NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン4) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル October 10, 2006 第4話 消えた銃弾 Faking It 脚本／Shane Brennan 監督／Thomas J. Wright -------------------------------------------------------- プチェンコは車で走行中、アルカディに電話する。 「大変だ、ヤツに見られた。俺たちを騙した男だ」と。 そんな中プチェンコが運転する車が明らかに蛇行運転していた ことも有り、捜査官のジオッティとジョーダンは彼の車を駐め る。二人はプチェンコが銃を所持していた為に投降させると 逮捕するのだった。そんな中、彼の車を追ってきたと思われる 男性の車が突然停車中の警察車両にぶつかってくる。車内を 調べると男性の遺体と共にシートには血文字でNCISと書かれて いた。 マクギーとジヴァが出勤する。マクギーはジムに行ってきた とするが、ジヴァは「男ってウソが下手だ」と語る。嘘付きが ウソを言っているかどうかなんて分かる訳がないという。 トニーは一体何を言い争っているのかと問うと、その事情を マクギーから聞くと、お前がジムに通うような奴ではない ことは明らかだという。しかしマクギーはジヴァは男はみんな 嘘付きだとする発言をしたのだという。それを聞いたトニーは ジヴァに対して、僕が嘘を付いたに見破れるかと問うと、 そんなの楽勝よと言われる。 1) 今朝僕はタマゴを食べました。 ホント(ジヴァ談) 2) 夕べ僕は凄い美女とデートしました。ウソ 3) 初めて買った車は真っ赤なコルベットです。ウソ 何で分かるのかと問うと、コルベットと言った時に貴方は左下 を向いた事を告げ、嘘を付くとそういう行動を無意識に取るの だという。また美女とデートしたらあなたの性格から自分から 自慢するハズだという。 そんな中ギブスから出動要請が入ったとすると、タマゴに関して ギブスはシャツに付いているからだと語る。 ダッキーは遺体を見て、瀕死の状態でも数分は持ちこたえている という。車ならば何kmか走ったであろう事を告げる。 被害者は軍のIDからジャック・ヴェイル兵曹長だという。 車内から大量の硬貨が出てくる。50から60ドルは小銭である 事を告げると、違法カジノにでも言ったのかと呟く。 一方警察が逮捕した男(プチェンコ)の免許証から、名前は ロバート・ジュン・スティーブンスだとされるが、本名ではない ことは明らかだった。車内に有った弾の入った銃は発砲した 形跡があるという。ダッキーは射出口がないので体内に弾が 残っているのだろうという。偽造IDだということは臭いで 分かるというジヴァに対して、トニーは大学時代に偽造IDを 作ったがなかなかバレなかったという。それは「ウソ」でしょ と見抜かれる中、IDの偽造がバレたのではなくトニー自身が原因 でバレたのでしょと言われる。 マクギーによるとヴェイルの最後の通話は、警察に電話している とのことだった。警察に録音データが残っているハズだと語る。 ギブスはブチェンコの取り調べを行う。 彼は君を見て警察に通報し、君は追跡されたのを知って発砲した のだろうと問う。どんなプロでもヘマはするものだという。 取り調べを見ていたトニーとジヴァ。 女性はウソを喜ぶものだというトニーに対して、それも「ウソ」だ と語る。するとトニーは「あなたこの服、お尻が大きく見えちゃう かしら?」「ああっデッカく見えるぞ、アラバマ州くらいにデカイ」。 一人芝居をするトニーは、女性はアラバマ級なんて言われたいか と問う。ただ君のお尻は普通に見えるとし、見た事はないけど・・ と語ると、それは「ウソ」だと言われる。 ギブスはジヴァに何カ国語喋れるかと問うと、取調室に入って もらう。ジヴァはプチェンコ相手にフランス語、ドイツ語、 イタリア語、アラビア語、ロシア語で話しかける。それを 見ていたトニーはロシア人だとして、左下を見たことを語る。 ギブスはジヴァに教わったのかと告げる。 ギブスはアビーの元にいくと、アビーは指紋は照合中だという。 硬貨は73ドル65セント有ったというが1セントコインは一枚も 無かったという。アメリカでは1セントコインを受け取っても 捨てる人が多いのだとし、35億枚も捨てているのだという。 3560万ドルだと告げると、何処の国でも大金だと語る。 ギブスは指紋を入国管理局のデータベースで調べるよう 告げる。アビーは通話記録を取り寄せたとして再生する。 すると通報者のジャックは、テロリストの顔を確認したとし、 ダウンタウンに応援を要請する姿が有った。しかしなんで補給担当 の兵曹長がテロリストを知っているのかと問う。 そんな中アビーのPCで指紋がヒットする。 ニコライ・アレクサンドロビッチ・プチェンコ。ロシア人で 指名手配中だという。しかもそれを出しているのは国土安全保障省 だと語る。 -------------------------------------------------------- 海軍のヴェイル兵曹長が射殺体で発見される。 通報によって走行中の不審者の容疑者を逮捕するが、ヴェイル 自身が亡くなってしまったことも有り、証言者が居なくなる。 ヴェイルは通報した際にテロリストを街で見かけたとするが、 元々補給担当の兵曹長が何故テロリストの顔などを知っているの か分からない中、謎のロシア人は入管管理局の指紋認証から ニコライ・プチェンコだと判明する。国土安全保障省が指名手配 していた人物だと判明するが、トニーは彼の事を調べていく内に 1991年にサンバースト作戦にヴェイルが参加していることが判明 し、NISに所属していたことが分かる。その資料を調べると CIAが最後に当時の資料を閲覧した後、紛失していることが分かる。 色んな人のウソ/本当が描かれた話だった。 シーズン4の冒頭ではNCISのチーム・ギブスが崩壊の危機にあった が、ここに来てまた元の関係に戻り始めたという感じで、 ギブスのヒゲにも耐性が付いてきたのかも。 それに言及する人もいなくなった感じだし、トニーの親分風も 相変わらずマクギーに対してのみ向けられるという感じだった。 ただ今回のエピソードは、いつもの組み合わせとは少し違って トニーはメキシコから出てきたフランクスのボディガード役 だったし、マクギーとジヴァは相変わらず汚れの仕事だけど、 マクギーの方がジヴァよりも先輩だと思うのに、完全にここで も弄ばれる構図だなという感じだった。ゲロ・ゲロ言っていた ので食事中の人には少々辛いエピソードで、ある意味作りもの の遺体には見慣れた人にも吐瀉物を見る方が生々しいものが 有ったのかも知れない。 色々とキャラクターたちは癖のある使われ方をした。 90年代にソ連崩壊の混乱に乗じて元NISで現在国土安全保障省の カーヴァーが何らかの不正に手を染めているのではないかと する疑惑が持たれたこと。そしてトニーの前から消え去った フランクスが情報をネタに金を引き出そうとしているのではない かとするものが有った。 トニーを気絶させたのは明らかにフランクスだろうなと思って いたので驚きもなかった。大丈夫か?というギブスに対して、 あなたから頭を叩かれた方が痛いです。と語る姿。 ウソの様な話と言えば、フランクスが持っているというコピー の書類もそうだし、被害者の体内に入り込んだ銃弾が体内の動脈 から胃に入り込んで、嘔吐を引き起こしたという事で口が射出口 だったという辺りはちょっぴりウソっぽかったけど、以前にも 銃弾が動脈に入って全く別のところから見つかったとする エピソードは海外ドラマでも見た事があるな。 トニーがジヴァのお尻を見たかどうかのやりとりで、見た事が あるとハッキリ言っていたところもまた印象的。 トニーと言えば、ギブスの前で局長のことを思わずジェニーと 語るシーンも面白かった。俺の居ない間にそんなに親しくなった のかとするギブスの中に嫉妬心は有ったのか?彼女独身ですよね みたいなやりとりは面白かったかな。 ・Dominic KellyのAmbitious Demise ・Dominic KellyのRepressed Lechery リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任 アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー" アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視 ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視 ジェニー・シェパード (Lauren Holly) NCIS Director ジヴァ・ダヴィード (Cote de Pablo) モサド マイク・フランクス (Muse Watson) 元海兵隊、メキシコで隠居 ロイ・カーヴァー (Geoff Pierson) 国家安全保障省 ニコライ・プチェンコ / ジョンT.スティーブンス (Ravil Isyanov) ロシア系武器商人 マーティ・アレン (Albie Selznick) 弁護士 ルー・ジオッティ (Nolan North) 捜査官 アルカディ・ゴバチ (V.J. Foster) ロシア系武器商人 ミゲル・フェルナンデス (Armando Molina) キャンティーナタイムのバーテン --- (Anne Lockhart) CIA Agent