ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第4話 銀行強盗集団
Uncertainty Principle

脚本/Cheryl Heuton、Nicolas Falacci
監督/Lou Antonio、Davis Guggenheim

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銀行強盗決まって手口に拘る。
最近16件の銀行強盗事件が発生。しかしその強盗は不思議な
ことにナマーが良く武器を携帯していないことから、"マナー
教室ボーイズ"と言われる。いつも二人だけで銀行にやって
きて被害者を一人も出さずにいた。
そんな行動を予測しチャーリーは次なる犯行現場を予測。
それを受けて襲われる可能性の高いセントラル・ロサンゼルス
貯蓄銀行にFBIを配置させ備える。予測の通り犯人は銀行へと
やってくるが、FBIが来ることを予測していたのか外には4人
の仲間が銃を携帯し襲ってくる。裏をかいたはずのFBIは逆に
裏をかかれて殉職者を出してしまう。
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行動は予測できてもコントロールは出来ないと言ったラリーの
言葉が的中してしまった。

制圧したかに思えた冒頭の銀行での顛末も、相手の方が一歩も
二歩も上手。しかもC4爆弾まで爆発させたことから素人の犯行
ではなく、更にはマナー教室ボーイズというネーミングには
とても似つかない凶暴性を持っていた。

人間の行動をパターン化してしまったために、予測外の行動に
対処しづらくなってしまった感じの話だ。

自分の予測を遥かに超えた出来事にチャーリーもショックだった
のか。現場を見て嘔吐する彼。しかも兄まで危険に晒し、あと
一歩で死なせる所だった。

監視カメラの映像でもなかなか正体が掴めないという所が
厄介だったか。しかし一人の犯人を射殺したことで、遺体の
ポケットに有った免許書からマルコムという名の男性が何らか
の関わり合いがあることを知る。
マルコムは銀行システム開発を行う人物と言うこと。
犯人は何故そんな男を襲い、彼に成り代わっていたのか。

マルコムの遺体はアパートの地下に隠されていた。
遺体を見てプロの犯行だと分かった検死官。
殺される前に拷問している事。喉元を切り裂く角度から判断する。

ドンもチャーリーに次なる場所を特定しろと迫るけれど
普通ならばドンがしなければならない仕事だよな。
行動予測なんてそう簡単に規則性を求めることはできないだろう
し、しかも今回のケースでパターン性は崩れてしまった。
パターン性は追求できても場所まで特定するのは難しいと思われ
た。

しかし特定は可能だった。
2分で奪っているにもかかわらず銀行強盗に時間をかけている
理由とは何なのか。
金よりも金融データを狙っていることが判明した途端ドラマと
しては動き始める。っていうかこれまでの16件の銀行強盗の
事情徴収でそれくらいの事目星が付けられなかったのか。

結局連邦準備銀行で処分される前の古い紙幣を狙っていた。
一億ドルは有るという。
ハイゼンベルクの不確定性原理という例えを持ち出され、
相手も研究されている事に気づいて行動を起こしているために
どうなるか分からない展開だったが、FBIの方がより多くの
引き出しを持っていた。
何事にも用意周到さが必要だね。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

ロバート・スキッドモア (Alan Davidson) ドンから銃を奪った
アドラー (David Carrera)
ラーキン (Robinne Lee)
マクナイト (Andrew Caple-Shaw) FBI。殉職
ジョー・マクネビシュ (Kenneth Meseroll) 軍人

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