NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
Naval Criminal Investigative Service (シーズン2)

製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ
企画 - ドン・マクギル





Feb. 8, 2005
第13話 過去からの復讐者 The Meat Puzzle

脚本/Frank Military
監督/Thomas J. Wright
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ダッキーは三体のバラバラ遺体を検視官室で見ていた。
ダッキーはジミーに対して、人体解剖学を真剣に学んでいない
のか?と問う。ダッキーはバラバラ遺体の親指に関して、足の
親指が手の親指のところに置かれていることに対してありえな
いことだという。しかしジミーは切断した跡を見ると、恐らく
右手の親指を失い、右足の親指から移植されたものだと告げる。
それを聞くとダッキーは過去の映像が脳裏をよぎる。
この遺体が誰なのか分かったと語る。

トニーはケイトの前に来ると、
フィロメナのアイスを食べる。
ジョージタウンにあるアイスクリーム店で、初デートには
いつもあの店を利用するというと、ケイトは自分もそこを
利用するという。トニーは自分のデートコースは、ディナーの
後、
ウィスコンシン通りを歩いて洒落た画廊"インプレッション
ズ"
に入ると、相手はイチコロだと語る。ケイトは昨晩自分が
行ったデートコースだと知り、尾行していたのねと告げるが、
母の命に代えても尾行していないのだという。ケイトは激怒
する中で、尾行はしていないがスティーブ・アドラーのことは
よく知っているのだとし、大学時代の親友で、学生クラブの仲間
だったという。ケイトがデートしていたのはそのスティーブで
有り彼から話を聞いた事を知る。

ダッキーはギブスを呼ぶ。
ベセスダの海軍病院裏の遺棄されていたバラバラ死体の件で、
その一体はマイケル・グラントのものだという。彼は
ボルチモア
の地方検事
で、
10年前に彼の担当事件で何度か証言の為に法廷
を訪れた
という。それ以外の二体の遺体は未だに手がかりは
無いが、私が管轄する病院の裏に遺棄されていたのは偶然では
ないと告げる。

ギブスはすぐにグラントの事件でダッキーが担当した事件を
調べて資料を揃えるようケイトに告げる。それを聞いた
トニーはスティーブとのディナーをキャンセルして置こうか?と
語る。

遺体は歯形からもグラントのものだと判明。
グラントは8ヶ月前に
アパラチアでハイキング中に失踪したの
だという。他二名と一緒にドラム缶でアルコール漬けにされて
来たのだという。

そんな中、グラントとダッキーが関係している裁判の中で、
一人失踪者が居る事が分かる。ローランド・デイヴィス判事
7ヶ月前に失踪したものだった。
ヴィンセント・ハンランという医学部のオチこぼれで検死官志望
の男性は海軍病院の病理学ラボに勤めていたが、有る時海軍大尉
をレイプして殺害した容疑で逮捕されたという。被害者は
シルヴィア・ワクサル大尉。レイプの最中にヴィンセントのモノ
が使い物にならなくなり、彼女を殴り殺したというものだった。
第二級で
メリーランド州立刑務所に8年服役したハズだという。
すぐに彼の現住所を調べてもらうが、記録上では
マウントエクレム
墓地
に一年以上前に埋葬されているのだという。
二体目はディヴィス判事の遺体で間違いなく、三体目は陪審長
だったカール・フォスである事が分かる。
私に見せつける為にしたことだろうとし、私の証言がハンラン
を有罪に導いたのだという。当時大尉の遺体から容疑者の指紋が
検出されたのだという。

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海軍病院のゴミ捨て場にドラム缶に入ったバラバラ遺体が
発見される。調べてみると三人分の遺体であり、皮膚や
指紋が削られている事から、身元の判明が難しいものが
有ったが、指の手術痕から遺体の人物を特定し、その人物が
地方検事であり、ダッキーが過去の事件で彼の裁判に関わって
居る事が分かると次々と遺体の身元が判明していく。
有罪に導いたダッキーに対する逆恨みの犯行だと分かるが・・

トニーのケイトに対するストーキング行為がまた凄かった
けど、今回は直接的なものではなく、友達を介したものが
有った。偶然とは言え恐ろしいものが有り、ケイトが思わず
ギブスに助けを求める辺りが意外といえば意外だったかも。

検死官を目指していた人物の犯行だと聞いて、正直容疑者は
ジミーかと思った。突然声を荒げていたり、なんとなく
影の一面があるのではないかと思う所もあるので、白い目で
見ていた自分が居る。

ダッキーの96歳の母が今回はキャラクターとしては輝いている
所が有ったのかな。
ダニーがイタリア系だと知って女ったらしだとしたり、何度も
繰り返すウチに、ダニーとの間に信頼関係が生まれていたり、
初めてケイトが現れたときのビクトリアの行動がまた敵意
むき出しで、ズロースを見せなさいと迫る所が笑えた。
女性はどんな下着を履いているかでその意図が分かるとした
流れがそれなりに説得力が有ったのかも知れない。

遺体は今回バラバラだったけど、DNAで十分判明するもの
ではないのか?という気がする。失踪者リストだってあるの
だろうしね。まぁそれを言ったらドラマとしては成立しなく
なるけど。

死体の偽装をしてまで復讐する辺りの執念が凄かったけど、
母親が逝っちゃっているところがまたインパクトがあった。
ショートの赤毛の母を見ると、どうしても「13日の金曜日」
とか思い出すなぁ。


■使用された曲

・Dominic Kellyの"Flight of Night"


■検索用キーワード


リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー"
ケイトリン・トッド (Sasha Alexander) "ケイト"
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視

ジョナサン・ハンラン (Pat Healy) 長男、剥製
メアリー・ハンラン (Lee Garlington) 妻
フレッド・ハンラン (Holmes Osborne) ハンラン葬儀社・夫
ビンセント・ハンラン (Morgan Weisser) 次男、殺人鬼
ジェフリー・ウィルソン (Jesse D. Goins) ユニバーサルスクラップ経営者
Mrs.ビクトリア・マラード (Nina Foch) 96歳、ダッキーの母
--- (Dave Shalansky) Delivery Man

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