ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第1話 数字がすべて
Pilot

脚本/Cheryl Heuton、Nicolas Falacci
監督/Mick Jackson

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連続レイプ犯による13人目の被害者を出してしまう。
これまで犯人は決まって被害者女性に自らの所有物だと訴える
べく、焼き印を押すという犯行だったが、13人目になって始め
て殺害に及んだ。
現場を指揮するドンは、12人目の被害者であるカレンから改め
て事情を聞く。彼女は一ヶ月後にはフィアンセと結婚する事に
なっており、フィアンセも心を痛めているという。ドンは彼女
の証言が何処か不自然に感じていた。
ドンの弟・チャーリーは兄がこの連続事件に挑んでいる事を
知り、アドバイスを送る。全ての被害者たちに共通する基点を
探すべきだという。
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人間の行動が関わろうとしている問題を数式に置き換えてしま
う事への難しさ。

人間は予想外の所で嘘をつくものだし、証言の中にどれだけ
正確性を帯びているのか分からない。しかしドラマで面白いのは
そんな嘘を数式を解く過程で上手く見抜いてしまう所だったのかも
知れない。

ちょっと神経質っぽい天才数学者のチャーリーによって、犯人の
居場所を探っていく。一件ランダムそうに見える犯行だが、
何かを隠そうとしている行動がランダムでは無くしているのだと
いう。

どれだけチャーリーのはじき出した数式を現場が信じるのかと
いう感じだが、既にそういう犯罪の法則に於ける数式を作った
過去があるようで、今回は次なる犯行への切迫感が加味され、
まるで神頼みのように彼の数式に踊らされるFBI捜査官達の姿が
あった。

結果的には当たっていたが、正確には当たりではない。
犯人が引っ越していたこと。こればかりは数式でははじき出せ
ない人間の行動だね。

仕事と自宅、二つの基点が有ることに気がつき新たな数式を
加味して新たに割り出す。ドンは一線からハズされたのに、彼が
見つけるのでは外した意味がないのではないか。
次なる被害者が既に窒息させられそうになっていたところが
恐怖を増長しただ事ではなかったけれど、犯人が見つかって良かった。

日本のドラマで福山雅治が演じたドラマ「ガリレオ」の教授は
この人をモデルにしていそうな感じだね。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

カレン・シルバー (Kate Norby) 12人目の被害者
ウォルト・メリック (Anthony Heald)
ローランド・ハルデン (William O'Leary) 犯人
レイチェル・アボット (Michele Graff) 13人目の被害者
カーティス・ミラー (Calvin Harrison)
ジョシュ (Griffin Matthews)

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