NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン2) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル

Nov. 16, 2004
第6話 除隊直前の恐怖 Terminal Leave

脚本／Roger Director
監督／Jeff Woolnough
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サラとミッキー・シールズは水曜日にタコマパークのスーパー
で買い物をした後の駐車場で偶然逢い会話する。会話に熱中
している余り、ミッキーはカートの存在を忘れて手を離して
しまい、それが自分の車にぶつかると突然車は爆発炎上する。

現場にはNCISのギブスらと共にFBI捜査官のレイエスも来ていた。
レイエスは強引に現場に踏み込んでくるギブスを見て、これが
フォーネルから聞いているNCISのギブスだと感じる。
ミッキーは海軍少佐であるが為に、NCISが捜査に乗り出した
ものだったが、寧ろテロ事件としての優先度が有るとしてレイ
エスは捜査するのはあくまでFBIであり、NCISには家族の警護
をして欲しいという。
ミッキーは海軍のパイロットだが、兵役でアフガニスタンに
赴いた際に彼女は民間人も爆破に巻き込んでしまい10人以上
が死傷していた。故意ではないことは明らかで、法廷に於いても
不起訴処分がされていた。しかし国内には少佐とその家族を
殺害するというイスラム主義者がいるのだという。
ギブスはこの場は身を引くが捜査情報は共有する様、レイエス
に告げる。

ギブスはケイトに少佐から家族の所在を聞き出せと告げ、
トニーには少佐の自宅の安全確保をするよう要求。マクギーに
対しては情報を司令室に集めろと告げる。トニーはマクギーに
これは赤外線スコープの出番だとし、有料チャンネルよりエロ
いものが見られるのだとにやける。ケイトはそんなトニーを
見て貴方には絶対に住所は教えないと語る。

ケイトはミッキーに接触する。
ミッキーは戦争とは縁を切ったのに・・・と告げ、罪のない人
を10人死傷させた事を悔やんでいた。彼女は現在除隊休暇中で
あと4日で彼女は軍人ではなく一般人になることになっていた。
民間人になったらNCISでは守れなくなるとし、レイエスに対して
早急に犯人を捕まえる様要求する。レイエスはNCISが守れない
のであればその後はFBIが警護すると語る。
現場のミッキーの元には夫のデビッドがやってくる。
今回ばかりはおしゃべりサラのお陰で助かったなとジョーク
を飛ばすが、車の中に居た犬のリビーが死んでしまった事を語る。

ギブスはレイエスに対して駐車場の防犯カメラの映像をNCISに
も回すよう要求する。
そのVTRをアビーに解析させる。何度も繰り返し録画の上書きの
されている防犯フィルムが使用されていて、劣化が酷かった。
しかしアビーは新しい顔認識ソフト・スターウィットネスを
使って画像解析を試す。一緒に見ていたギブスは、ミッキーの
車の隣のボディのドアパネルに容疑者らしき姿が映っている
という。しかし背中しか見えなかった。

一方検視のジミーは送られて来た血液を調べるが、被害者以外の
血である事をダッキーに語る。けが人は一人だと言ったのに
どういう事なのかとするが、原因は一緒に車に乗っていた犬の
血であることは明らかだった。FBIは犬の検視はNICSに任せて
来たのである。フレンチプードルがフライになっているとし
今頃FBIは馬鹿にして笑っているのだろうとするが、ダッキーは
かのアレキサンダー大王も飼っていたマスチフ、名前はペリタス
が死んで葬儀を行ったときには誰も笑わなかったのだと語る。
その後記念碑まで建造して毎年追悼式を行ったとのことだった。
犬を解剖していくと、体内から爆破物が発見される。

NCISはシールズ家を警護する。
室内には4つの防犯カメラを設置し、娘のジェンの警護をケイト
が担当し、息子のウィリーをトニーが警護する。しかしどちら
も腕白盛りで、なかなか密着して警護するケイトやトニーに
心を開こうとはしなかった。

そんな中アビーはX線クロマトグラフィーに爆破物をかけたら
C4爆弾の痕跡と起爆には水銀が使用されている事を語る。
先月のモロッコの大使館の海軍武官が殺された時に使用された
もので、容疑者はアルカイダの下部組織の暗殺チームである事
を示唆していた。
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FBIとNCISの捜査が被り、FBIの捜査が優先される中で、NCISが
出し抜いていく事で優秀さを示すというもの。

今回の案件テロとして処理するのか、それとも狙われている被害者が
海軍兵士故にNCISが担当するのか、その判断は難しいけど、
常識的に考えればFBI案件かな。

長男の悪ガキ・ウィリー役を演じていたのが、「ウェイバリー
通りのウィザードたち」で長男・ジャスティンを演じていたDavid
Henrieだった。「レイブン」に出演していた頃よりも若いので
最初分からなかったけど、随分小さい頃から演じていたのね。

そんなウィリーと仲良くしようとしてトニーが奮闘するも、
ゲームが上手いマクギーの方に懐いてしまうという始末。
トニーとしては最後にNCISのキャップを与えたり、終いには
特注のサングラスをプレゼントするハメになったけど、ドラマの
途中では、サッカーのゴール役にさせられたり今回のトニーは散々な
ものが有った。ただセクハラは相変わらずで、ケイトがシャワー
を浴びている傍でハミガキしながら存在しているところは
トニーらしい所だったのかも。

防犯カメラの映像で、直接的には見えないものの間接的にガラス
に写ったものを抽出して捜査に活かしていくというのは、
ドラマでは良く描かれる。
FBIがC4爆弾の情報を得るよりも先にNCISが情報を掴んでいく辺り
はしたり顔って感じで、NCISの優秀さを現したのだろうけどね。

FBIは爆弾魔本人だけでなく背景に存在している組織の壊滅も
狙うつもりだったが、ギブスによって、シールズ家がそれを
捕まえる為のエサにされようとしている現実を口外すると脅して
主導権を握っていく。

少々容疑者から口を割らせていく流れは、容疑者が元兵士である
事を考えるとあれくらい(人間の解剖を目の前で見せる)で口を
割るか?みたいなものが有ったけどね。
そして二段オチの形で、二度目の爆発はアルカイダによる仕業
ではなく、近所のママ友&夫だったという辺りは、サプライズ感
も有って面白かったかな。ただ先週の「相棒11」の15話「同窓会」
でも犯人の動機には全く同様のものが含まれて居たりする。
このドラマの場合には夫が関わっていたのでまぁ爆弾は作れ
そうな感じがしないでもないけど、相棒の場合、女性が簡易爆弾
を作っていたのでかなり違和感があるんだよね。

ケイトがやたらと数字を口走っていたけど、一体何の事だった
のだろうか?ケイトは22-14-22だと納得していたけど、自分の
学生時代のロッカーの鍵のナンバーの事を思い出していたり
したのか?


■使用された曲

・Dominic Kellyの"Shadow Lab"

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・フェルナンド・ペトローヤ アイスクリーム店・5店舗経営
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