NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン2) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル

Dec. 7, 2004
第9話 偽りの情事 Forced Entry

脚本／Jesse Stern、John C. Kelley
監督／Dennis Smith
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ホラー映画を見るローラ・ローワンズ。
そんな彼女の家に男性が侵入し、突然凶器を手にしてベッドで
襲おうとする。ローラは枕元に隠してあった銃を使って男に
二発の銃弾を浴びせる。

クワンティコ基地内で発砲事件が有った事を聞いて、ギブスた
ちは現場に駆けつける。今日は土曜日であり、あと一時間で
非番だったのに・・とトニーは不満顔。ケイトは何処か行く予定
でもあったのか?と問うと、スープキッチンでボランティアを
しようとしていたのだという。トニーがホームレスに食事を
配るなんて信じられないとするが、俺にだって良い所はあるの
だという。トニーはギブスから一時的に手渡されたコーヒーを
マクギーにプレゼントだとして渡す。マクギーはケイトに最近
ようやく仲間に迎い入れて貰えた感じがする事を告げ、今日も
トニーからスープキッチンに誘われたのだという。そこには
何が有るのか?と問うと、ヌードモデルたちがチャリティイベント
をするのだと聞いてケイトは納得する。

海兵隊のヘガティーが基地内を案内してくれて、現場へと導いて
くれる。ヘガティーによると単純に侵入者が来てレイプ未遂
の事件ではないのか?と問う。容疑者の男性は現在基地の病院で
治療中で意識が無いとのこと。犯人の身元はわからないと。

ローラの所持していた銃は夫・デビッド・ローワンズ少佐の
登録の銃だと判明。デビッドはイラクに5ヶ月前から行っている
との事。
現場を調べるケイトは押し入った形跡は無いと報告すると、
ヘガティーはここは基地内の住居スペースなので鍵を掛けない
人も多いのだという。ギブスは犯人の持ち物と指紋を採取する
様ケイトらに指示する。
ギブスはトニーに預けたコーヒーをマクギーが飲んでいる事に
気がつく。ルール23だと言われると、トニーは大食いの女を
女房にするなという意味なのか?と疑問に感じるが、ヘガティー
は海兵隊員のコーヒーには手を出すべからずだと語る。

そんなギブスはローラのパソコンのメールの音が聞こえるのを
目にする。何者かがローラにchatの申し込みをしてきたものだが
通じないと分かるとメールを送ると書いている事が判明する。

ローラ本人から話を聞く事に。
結婚4年だが実際には2年だという彼女。駐留ばかりで落ち着かない
ばかりか子供が居ないので基地の母の輪にも入れない状況だと
いう。普段タバコを吸うときのために一回にいるときには裏口
のドアの鍵は開けているという。母がメリーランドに居るので
暫くそこに滞在すると言うと、ギブスはいつでも困った事が
有れば連絡をくれと語る。

基地内の病院にいくケイトとトニー。
病院の入り口ではキム大尉が対応に出る。トニーはナンパしよう
とするが、もうすぐ結婚するのだと言われ断られる。
ケイトは容疑者の容体を尋ねると今のところ安定はしているが
ICUに入っているので面会は出来ないという。彼の持ち物を
引き取りたいとして受け取る。ケイトは容疑者の指紋と顔写真
を取らせてもらうことに。

クワンティコ基地に入るには全ての道が検問されていて中には
軍人ばかりなのに犯人はどうやって中に入ってきたのか。
ギブスはヘガティーにローラの家から半径8km圏内で車の登録者
を調べて欲しいと語る。

ケイトは写真を撮っていると、突然容疑者の男性は少し意識
を取り戻す。自分はふざけていただけで、ローラの方から呼び出
されたのだという。
ケイトはトニーたちにそれを報告する。
レイプ犯は嘘を付くモノだが、状況はローラから聞かされた
供述だけなので実際にはどうなっているのかまだ断定することは
出来なかった。
そんな中容疑者だとしていた男性の身元が判明する。
男性はジェレミー・ディヴィソン。クワンティコ基地の裏門近く
に駐まっている車両から割り出したモノで、車の中にIDなどが
入っていたという。自宅の捜索令状を取ることに。

ディビソンの経歴を調べるアビー。
犯歴無しで軍人ではなく民間人だった。軍との繋がりもまるで
無く、真っ白な人だという。基地との通話記録も見つかっていない
とのこと。ディゾヒンの自宅はアレクサンドリアにあるとの事。
ケイトとギブスで自宅を調べると、彼のパソコンにはローラの
ベッドでの挑発ポーズの画像が壁紙として使われている事が分かる。
そしてローラからディビソン宛にメールが送られており、サイ
バーセックスをしていたような形跡が有った。
そんな中家には、ジェレミーの姉だと名乗るミシェルが入ってくる
のだった。
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女性ローラが自宅で男性に襲われそうになり銃を使って正当防衛
を行う。銃弾に倒れた容疑者の男・ジェレミーは一命を取り留め
たが話を聞くと、ローラの方から誘って来たのだとし、自宅の
パソコンからもローラから送られてきたとする証拠が次々と
見つかっていく。果たして真相は何なのか。

事件の流れ云々はともかく、クワンティコの基地に一般人が
偽装していたとはいえそう簡単に入れてしまう所が違和感が
有ったかも。そして何故このカップルがこの女性を狙ったのか
についても全く動機は不明だし、手の込んでいる割に自分は
撃たれるし、リスクは高すぎるし、犯人としては何をしたいのか
まるで意味不明なものが有った。

NCISはサイバー犯罪のケースが結構多い気がするけど、記憶
の中でNCIS:LAとごっちゃになっているのかな。

アビーとマクギーが協力して出会い系サイトのサーバーにアクセス
して容疑者を特定していく所など良い感じにも思えたし、
アビーが出会い系サイト用のプロフィールを使って調べるところ
は興味深かった。
因みにハンドル名はアビーはアビー1600、ローラはホームアローン
325、ジェレミーはナイスガイ653、そしてトニーは巨乳ガール24
という人物とこのサイトでchatしている事が判明。ゴツイ
イレズミ男が該当者だとわかっていたけど、潜入した際に、
サクラの女性たちが凄いおばさんたちだったのが印象的だった
かも。

ケイトが12年カトリック系の学校に通ったということで、サイバー
セックスに対して嫌な顔をしていたし、ギブスはこの手の犯罪に
はちょっと疎いところがあるのかなと思わせる所も有る。
アビーから多分ハードディスクが何かも知らないと思うと突っ込
まれていたけどね。

展開は七転八倒して楽しかった。
ローラが犯人で浮気を脅されて殺そうとしたのか、ジェレミーの
自作自演なのか、それとも第三者のハッカーが文字通り
愉快犯的に行っているのか。

殺害方法・喉の切り裂き方が海軍特有のものだったみたいだけ
ど、蜘蛛女ことミシェルって海軍の関係者だったのか?

マクギーいじりも楽しかった。
ギブスのコーヒーを勝手に飲ますトニーのイタズラは留まる
所を知らない。盗撮カメラが通気口に有ると分かった際に、
スカートの中を覗くトニーは相変わらずセクハラが過ぎるところ
が有ったけど、逆にケイトもトニーに対して貴方に流れている血
はコレステロールかクラミジアが流れてる的な発言で仕返ししていた。
またマクギーとトニーが喧嘩しているのを目にしたケイトは自分
の兄弟の事を口にしていたけど、結構ケイトの情報が盛りだくさ
んだったのかも。

アビーネタでは、いつも飲んでいる超巨大ジュースをギブス
に取り上げられて、捜査を急ぐよう要求されたシーンが笑えた。


■使用された曲

・Dominic Kellyの"Industrial Wreckage"
・Dominic Kellyの"Oh My Goth"

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