NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Dec. 14, 2010
第11話 錯乱 Disorder
美女の歌声やがて銃撃ビキニでスケートの冬

脚本／Gil Grant、Dave Kalstein 監督／Jonathan Frakes
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クリスマスムードが漂うロサンゼルス。
聖歌隊は一件ずつ回って歌をプレゼントする変わりにホーム
レスへの食事の寄付を求める。そんな中、一行は電気のついて
いるある家を訪問する。歌を歌い始める中、突然室内からは
銃声が聞こえる。聖歌隊は逃げようと告げるが、一人血だらけ
の服を着た男が助けを求めてくる。

NCISのオフィスでは職員たちのデスクの上にクリスマスのプレゼ
ントが置かれていた。ヘティからのプレゼントだったが、
彼女からのプレゼントなど初めてだとして、不審に思い始める。
ディークスはサムの姿を見るとまるで盗まれたグリンチみたいな
顔をしていた。ヘティがくるとみんなは何かの褒美なのかと問う。
ヘティは厳選したプレゼントだという。
サムはカレンに対して、クリスマスには好きなだけビールを奢る
と言い出す。一体どういう事なのかというケンジーに対して、
カレンはレイカーズとヒート戦のチケットを入手していたのである。
コービー対レプロンの試合なのかと告げるディークスは、男同士
だと何か変ではないかという。ディークスは大切な人に会うの
だと語り、ケンジーは家族と会いにシアトルに行くのだという。

そんな中、ヘティからみんなに贈られたプレゼントはみんなが
かつてヘティにプレゼントしたものだと分かる。サムは香辛料
のセットをプレゼントしたものが使い回され、ケンジーがヘティ
にプレゼントしたアロマキャンドルも使い回されていた。
マフラーもまたサムがヘティにあげたものだと分かる。
カレンとケンジーはトナカイと雪模様のセーターがプレゼント
されなかっただけ良かったとするが、それもまたサムがヘティに
プレゼントしていたものだった。しかしサムは使い回されていない
ところを見れば彼女が気に入っているのだとして喜ぶ。

そんな中エリックが笛を吹いてみんなを呼ぶ。その笛はカレンが
ヘティにプレゼントしたものだった。
今回の被害者はランス・タルボット大尉で、除隊した海軍の情報
将校だという。しかしセンターに付着していた血は本人の血だけ
ではない事を語り、彼自身は生きているとのこと。
聖歌隊が撮影したVTRが残っているという。
現場検証をした捜査官から、現場には2名の遺体が有り、二人が
銃撃戦を繰り広げて死亡していること。
ランスは何故除隊したのか?と問うと、ネルによるとアフガンでの
任務によってPTSDに陥ったのだという。しかし事務職である彼が
何故戦地にいるのか?と問うと、タリバンに反対している親米派
の部族長と緊密に連絡を取り合っていたのだという。タリバンに
見つかればランスだけでなく、部族長の命も危ないのだという。

室内で死亡したのはエリック・スコット少尉で海軍の衛生兵。
9年前に麻薬物の所持で捕まっていた。タルボットには10年前に
離婚した妻しか家族は居ないという。一方もう一人の遺体は
ジョン・マーキュリーソで、末端のヤクの売人だという。タルボットとの
繋がりは今のところ見つかって折らず、寧ろジョンとスコットと何度も
連絡を取り合った形跡があるという。
タルボットは軽傷であり、情報を狙ってまた彼が狙われる可能性
が有るので保護しないといけないという。

ディークスを使って現場で弾道検査をする。
そんな中、サムはカレンに対して、オレがプレゼントしたナイフ
は持っているか?と問う。
一方ディークスはケンジーのXmasでの本当の予定を知りたがる。

現場で弾道検査をしていると、スコットとタルボットが逢う
中、売人のマンキューソがやってきて、スコットとマンキューソ
の間で撃ち合いになったのをタルボットが止めたのではないか
というものだった。スコットは三発命中して、一発はタルボット
の腕に当たっていた。タルボットはスコットの蘇生を試みて
いた。しかし不自然なのはスコットは三発も銃弾を食らったのに
部屋を横切ったとしか思えない行動が見られて、マンキューソ
の事を撃っているのである。現場で何が起きたのか知っている
のはタルボットだけだという。

タルボットのケータイを調べるとスコットからは怒りのメール
を受けている事を知る。「計画は知っているぞ」と書かれていた。
しかしタルボットはとてもそんな計画が出来る状態ではないと語る。
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退役軍人でアフガン任務の際に銃撃戦を経験したことによって
PTSDを発症しているタルボットの自宅でクリスマスムード
で世間が浮かれる中発砲事件が起こり、そこで二人の人間が
殺害される。亡くなっていたのは麻薬を売買する犯罪者たち
であるが、タルボットを診ている医師によると、彼が犯罪
計画を立てられる状態ではなく、記憶が所々抜け落ちる程の
症状がある事を聞く。果たして当時タルボット家で起きたこと
は一体何だったのか。

ケンジーが自らの過去を明かして、6年前に海兵隊員として
戦地ファルージャに行った婚約者のジャックのことを口に
してまでタルボットと寄り添おうとしていたのに、見事に
裏切られるという流れだった。
リスペリドンとベンゾジアゼピンを服用していると知った
ケンジーも親は海軍の兵士だし、恋人もまたPTSDによって
変わってしまった人物だった。

弾道検査をしている光景を見ると、まるでCSI担当の事件で
見る光景でありNCIS案件なのかという感じにも思えるけど、
事件の背景にはクリスマスで捜査官たちもみんな休んでいるみたい
なものが有ったようで、それはそれで仕方が無いのかな。
弾道検査で赤い糸を付けられるディークスの姿を見ると、
一話前のエピソードでケンジーが赤外線の中で捕まって
いた光景を思い出す。

証拠を追跡するほどに、スコットとマンキュリーソの怪しさ
を臭わせるところに繋がっていたけど、タルボットは
PTSDを偽装して長い間着々と計画していたというのが有る意味
凄い。
ケンジーを騙しただけでなく、海兵隊として戦地を経験した
サムも相当憤るものがあるだろうしね。

クリスマスということで、ケンジーがタルボットと共に
テレビで映画「34丁目の奇跡」を見ようとしていた。
ケンジーは普通の女性って感じだけど、アイスとビールを飲む
のが一番だとしてディークスに買い物をしに行っていた。

タルボットが被害者だと思い込んでいた一行だが、元妻の
ロシェルによると彼女も犯罪に手を染めている感じだったけど
タルボットがイラン人と情報の取引をしていることが判明。
あんなにあからさまに尾行されている状況で取引出来ると
思ったのだろうか?

ドラマとしてはケンジーがどの辺でタルボットのウソに気がついた
のかという点がちょっとしたアクセントとして面白く光るもの
が有ったし、ケンジーの過去を知ることが出来たこと。
そしてディークスがクリスマスにホームレス支援をしている
辺りがまた何とも言えないところがあった。ディークスって
潜入捜査をする手前、ホームレスなんかからも情報を得ている
であろう事は伺えるし、仲の良い人もいるんだろうね。


・18歳の時にタルボットと結婚したロシェル役のAzita Ghanizada

「ALPHAS/アルファズ」のレイチェル・ピルザド役

・Perfect Dime