NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン3) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル April 25, 2006 第21話 殺意の罠 Bloodbath 脚本／Steven D. Binder 監督／Dennis Smith -------------------------------------------------------- ネイビーロッジでは、主に軍関係者が短期滞在に使うロッジと して利用されていた。そんな中、従業員のフランクは客の リリアンと昆虫学者の夫・アルバートを部屋に案内する。 室内は衛生的だとするが、部屋を開けるとなんと人の内臓の ようなものが飛び散らかっていた。 ジヴァとシェパードはアビーが法廷での証言録取に出席する 為に服装を決めていた。パンプスにすべきだと告げ、外見の 重要さは侮れないという。 そこにトニーがやってくるとジヴァに事件が起きたとして、 ボスからのバッドシグナルが入った事を告げる。 事件が起きたのはリトルクリーク。そこにあるロッジの一室が 血の海になっているということ。月曜日だから仕方が無いと いうトニー。 現場に着いたNCISは、室内が激しく荒らされているのを目にす る。三輪車の子供とクマ男がいれば、映画「シャイニング」だ なというトニー。 宿泊リストを調べるとこの部屋は一昨日チェックアウトされて 昨日清掃して施錠されていたことが分かる。押し入った形跡は ないとのことだった。 血は人間のものだと分かる。 ダッキーは現在バスルームを調べていた。 イタズラならば動物の血を使うはずだし、何らかの儀式ならば 魔法陣が床に描かれているハズだというトニー。ジヴァは拷問 があったのかと問うが、マクギーは麻薬が大量に置き去りにされ ているのを指摘する。ドラッグのトラブルだとしても普通は 麻薬は持ち去るハズだという。 ダッキーは部屋に散乱されているのは筋膜だと語る。 皮膚と筋肉を綱が繊維状組織で、高度な技術で剥離されている という。少なくとも三人分はある事を告げ、素人が出来るもの ではないのでこれを行ったのは医療従事者だろうと。 マクギーは二ヶ月遡り、ロッジに宿泊した医者がいないか調べる が誰も該当者はなかった。 パソコンを操作する間、トニーはゴミをゴミ箱にポンポンと投げて いるが、まるでゴミ箱には入りそうもない。 マクギーはゴミを外していることを指摘すると、トニーは「狙い さえしなければ外れもしない」と告げる。またジヴァに対して 「努力したならばそこには栄光が有る。例え失敗しても・・」と 語ると、マクギーはヴィンス・ロンバルディの言葉かと告げる。 マクギーのデスクに置いて有ったカレンダーに書かれた格言だ と告げると、こんなの要らないだろうとするが、マクギーは 贈り物だという。しかもギブスのものだと知って慌てて元に戻す。 そんな中部屋への侵入経路が分かったという。 メイドのマスターキーが盗まれていたものだった。 15人分の指紋が室内から検出されたが、全ては宿泊客のもので 近くに住んでいるのは2人だけ。しかもその二人には当日のアリバイ があるとジヴァは報告する。 トニーは現場写真をモニターに映すと、普通血はランダムに 飛ぶのにこれは壁に向かって放射線状に広がっていることを 告げ、ブラウン管テレビも落とされて壊されているが、破片は バスマットにくるまれているという。つまりマットを使って 壊した時の消音をしており、現場を偽装したものだという。 殺害が有るとすれば別の場所で殺害したものだと。 一方モルグではジミーが筋膜をパズルのようにつなぎ合わせる 作業をしていた。まるでジグソーパズルだとすると、ダッキー はジグソーパズルについてのトリビアを語り出す。 ジグソーパズルとは元々は1760年代後半にヨーロッパで呼ばれ 始めた物で、地図を不規則にちぎって子供に復元させて遊ばせた ことがきっかけだという。ギブスがやってくると、ダッキーは 少なくとも4人分の筋膜だという。ただしこれは外科手術後に 医療廃棄物として出されるようなものだと告げると、恐らく 罠だろうとのことだった。 アビーは白い粉の分析を行う中、マクギーがラボを見に行く。 今日は法廷じゃないのかと問うと証言録取だけだったので終わった という。もう行かないのか?というマクギーに対して、アビーは もしかして私のスーツ姿を見たかったのかと問う。そんな中、 白い粉を調べていたアビーはアーモンド臭がするとして、急いで 逃げないとダメだと語る。シアン化水素ガスであり、コカインの 中に青酸カリが混ぜられていて、検査試薬として使用されるチオシ アン配コバルトと混ざって気化したものだと判明する。 -------------------------------------------------------- ネイビーロッジ内で不自然な血痕と皮膚組織らしきものが 見つかる。一体何のためにそのようなことを行っているのか 分からない状況の中、押収した白い粉を分析していたアビー のラボが試薬と化学反応して有害ガスを発生し、危うく命 を奪われそうになる。トニーたちはアビーの事を調べると、 アビーはストーカー男から繰り返し嫌がらせを受けて、 接近禁止命令を出している男性・マイケルの姿が居ることが 判明する。 マイケルがストーカーとはいえ、凄いスキルだった。 次々とNCISの職員を出し抜いてアビーに近づく様。 この世にアビーの安全な場所はないのかということで、 アビーがマクギーの家に行ったり、エレベーターでは 年に5人しか死んでいないとする統計を信じてエレベーター に住み始めたり、最終的にはギブスの家にまで上がり込む という流れが有った。 冒頭からアビーに降りかかる裁判のネタが何だったのかが よく分からなかったので、訴えられているギャングが 証人を消す為の行動に出ているのかなと想像することも 出来たけど、ストーカー男があまりに気持ちが悪かったので 上手くミスリードを誘った格好だった。 多少なりともアビーの精神的・心理的一面が見られた 感じでいつも強気で変わり者のアビーの中に有る本当の 彼女の姿というのも見られて良かったのではなかろうか。 ラボの白衣を着たアビーの姿だけでなく、髪型なり服装も これまでとは違う姿が有ったしね。 トニーならばともかく、アビーが狙われるなんて変だと する下りが何度も有ったところは面白かったかな。 ジヴァとトニーネタでは今回はあんまり冴えを見せず。 ジヴァの言い間違いネタとしては、異議というのを"義意"と 語っていた。 局長とギブスネタはコーヒーを巡る争いだったか。 やたらと局長はギブスの飲むコーヒーを欲しがっていた。 それよりも背景でアブサヤフへの潜入作戦、ディエゴ・ガルシア 島の海軍基地に工作員が紛れ込んでいるとする辺りのネタは 今後の伏線になっているのかな。 マクギーの部屋にアビーが泊まっていたけど、歯ブラシを 持っていたということは二人って付き合っていたんだっけ? みんなが一人ずつ防犯グッズをプレゼントしていたところも 優しいね。ジヴァがアビーに射撃の練習をさせていた時が 無かったっけか? ・Rob ZombieのAmerican Witch リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任 アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー" アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視 ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視 ジェニー・シェパード (Lauren Holly) NCIS Director ジヴァ・ダヴィード (Cote de Pablo) モサド マイケル・マウアー (Vincent Young) 殺人現場処理業者、ストーカー ジンジャー・スティブンソン (Mimi Kuzyk) 弁護士 テリー・スプーナー (Eddie Jemison) 横領事件被告 リリアン・ヘンチェック (Sondra Currie) ロッジに泊まろうとする妻 アルバート・ヘンチェック (Ken Lerner) 昆虫学者 フランク・ドレイヤー (Richard Keith) ロッジの従業員 --- (Gregory Crane) ERT Member