NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
Naval Criminal Investigative Service (シーズン2)

製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ
企画 - ドン・マクギル





Jan. 18, 2005
第12話 生き写しの捜査班 Doppelganger

脚本/Jack Bernstein
監督/Terrence O'Hara
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長距離電話が安いスリフティフォンサービスの社員・ローランド
ケスタ
は上司が厳しく監視する中、電話でセールストークを
行う。電話の相手はディオン・ランバート兵曹。しかしそんな
会話中に突然ランバートは襲われている様な音が聞こえる。

ケイトはトニーのストーカー行為が度を超えている為に最後の
警告を突きつける。私の電話に勝手に出たり、私のパソコンに
触れたりメールを読んだりバッグを漁ったりPDAに触れたり携帯
に触れるのは一切禁止だという。そんな事は一切していない
というトニー。それじゃなぜ私の利用する朝食店の事を知って
いるのか?と問い詰めるとマクギーが口を割り、ゴミ箱を漁って
いたのだという。ロゴ入りのコーヒーカップを見て特定したの
だろうと聞いて、ケイトは呆れる。
そんな中、ギブスから事件が起きたので現場に行くと告げられる。

現場ではチェイニー警部補が捜査の指揮を執っていた。
話によると状態はまだ分からないが、
キッチンのドアが壊され
床には血だらけの状態
だったという。しかし
遺体はまだ見つかって
いない
とのこと。電話のセールスをしていた男性からの通報で
何かと争い襲われているようだったという。
そんな中、チェイニーの下で働くミラー、レイチェル、モンテレ
オーネ
は、まるでギブスとその部下、ケイト、トニー、マクギー
とそっくりで有る事に気がつく。
チェイニーからはギブスに捜査の指揮権を譲ると言われる。

トニーはレイチェルに声を掛け、ケイトはモンテレオーネに声
を掛けられるが・・・

そんな中ギブスはトニーに現場から証拠を集めて、ケイトには
スケッチ帳と写真を撮るよう指示、マクギーにはランバートの
パソコンと留守電を調べる様指示する。
ケイトはスケッチ帳が無いと語ると、トニーは僕の車のシート
の下にあるよと語る。

スリフティフォンサービスがランバートとやりとりした際の
録音データを聞く。一日300から400人の顧客と対応していると
いうケスタ。名簿業社のリストに載っている人に片っ端から
連絡を取っているのだという。クーポンやスーパーの会員サービス
では必ず名簿業社に売られるものだという。

ギブスは
録音データの音響分析をアビーに任せろとマクギーに
指示し、手が足りなければマクギーが手伝えと語る。
一方ランバートの書類を見ると、同居人にジョージ・マンスール
という男性がある事が分かる。しかし現在は出て行っている
様で住んでいる痕跡はなかった。ギブスはトニーはマンスール
を探す様指示し、アビーには現場の血痕を調べろという。
現場の血はOプラスで指紋はランバートと身元不明の指紋が有る
という。ギブスがあまりにコキ使う為にアビーは私はスーパー
ガールズ(ワンダーウーマン、アイシス、パワーパフガールズ)
ではないという。ケイトは私ならばジーナが好きだと。

マクギーはパソコンを調べるとHDDのデータが削除されており
しかも国防総省認定の消去プログラムを使っているのて復元は
無理だと言う。7度も上書きするためにデータの解析は無理
だった。情報システムの技術者なので、犯人が削除したのでは
なく本人がしたものかもしれないと語る。
留守電は2回吹き込まれていて、レンタル屋から
「俺は飛ばし屋」
の返却の催促の電話が有り、もう一本はスリフティフォンサービス
デニス・ブロウから電話が有ったようだと語る。

そんな中マクギー、ケイト、アビーは三人とも意外な事実を同時
を発見する。アビーによると血痕は
滴下血痕で、自分で故意に
落とした可能性
が高いという。マクギーは音響解析の結果、
争いはパソコンから流れたもので一種の効果音だという。
ケイトはデニスに電話したら風邪で休んでおり、上司がケスタ
にランバートに電話するよう指示していた事が分かる。
全て
ランバートによる自作自演である可能性が高まっていく。
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電話セールスと会話中に海軍の兵曹・ランバートが突然襲われ
失踪する。殺人事件ではないかと疑う中で、実際には自作自演
だったと判明する。除隊まで5ヶ月なのにそんな工作してまで
抜け出したい意図は果たしてなんなのか。

チーム・ギブスと同じ様な立場にある所轄の刑事たちの姿との
対象的な関係が印象に残るエピソードだった。
事件そのものよりもそんな一面を色濃く描いたものなのかと
いう感じで、出来れば人の振り見て我が振り直すなりの
姿勢を見せれば良いのだけど、まぁ無理かな。

相変わらずトニーのケイトへのストーキング行為が度を超えて
気持ち悪い物が有ったし、レイチェルが語る様に、自分の事を
格好良いと思っているのはアナタ本人だけという辺りが
ガツンと響くところだったかも。ただあんまりトニー自身は
今回の目立たない役所だったな。

アビーが海軍の技術者に興味を持たれて、それを阻止しようと
するマクギーが可愛い感じがした。アビーはギブスに色々と
作業をさせられてアップアップって感じだったけど、吹き替え
ならではの、"エイヤコーラ"とかけ声を出しているシーンが
何気に笑えた。アビーの事に協力したマクギーがアビーに
キスされるところなど、マクギーにとっては嬉しいエピソード
だったのかもしれない。ただアンドロゲンという女性用の
性欲増進剤の件でのアビーとのやりとりで、ネアンデルボーイと
呼ばれてしまう一面も有った。

犯人は根拠はなくとも速攻でわかった。
女性の上司、やたらとギブスに慣れ慣れしかったし、ギブス
も意外と簡単に誘いに乗っている姿が有るところをみると、
離婚歴の多いギブスらしさが見られたのかも。クローザー
のプロペンザと言い、刑事は離婚の数も勲章とでも思っている
のか?

事件はまたしても海軍の技術部の人だった為に、マクギーや
アビーが主に活躍する話だった。
マクギーがギブスと技術官・ウィルソン兵曹の間に立って
通訳をするところが笑える。
容疑者のランバート兵曹は、海軍の中でも医療システムの管理
運営を担当している技術官ということで、薬をチョロまかして
したようだ。
ポーコセット、バイコディン、オキシコンチンなどの鎮痛剤
が抜き取られていたけど、現在視聴しているDr.HOUSEでは
主人公はバイコディンに毒されているし、リベンジ
シャーロットはオキシコドンなどにハマっていたりするので、
アメリカではメジャーな鎮痛剤なんだね。
アビーはピスタチオより依存性が有ると語っていたけど、アビー
はあのLLサイズのドリンクに相当依存しているぞ。

犯人逮捕の決め手となったのは、タバコの吸い殻に付着する
DNAだった。
1991年のシチリア島、パレルモで起きたマフィアのドンの件を
引き合いに出し、その際初めてFBIがDNA検査で容疑者を割り出
したことを口にしていたね。犯人だと分かった後にもキスする
ギブス。

■使用された曲

・Dominic Kellyの"Girl Sinister"


■検索用キーワード


リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー"
ケイトリン・トッド (Sasha Alexander) "ケイト"
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視

チェイニー (John Doman) 警部補、"ギブス"
プリモ・モンテレオーネル (Chad Willett) 刑事、"トニー"
レイチェル・ラップ (Rebecca McFarland) 刑事、"ケイト"
カレン・ウィルカーソン (Kimberly Oja) ランバートの上司
アーロン・アラン・ライト (Rob Benedict) 売人
トッド・ミラー (Will Burke) 刑事 "マクギー"
アーサー・グルデン (Willie C. Carpenter) アローンの弁護士
ナイルズ・ウィルソン (Grant Garrison) 兵曹、ランバートの同僚
ローランド・ケスタ (Jeremy Guskin) スリフティフォンサービス
ジョージ・マンスール (Craig Welzbacher) 同居人、ITオタク
--- (Michael Archer) Sales Person
--- (Ange Billman) Sales Person
ディオン・ランバート (Bryan Irzyk) 兵曹、行方不明

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