10 Jan. 2006
第12話 絶体絶命 Boxed In
脚本/Dana Coen 監督/Dennis Smith
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トニーとジヴァは二人でノーフォーク港湾局に向かうと、銃器
の不正輸入があるとするコンテナを調べに行く。
トニーは昨日見たスポーツの話をする中、ジヴァは昨日はマク
ギーと約束が有ってウチで手料理を振る舞ったのだという。
ジヴァが料理なんて冗談だろうとするが、ジミーには好評だった という。なんで俺も呼ばれていないのにジミーが呼ばれるのか
と不満。 そんな中、目的のコンテナにいくと、どうも不自然な感じがする とし、税関のシールも破られている事を告げる。
すると突然二人の男から挟み撃ちに遭うようにして発砲され、 トニーとジヴァは応戦する。トニーはそのウチの一人、ムーサ
・サンゴールを射殺するが、あまりに銃弾が激しく飛び交うため に一時コンテナの中に逃げ込む。すると相手はコンテナの扉を
外から閂をして出られなくしてしまう。 ジヴァはこんな単純に追い詰められたことに激怒する中、
携帯で電話しようとするが"サオが立たない"と告げる。なんと か出る方法を考えないといけないというジヴァに対して、トニー
は俺は暗くて狭いところは嫌いじゃないと告げ焦る必要はない と語る。それでも束縛されるのは嫌いじゃないの?というジヴァは
"将来を考える"とか苦手でしょと告げる。 もう積み荷はコンテナ内に殆ど残っていないので、相手も戻る
ことは無いだろうという。トニーはコンテナの隙間から外に向 かって発砲すれば、誰か銃声に気が付くのではないかとするが、
ジヴァは先ほどあれだけの銃撃戦をしても誰も気が付かなかった のに気が付く筈はないという。トニーは得意のドラマネタを
使い「よーしバグジー、正面突破だ!警備員は俺に任せておけ」 と告げると、ふざけている場合じゃないと語る。今は心を落ち
着かせて待つしかないと語る。必ずボスが見つけてくれると。
一方ギブスはサーヴァイと連絡を取り合い、コンテナの中身は
銃器ではなく爆発物だったとの報告を受ける。 C-4爆弾なのかと問うと、不発のKMGVクラスター爆弾であり、
イラクから持ち込まれたものだという。フランスの情報局による とセネガル船籍の貨物船に先週積み込まれたものだという。
現在ウチの捜査官が二人調べに行っているが連絡がないという。 処理班が到着するまでは下手に何も触らないように連絡しろと
告げる。
トニーはコンテナの中身を調べると、中にはインド映画が沢山
入っていた。ボリウッドの作品。しかし武器など何処にもない という。ジヴァは入り口のドアに穴が空けば上手くすれば外に
掛けられた鍵を外せるかも知れないとして突然発砲する。 すると当然貫通するはずもなく、弾は室内で反射して危うく
死にかける二人。ジヴァはトニーの体の上にのしかかる。
ギブスはマクギーに対してトニーたちはどうしたのかと問う。
二日前に入港した西アフリカの船を調べると言っていたと語る。 携帯はつながらないがGPSは電波とは関係なくシグナルを拾える
ハズなのに見つからないという。貨物室のような場所に入って いるのかも知れないという。
トニーはコンテナを見て違和感を覚える。普通のコンテナは12m のスペースがあるのに、このコンテナは19mしかないという。
するとベニア板で覆われており、隠し部屋のような形で中に
木箱が積まれている事を知る。ジヴァと二人で木箱を調べると
アラビア語でかなりヤバイことが書かれていると告げるジヴァ。 アメリカに死をと書かれているとし、下手すると二人とも
ここで吹き飛ぶかも知れないと語る。 トニーは少しずつトラップがないかを調べながら中身を確認す
る。特に配線はないようだという。中を調べると何百万ドルも する100ドル紙幣が積み込まれていた。DVDは税関用の囮で、
この偽札を持ち込むことが目的だったのだろうという。 しかし何故偽札だと分かるのかというジヴァに対して、シリアや
北朝鮮では、米ドル・100ドル札は96年からデザインが変わって いないので偽札として標的にされ安いのだという。インクの
臭いで偽物だと分かると告げると、トニーは自分の持つ100ドル 札との違いを嗅がせようとするが、トニーの持つ札は変な臭い
がするのだった。
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