと
言うときのためにビデオを残し、色々と捜査の手が入って
いた時の為に犯人の居場所を示したものと、それを狙うもの
たちの情報を残していた事が分かる。
疎遠だった息子のブランドンとは本当に精通していなかったのか。

結果的に見ると、被害者トーマスにとっては息子思いというよりも
最重要なのは任務の方だったという感じのネタだった。
バースディカードとは名ばかり。息子との幼少期の写真や息子へ
のメッセージなど書かれていたのも確かだが、自分がもしもの
時の為の伏線として、メッセージカードの中に隠しメッセージ
を残しているというところが有ったし、なんと言っても仕事の
せいで息子の命まで危険にさらしてしまっている。

いつまでも親の愛情に期待していた息子にとっては最悪だけど、
知らぬが仏。その事実を知ったディークスはそれを言わずに
ただ捨てたハズのバースディカードを彼に手渡した。


テーマとしては信頼関係が存在していた。
サムとカレンには相当厚い信頼関係があるのに対して、
ケンジーとディークスはもちろん、ネルとエリックはまだ
まだ互いに打ち解けてない。

サムとカレンで汚職警官を使った潜入・制圧作戦はいつもカレンが
殴られ役で相当痛い思いをしているであろう恨み節が聞かれた
感じで回数を覚えているほどに定着化した安定的な捜査手口という
ことなのか。

ケンジーとディークスも今回二人と似たようなシーンが有り、
ケンジーが容疑者のカーンと格闘するシーンがあったけど、
ケンジーが凄い投げられ方をして背中から地面にたたき付けられて
いたけど大丈夫だったのかな。
ディークスによると、サム&カレンのコンビに習うのであれば、
どちらかがカレンのようにジョークを言う役目をしなければ
ならないとしていた。

サムとカレンとの間でも、秘密があるように、
ディークスの中でも彼の持つ銃を触らせるかどうかは、一つの
"秘密"として存在していた。
ディークスにしてみれば、これまで命を救ってくれた縁起の良い
武器故に他人に触られることを快く思っていなかったみたいだけ
ど、命を預けられる関係になってこそ本物の相棒ということで、
最後にケンジーに銃を触らせようとしていたけど、寧ろケンジー
の方が最後に身をひいてしまった。今はまだその関係にないという
ことを察したのだろうか。

さて今回の事件はアメリカ統合特殊作戦部隊に協力をしている
ものたちが欲望のために殺し合いをしてしまうとする悲しい
事情が有った。
容疑者のカーンには外交特権が有るとしていたけど、捜査官に
銃を向けて特権も何もないような感じもする。
トーマスやカーンが狙っていた指名手配犯は、先月カブールで
起きた警察学校での爆破事件の首謀者で189人の死亡者を出した
事件だとされていた。犬の死骸を使って爆弾を仕込んでおくと
する手口のようだけど、「コバート・アフェア」で盲目の分析官
オーギー・アンダーソンが戦地で視力を失ったのもこのパターン
による爆破テロが原因だった。

ディークスと今回の被害者の息子・ブランドンは共に地元の人
たちで、父親に見捨てられた人物同士だと判明する。
ブランドンはヴァン・ナイズ高校、ディークスはレセダ高校に
通っていたという。
ディークスの父は自分を捨ててアイオワに行ってしまったという
こと。今では十分にそんな父親を見直すだけの男に成長したと
思わせるものが有ったね。

そしてヘティが今回ディークスとケンジーを仲良くさせようとして
カレンとサムが相棒となった経緯を説明していた。
ヘティによると2007年元日の潜入捜査に於いて、カレンとサムが
潜入に失敗しそうになり、カレンが組織に忠誠心を示す為に
サムに銃の引き金を引かねばならない状況が訪れたというもの。
カレンはそこで引き金を引いたようだけど、銃の重さから弾が
入っていないという事を知っていたようで、それ以降仲良くなった
という作り話をした。即効でそんな話を作れるところは流石
ヘティという感じ。
最後にアフガニスタン産のお茶をプレゼントされてご機嫌だった
けどアフガン産のお茶って美味しいのか?