NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

May 3, 2011
第22話 友情 Plan B
無頼派色男の鉄拳制裁

脚本／Dave Kalstein、Joseph C. Wilson 監督／James Whitmore Jr.
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被告人のネルソン・サンダースはペンドルトン基地から違法に
入手した武器を売却し、その武器が二件の殺人事件で使用され
たという事で、裁判では20年の懲役の判決が出る。サンダース
を有罪に導いたのは、同じ武器証人をしていたレイによる
証言が大きく、彼はディークスの幼なじみでもあり、ディークス
が潜入捜査官・マックス・ジェントリーという名で潜入して
いた際に情報の協力者として精通していたのである。
サウダースは捕まったがまだ彼がブラックマーケットで売りさ
ばいた武器の回収が行われていないとして、問題が解決して
いない事を告げる。そんな中、被疑者のサンダースはレイと
ディークスの横を過ぎる際に、「生き残るのは一人だ」と意味深
な言葉を履いていく。
レイとディークスは裁判所を出て行く中で、準備は良いか?と
問うと、レイが一人で車に乗り込もうとしているところに二人
組のバイカーが現れ、レイの事を射殺していく。テレビでは
その時の様子が放映されており、エリックやネルも交通管制
カメラの映像で監視していた。実はこの襲撃した二人のバイカー
はサムとカレンによるもので、情報提供者のレイの命を守るため
に意図的に彼の死を演出したのである。

カレンはサムに対してその運転の仕方とそのノリが「トランザム
7000」の主人公の様だったと告げ、今度は俺に運転させろと
要求するが、サムは後部座席には絶対に乗らないという。

LA国際空港にレイを連れて行くディークスとケンジー。
証人保護プログラムとして、彼はマイアミで過ごすことになって
いた。新しい名前はチャーリー・ミッチェルだと告げる。レイは
マイアミにはワニが沢山いるので喰われるかどうか心配だとする
が、ケンジーは人間を捕食するのはワニの中でもクロコダイル
だけなので沼に近づかなければ良いと語る。それを聞いてまるで
彼女はウィキペディアだと語る。レイはそんなケンジーの姿を
見て、ディクースに対して「彼女はソックリだな」と語る。
ケンジーは何のことなのかと問うと「近所の女の子の事で・・・」
と語り始めるレイの話を遮ると、彼にIDとマイアミ行きのチケット
を手渡し元気で暮らせと告げる。レイはウィキペディアに
コイツの事を頼むとし、ディークスの好みは黒髪の女性だと
耳打ちしていく。ディークスに対してはケンジーと関係が進展
したら必ず連絡を入れろと語る。

ヘティはオフィスの中でまだ事件は解決していないとして捜査官
たちに発破を掛ける。ブラックマーケットから一刻も早く軍から
流出した武器の回収にあたること。中には対戦車ロケットが含まれ
ている事を告げ。

そんな中エレックが突然口笛でみんなを作戦ルームに呼び出すと、
レイという人物は本当に信用出来る人物なのか?と問う。
レイの偽名IDで借りられたレンタカーが先ほど襲撃を受けて、
LAのダウンタウンで見つかったのだという。飛行機には乗らずに
チケットを払い戻しにしてまた街に戻っている事を告げる。
しかしレイが生きているということが何故バレているのか?と
NCISの捜査員たちは疑問に感じる。あれだけ派手にテレビの前で
死を偽装したのにばれているなんて不自然だと語る。
しかし現場に血痕はないことからレイは無事である事は明らか
だった。襲撃犯はM4カービンを使っており、この武器は基地から
盗まれた武器リストに入っているものだという。ディークスは
必ず彼は俺のことを頼ってくる筈だとし、行き着く先は見当が
付いているという。ディークスはまた潜入に戻る事を告げると
ケンジーはサポートするという。

ディークスが武器の闇取引を捜査していたときの偽名はマックス・
ジェントリーだった。ディークスはヘティに対してレイとは10歳の
時からの知り合いであり、俺は彼との友情を利用して密告人として
のリスクを背負わせてしまったのだという。誰かが彼を助けなけれ
ばならないと。11歳の時に俺と母は父親の暴力で殺されそうになり
38口径で父を撃ったが、その銃を与えてくれたのがレイだという。
ヘティはその時の借りは刑務所送りにしなかったことで十分に返して
いる筈だと語る。しかし殺害されれば俺の責任だと語る。
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ディークスが幼少期・父親からの暴力を受けていた際に、知り
合ったレイ。そんな彼は武器密輸に手を貸していたが、潜入
捜査をしていたディークスに情報を流す事で逮捕は免れて
いた。そんなレイは今回ペンドルトン基地から武器を盗んで
闇市場に流してたサンダースの事を密告して司法取引に応じた
ことで、裏切り者の烙印を押されたレイは命を狙われてしまう。
死を偽装してなんとかレイを証人保護プログラムを適用して
マイアミに逃がそうとするが・・・

ディークスが暴力をふるう父親を射殺したことはこれまでにも
語られていたけど、その時代に知り合ったレイという親友との
関係を描いたもの。

ディークスが潜入捜査時代に知り合った人間関係に対して
何処から何処までが本当の事だったのか。恋愛話も絡めて
興味深い描写になった。
ただ正直、ディークスがマックスという名で活動していた時に
相当ワルのイメージを作っていたみたいだけど、ディークスって
そうワル顔に見えないので、彼を見た瞬間に逃げるものたちが
いるというのはちょっと違和感が有った。ディークスが脅しのネタ
に使っていたのも少年みたいな弱々しい子だったしね。

サムとカレンがエルサルバドル人が行けエイするクランデスティーノ
という裏酒場のカジノに潜入するけど、名前を偽って潜入する
意味が無いほどに店内に入ってすぐに暴れ出したね。

二度にわたって死の偽装をするという辺りがなかなか面白か
った。一度は偽装するけど二度偽装するってなかなか無い
事なので、完全に騙されてしまった。

ディークスとニコールが取調室でキスする瞬間、ケンジーはどの
ような視線で眺めていたのだろうか。
見た限りでは本気でディークスもホレていた感じがするし、
ディークスが彼女を犯罪者として巻き込んでしまったのではない
かと思うところもあると、捕まってしまう彼女がちょっぴり
気の毒だった。レイは自分の元妻・ニコールとディークスが
関係を持っていたことをどのように思っていたのだろうか。
女性同士だと鉄の掟とばかりに親友の彼氏に手を出したら
相当ヤバいことになりそうだけどね。

ディークスが行っているウソの世界での恋愛関係は、カレンに
とってはクリステンとの関係と同じであり、当時自分のことを
正しく導く人物が居ればそんな結末にはならなかったとして
ヘティに愚痴っていたけど、潜入捜査の難しさを描いているのか
も知れないが、今のNCIS捜査官たちって潜入捜査しているという
シーンがインスタントに描かれすぎているので、ちょっと違和感
は有る。

そういえばケンジーが今回ウィキペディアと呼ばれていた。
現在Dlifeで見ている「グレイズ・アナトミー」がシーズン5
なのでレクシーがヤンからレクシペディアと呼ばれている所
とかぶる一面が有る。ケンジペディアでは言葉の響きが悪いので
ひねりのない呼び方だけど、レイはディークスの好みをよく
知っている様なのでディークスが彼女に惹かれていることが
分かっているみたいだったね。かつてディークスが惚れていた
人物がケンジーみたいな子だったのだろうか?
「コトが済んだら連絡しろ」との事だけど、ケンジーは地獄耳
だったね。それとも彼女にレイがけしかけたのだろうか。

結果的にレイは死を偽装してオレゴンにいくことに決まったようだ。
グランドセントルマーケットでベーカリーで勤めているジェンナ
をはらませているというとんでもない男だったけど、ジェンナ
の両親の事とか、色々と気になるところは有るな。

ネルとエリックは"ロックスター"の座を巡って争い。
ラボのキングは俺さまだ的「BONES」のホッジンズみたい。
カレンとサムがバイクの運転手の座を巡ってその地位を争って
いるのもまたクスリとさせられるところだったけど、
映画「トランザム7000」ってたとえが古いな。バート・レイノルズ
が演じたバンデッドの事を差していたみたいだけど。
変な叫びの例えならば、アメリカ人ならば、「スター・ウォーズ」の
ハリソン・フォードが演じたハン・ソロが引き合いに出されることが
多いけどね。