NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン3 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/ 25 Oct. 2012 第18話 身売 The Dragon and the Fairy 脚本／Joe Sachs 監督／Tony Wharmby -------------------------------------------------------- ベトナム人の男性が助けを求めて領事館にやってくる。 領事館の入り口をよじ登ろうとしていたところに突然黒い車 にのったものたちが男を銃撃していく。 サムとカレンはバスケットボールでトレーニングしていた。 ディークスがその姿を見に来る中、カレンとは逆にサムは 真剣勝負だとして、本気で突っかかってくる。そこにケンジー がやってくると、その勝負に加わりはじめて、いつの間にか 相棒同士が組むことになる。ディークスはケンジーにパスして 見事なシュートを決めると、ディークスはケンジーに対して "流石は俺の女だ"と語る。パートナーが女性という意味だと 言い直すが・・そんな勝負の最中に今度はエリックとネルが やってくる。ディークスはエリックに俺のチームに入れと 指示するとネルは自動的にサムらのチームのメンバーになる。 ネルが凄いところからシュートを決めるとディークスは彼女 こそ俺のチームだと主張する。そんな中ヘティがやってきて タイムアウトだと語る。 作戦ルームに集まる一同。 昨日の午後にベトナム領事館前で男性が撃たれたとする防犯カ メラ映像を見せる。撃たれた男性は聖アンナ病院に入院してい るとし、腕を打たれて脳しんとうを起こしているが容体は安定 しているとのこと。 彼に銃弾を浴びせた車についてはカメラ映像からでは分からず、 先週にも同じ場所で爆発物を投げ込んだ人物が写っているとの こと。領事館では数日後に東南アジア会議が行われ、11カ国の 外交官とアメリカ海軍長官が出席するという。サムによると フィリピンとインドネシアはアメリカとの関係を嫌うイスラム 教組織がある事を告げる。 ディークスたちには領事館にいくよう告げ、サムたちは病院 で男性から話を聞くという。 聖アンナ病院にいくと、ベトナム人看護師のクイが男性被害者 の対応に当たっていた。身元は分かっていない事を告げる中、 色々と男性に質問するが、何も答えなかった。 すると突然女性が現れ彼の名前はトゥアン・グエンだと語る。 自分はイェン・トランであり彼の雇い主だと語る。 彼が仕事に来なかった為に色々と探していた事を告げる。 トゥアンは私が経営するダウンタウンにある衣料品縫製工場に 勤務しているという。彼は小さな村の出身で家族に仕送りを しているマジメな青年だという。パスポートとビザには問題 がないとしサムたちに提出する。トゥアンによると知らない人 が追いかけてきたといっているとイェンが語り始める。 カレンたちは彼が撃たれたときに着ていた服を調べると、 そこには一枚のメモが有り、ジェームズ・クリアリーと書かれて いた。これは誰なのかと問うが知らないと語る。 -------------------------------------------------------- ベトナム大使館前で助けを求める青年が突然車からの発砲 で倒れる。幸いにして命は取り留めるが、すぐに彼の雇い主 であるイェン・トランがやってきて、身元引受人のような 形で彼を引き取っていく。彼はとてもマジメであり故郷に 仕送りする働く者の青年だという。 彼が襲われた背景にはベトナムの民主化運動に関して何ら 関係が有るのか。 何にも増して、「LOST」のチャン博士が出てきたことが 一番インパクトが有った。 ベトナムに於ける情勢は正直よく分からないのだけど、 アメリカにとってはベトナム戦争には多くの犠牲と傷という ものを背負っているので色んなドラマに於いて、その影響が及んで いることが描かれているよね。 被害者の男がしていた竜と妖精のタトゥーに関して、ベトナム 建国・創世のエピソードである、竜と妖精が結婚して100個の 卵を産み、母方と父方で別れてしまう流れを通して、ベトナム の歴史を語っていたけど、創世のエピソードってアジアの国には 何処にでも有るんだよね。韓国でも三国遺事などに見る檀君 のエピソードを通して神と熊の間に生まれた子が神話として 描かれ、最近では現実だとする動きだとして取り上げられる所 も有る。 ヘティが相変わらず近代史に於いて主要な人物と関わっていた とばかりに、ホーチミンでヘビ酒を飲んだことが語られたり して謎の女性色を表していたというのも印象的だったけど、 最近のヘティは、ヘティ自身にも知らないところでNCISの組織 というのが動いていることが描かれているので、思った程に 影響力が無くなってきた部分も有るのかなと思うところも有るね。 民主化に対する非難の為に起こしている行動なのか、それとも 反政府側の立場としてテロ行為を起こそうとしているのか 分からないものがあったけど、結果的には資本主義・物質主義 社会に対する妻の悪行に対する憤り感に端を発したものだった。 同じ国の人間から搾取する辺りの無情な構図がなんとも言えない ものがあるけど、日本に於ける外国人犯罪などを見ても、意外と 同じ国の人同士で起こしていることも多かったりするんだよね。 冒頭でのバスケのやりとりは面白かった。 ネルが飄々として得点を決めるところなど面白かった。 ディークスがケンジーに対して「俺の女」扱いしたり、「俺の チーム」だとして、誰もが自分中心に動いていることが示される 辺りも面白かったな。 久しぶりにモンティ犬も登場。胡散臭い流れだったけど。 そして最後にクリアリーが実はマイの父だったという辺りは 実に都合が良すぎるって感じがした。まぁ結果が良かったので 文句はないけどね。 ベトナム人の40%がグエンという名字だというのも初めて知った。 ベトナム人の英語表記はNから始まることが多いので、なんと 読むのか発音的に分からないことが多いのだけど、大抵はNは 発音しなくて良いようだ。 「Hart of Dixie」でもシーズン1にはラマー・ジャマーという バーにShelley Ngという役名の人がいるのでなんと読むのか 最初分からなかった事が有るな。 ドラマの中で文字変換ソフトの中にウィルスが入って居て民主化 を潰そうとしているという会社がある事を受けて捜査をする流れ が有るけど、、先日日本語変換ソフトを提供していた中国の百度 (Baidu IME)が利用者の情報を抜き取っていた事件も有るので 無料で提供される外国企業のソフトは恐いものがあるね。 G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任 ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官 サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身 ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長 エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター マーティ・ディークス (Eric Christian Olsen) 元LA市警・引き抜き ネル・ジョーンズ (Renee Felice Smith) NCIS情報分析官 レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部 ビン・トラン (Francois Chau) ベトナム人、夫、民主化反対 イェン・トラン (Sumalee Montano) 夫人、縫製工場 カデオ・ホアン (James Chen) オレンジ郡の弁護士 (Lee Chen) Nga ニキ (Brea Cola) トゥアン・グエン (Christopher Khai) 息子 ジェームズ・クリアリー (Dan Lauria) 元アメリカ海兵隊員 マイ・グエン (Lydia Look) トゥアンの母、トラン家のお手伝い (Sam Medina) Phuoc アン (Kenji Nakamura) クイ (VyVy Nguyen) 聖アンナ病院の看護師 ハン・ファン (Mary Pham) トゥエンらと同じ村出身 --- (Elizabeth Engdue Shin) Vietnamese Factory Worker --- (Andy T. Tran) Security Guard 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)