NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン2) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル

Mar. 1, 2005
第16話 ポップスター Pop Life

脚本／Frank Military
監督／Thomas J. Wright
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ウィリーは仕事後駐車場で知り合った女性と一夜を共にするが
いつの間にか寝てしまい気がついた時に別の女が寝ていること
が分かる。しかも女性は血を流して亡くなっていた。その事実
を知ると共に警察官がウィリーの元を尋ねる。

ケイトとトニーは相変わらず言い争っていた。
トニーはシェアの精神だとするが、ケイトは私のランチを食べ
たのだという。モルグで言い争っている二人に対してダッキー
は不謹慎だとして激怒する。ケイトはトニーの事を人事部に
直訴するとし、ダッキーに対してもトニーの事をなんとかして
欲しいという。夫婦カウンセリングのようなものかとし、
ダッキーはエディンバラ大学でオドネル教授から心理学を
学んだので話を聞くという。ケイトは居なくなった間にトニー
は私のツナサンドの半分を食べたのだとするか、トニーは
たかがツナサンドでありケイトの方がガキみたい事を言ってい
ると反論する。ダッキーは二人のことを兄弟の争い的要素があり
セクシャルな緊張感が関係しているという。父親的人物を
喜ばせたいとする強い欲求が働いているのだろうと。
そんな中、"父親のような"ギブスが現れると、ノーフォークで
女性兵曹が殺害されたとして出動すると告げに来る。

現場には刑事のモーセリから説明が有る。
IDによると被害者は海軍2等兵曹のアマンダ・キング(26歳)で
海軍入隊して4年目だという。一緒に居たのはウィリー・テイラー
でシュガーストリートのバーテンをしている男性だという。
被害者は腹部にナイフで刺された跡が有り、現場に凶器のナイフ
も落ちていた。鼻孔に何らかの物質が付着しているとのこと。
死亡推定時刻はAM3時30分から5時ごろまでだろうと言うと、
5時半頃に何者かから匿名の電話が鳴り部屋で悲鳴が聞こえる
として警察が駆け付けたことを語る。死斑が動いている事が
判明。ゴミ箱には使用済みのコンドームが落ちていた。
上官から話を聞くとアマンダはとてもマジメで努力家で、
大佐付き事務官をしていたのだという。しかし簡易検査でドラ
ッグの形跡が見つかったとの事だった。

ウィリーの事を取り調べする。
ウィリーは昨夜寝たのはこの女性ではなかったと語る。
ナイフも自分のモノでは無く、自分の所持しているのはアーミー
ナイフだという。モーセリは血中アルコール濃度が0.12%検出
されている事を告げる。ウィリーによると女性とは店が終わった
後に駐車場に居るとホットな女性が車の鍵を無くして困って
いたのだという。その女性と一夜限りの関係を結んだとのこと。
名前は確かアマンダと語っていたが、写真の女性では無かった
と語る。ウィリーに対してメタンフェタミンが検出されている
事を話すと、ドラッグなんて絶対にやっていないという。

コンドームの外側のDNAも調べる様ギブスはアビーに告げる。
マクギーは通報した人物はウィリーのアパートの外の公衆電話
からかけたものだという。凶器に指紋が検出されないのは不自然
だった。しかしナイフに付着した血は被害者の物だと分かる。
被害者の鼻に付着していたのはメタンフェタミンだと判明する。
被害者はマジメだと言うが、どんな人物にも裏の顔があるもの
ではないかと告げる。

ギブスたちはアマンダの父・ベンと妹のサマンサの元にいくと
アマンダの訃報を知らせる。ベンは末期の骨ガンで入院し、
余命幾ばくもなかった。誰よりも強い子で親孝行だったとし、
妹にもとても優しくしていたという。ドラッグの事を尋ねると
娘に限ってドラッグなど絶対にないと否定する。

アビーはコンドームの外側に付いていた体液は血液型の抗原
を調べた限りアマンダのものではないという。ウィリーが証言
していた事は本当の事で彼はハメられたのだろうという。
ダッキーもまたナイフでの刺し傷が死因では無い事を告げる。
大量失血(エクサーグイネーション)ではないという彼は、
死んでから刺されたものだという。死因はメタンフェタミンを
致死量過剰摂取したことによるという。自殺の可能性もある
との事だった。

ウィリーから犯人に心当たりは無いか?とすると、俺の店から
客が離れて徳をするのはティーズというクラブをしている
イアン・ヒッチ(45歳・通称ブルドッグ)だという。ドラッグ
をやったとか、男でトラブッたという噂が流れれば海軍の
客は来なくなるとのこと。
イアンは父はイギリス人で、本人は過去マンチェスターで2度
殺人容疑で起訴されかかっていた事を語る。
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海兵隊の女性が殺害される。
話を聞いている限り生前の彼女はとても真面目な女性である
との事だったが、体内からは麻薬が検出され、バーテンの自宅
アパートで殺害されている事が判明する。現場にいたバーテン
の男性が第一容疑者だが、男性は昨日寝た行きずりの女性は
被害者とは違う女性だと語る。

朝目覚めたら隣で寝ている相手が冷たくなっていたというのは
相当恐ろしい物が有るな。

色んな所に証拠が有り過ぎて、そんなに難しくない様な事件な
感じがする。
女性のことを無理矢理ドラッグを使って殺害する中で必ず
手足を縛るくらいの跡は有るような気がするけどね。

ケイトとトニーのケンカが徐々に幼稚化しているところが
気になる。トニーって何処まで自由なんだろうね。
まぁこんな辛気くさい事件の現場ではトニーの明るさに助けら
れる一面が有るのだろうけど、仲間としては相当ウザい
ところがあるのかも。

NCISのタトゥーネタは時々描かれる。
アビーのタトゥーの事とか、以前にはケイトがタトゥーを
入れたとかどうかでトニーが気にするやりとりが有った様に
も思うけど、今回の殺人に関与するダンサーの女性にも
お尻にブルドッグのタトゥーが入っていたようだ。

コンドームに残されたDNAをそのまんま残していってしまう
というのもマヌケだし、車でのひき逃げ事件に際して、
体から指紋を採取するという手法はCSIではよく見られる
事だけど、検査的にお金がかかることなのだとか。
ジミーとアビーが検査する中で接着剤をこぼしてしまう
ジミーとアビーが接着剤で結ばれてしまうというのも滑稽
だけど、マクギーがその姿を見て相当怒りをぶちまけていた
というのだからその姿を見てみたかった。
アビーとマクギーって付き合っているのか?

マクギーが元銀行マンだったというネタが披露されたり、
マクギーのあそこは立派みたいな事をアビーも語っていたけど
先週、漆にかぶれるマクギーが"ムスコ"も腫れ上がるという
ネタを披露したばかりだよね。

トニーいじりは、現場に行くまでの間に思わず寝てしまった
トニーの事をギブスが急ブレーキをかけて起こすシーンが
笑えたかな。

ケイトとトニーの潜入捜査はまぁ予想の内って感じだったけど、
ちょっぴり緊迫感も有り、面白く描かれた。
ケイトがみんなのためにクッキーを作ってきてくれるとか、
凄く優しいところがあるけど、殆どトニーが食べ尽くして
しまったようだ。

事件はできすぎた姉に嫉妬する妹の姿が有ったのかな。
父親としては悲しい最後だったね。

ギャングの様なクラブ経営の男・イアンを演じていたのは、
イギリスのドラマ「ミストレス」のシーズン2で主人公のケイティ
と不倫関係に有った外科医のジャックを演じていた。


■使用された曲

・Britney Spearsの"Toxic"
・Dominic Kellyの"Darkwave Assault"
・Dominic Kellyの"Lab Specimen"