NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
Naval Criminal Investigative Service (シーズン2)

製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ
企画 - ドン・マクギル





Sep. 28, 2004
第1話 闇に潜む誘拐犯 See No Evil

脚本/Chris Crowe 監督/Thomas J. Wright

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盲目の少女サンディ・ワトソンは母のジルと出かけようとする。
すると突然玄関に来客が有り、ご主人のマイク
事故があったの
で今すぐ病院に同行して欲しい
と言われる。

その頃会計監査官のワトソン大佐は、秘書のシャーリーと話す。
もうすぐ娘のサンディはピアノの発表会が有り、大佐も見に行こう
としていた。
大佐はオフィスに戻ると当然自分の
パソコンから音声メッセージ
が送られてくる
。音声は加工されたものだが、騒がずに言うとおり
にしなければ妻子を殺すという。既に妻子を誘拐しているとして
パソコン上には妻子が捕まっている映像が流れていた。ブリーフ
ケースに入っているライブカメラをパソコンの前に設置する様
指示され、妻子を取り返したくば
特殊作戦の予算の200万ドル
を振り込むよう指示
される。一存で金を動かせる立場にはない
とするが、不審な行動をすれば妻子を殺すと言われ、ライブカメラ
で大佐の動きは監視されていた。

その頃、NCISの
オフィスではエアコンが壊れて蒸し風呂状態
トニーはシャツ一枚の姿になっていつになったら直るのかとして
激怒。マクギーケイトのデスクの下に入って通信ネットワーク
のアップデートをしていた。ケイトの股下から顔を覗かせる
マクギー。
主任のギブスがやってくると、トニーに対してここは連邦のオフ
ィスなのだから服装をちゃんとしろと注意する。
マクギーは
ノーフォークに戻る前になんとか修理を済ませようと
していた事を告げると、ギブスからは昇進させるとして人手が
居るならばトニーを使えと言われる。

そんな中ケイトに電話が鳴る。
ペンタゴン勤務の大佐の秘書・シャーリーからのものだった。
シャーリーから話を聞くとボスが人質になっている事を告げ、
コンピュータの前で大佐は犯人から動けないようにされている
という。たまたまコンピュータの音声を聞いたとするシャーリー。
大佐の妻子が誘拐されたみたいだとし、大佐には気がつかれない
ように行動してくれという。ファイルの中に大佐からのヘルプ
要請が入っていて、
18時までに犯人の要求額の200万ドルを用意し
ないと妻子が殺されるとの事
だった。NCISに内密に知らせろと
書かれていたという。

大佐は
マクレーンに在住ジェイソックの会計監査官をしていた。
統合特殊作戦指令部SMUの予算を決めている人物だという。
しかし大佐のコンピュータをハッキングするにせよ、ペンタゴン
はセキュリティも厳しくオフィスに行くには5カ所のセキュリティ
を突破しなければならない事を知る。2万5千人が働いている
場所であり、内部の犯行説が有力だった。
マクギーは話を聞いていると、大佐のコンピュータは
トロイの
木馬
によってハッキングされたものだろうという。
ギグスは大佐に直接逢って話してくるとの事だった。

大佐は会計上ばれないように一万ドルずつ予算を集めている事を
犯人に告げる。そんな中でギブスは予算の申請書を届けるという
役回りで大佐と接触。書類を渡す中で、そこにはウェブカメラ
を犯人に気がつかれないように置いていく。

一方マクギーとケイトは大佐の自宅を調べる。
鍵がかかっている為に二階の鍵の開いている窓から侵入を
試みる。マクギーが支え台になってケイトを二階に押し上げよう
とするが、先ほどスカートの中身を見てしまったためにマクギー
は目つぶっていた。ケイトは目を明けてちゃんと見ろと指示する。
室内を調べてみるが、特に押し入った様子はなかった。マクギー
は押し入り強盗ならば鍵をかけては行かないハズだと告げる。

ギブスはアビーに頼んで大佐の元に届く
音声ファイルの解析を
頼む
。アビーによれば音声は加工されているが、フィルタを
使えば元通りの声に戻せるという。トニーは音声を聞いて、
オズの国のロリポッチマンチカンを手配するとおちゃらける。
無事音声を復元すると、今度は
大佐のパソコンにハッキングする
ようアビーに告げる
。相手はペンタゴンのパソコンであり、
セキュリティが厳しいので絶対に無理だとし、ペンタゴン側に
話してアクセスさせてもらうべきではないか?とするが、そんな
事をすれば犯人に気がつかれるとして、無理ならばマクギーに
頼むという。アビーは何とか試みると言うが・・・

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久しぶりに見たNCIS。
テレ東の深夜枠で放送していたときに地味に見ていたのだけど、
海軍だけに限定したドラマで話が構成出来るのかなと正直
思っていたけど、意外にも事件が多いのね。
日本に駐在しているアメリカ兵の犯罪を取り締まる組織の
活躍とか日本でも作れば良いのかも。外交問題に発展するか。

上述の通り久しぶりに見たNCIS。
ギブスが相変わらず独断っぷりが見て取れるし、トニーが
いじられ役で、ケイトはいじり役。
しかし今回はマクギーが随分といじられた。
冒頭からケイトの股下からにょっきり出てきた時には何だと
思ったけど、股下ネタが一日に二度も訪れるのだから笑える。
トニーは相変わらず"中身"を気にしていたみたいだけど。
マクギーはギブスの一存で結果的に部下に昇格させてもらえた
みたい。男手が少ないので助かるのかな。

アビーはちょっとメイクが抑え気味で可愛くなった感じ。
かなり奇抜さが前面に出ていたけど、少しずつ普通に戻して
いくのかな。ギブスにジュースを餌にして調査するよう
言われたり、またコンピューターが熱さでダウンした際には、
遺体解剖のラボでパソコンを操作することになるなど散々
だったけど、アビーは慣れっこって感じだったね。

さて今回はペンタゴンの職員の家族が誘拐され、脅迫を受ける
というもの。どう考えても被害者のマイクに恨みがある
海兵隊員だろう事は明らかだったけど、最後にドンデン返し
で自分が犯人だったとする辺りは、そんなの知らんがな、
もとい分かるはずねーって感じで、あの犯人との緊迫したやり
とりは何だったのって感じに繋がる。

マイクの娘は全盲でその分耳から聞こえる情報量は凄くて
周波数を聞き分けてしまうという少女。
その少女の耳を頼りにして母親が監禁されている場所を特定
するのだから凄いとしか言いようがない。
FBIが犯人に拉致された場合には、目隠しされても色々と
冷静になって幾つの踏み切りを渡ったとか、どんな音が聞こえた
とか覚えているものだけど、こんな子供にそれをやらせるばかり
か母親が脅されている場面を耳で直接聞かせるのだから、
かなりリスキーなエピソードかも。

ハッキングの流れも有って興味深い内容だった。
ここのところネットワークを介したハッキングネタが至るところ
で見られるな。このドラマが放映されたのが2004年だという事を
勘案すれば、かなり先端的な事を言っていたのだろうか。

リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー"
ケイトリン・トッド (Sasha Alexander) "ケイト"
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視

マイク・ワトソン (David Keith) 大佐・会計監査官
カイル・グレイソン (William Mapother) 海軍元兵曹、公費横領
ジュリー・ワトソン (Ely Pouget) "ジル"、妻
シャーリー・ウィルクス (Audrey Wasilewski) 大佐の秘書
サンディ・ワトソン (Abigail Breslin) 盲目の少女、ピアノの天才
--- (Nick Warnock) Marine Staff Sgt.

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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