ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs シーズン2





4 Nov. 2005
第8話 隠された写真 In Plain Sight

脚本/Julie Hebert 監督/J. Miller Tobin
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167メートルトン、54億ドル、覚醒剤常用者130万人、少女2人

FBI捜査官は麻薬捜査局・DEAと協力して麻薬組織の壊滅に
取り組む。違法行為をソーシャルネットワーク分析で読み解く
チャーリーはミーガンと共にデータを使って麻薬組織の解明
を考えていた。ミーガンはリンク解析で突き止めたものかと
問うが、チャーリーは群れ理論ならば、より全体を見極められ
るのだとし、覚醒剤の密造所だけでなく流通網、末端の売人、
組織のリーダーを見つけだし、麻薬汚染が拡大するスピードお
方向性などを予測できるという。

コルビー、フランク、ドン、デビッドはあるメッキ工場の周り
を取り囲んでいた。そこは麻薬を製造している場所だと考えられ
ており、ドンの合図でいつでも踏み込む準備をしていた。突入
の合図を下そうとすると突然民間人・アイリーンがその工場に
やってきた為に中止を言い渡す。店番をしていたタイニー
捜査官たちが工場の周りを取り囲んでいることを知り、すぐに
何処かに電話をかける。誰かに電話で警告しているとして、
ドンたちはタイミングを見て工場に入ると、襲いかかってきた
タイニーを射殺。その騒ぎを聞きつけて、タイラーの兄・リン
ベリ
がやってくるがすぐにトミーたちは逮捕する。
ドンはすぐにミーガンに連絡し、電話していた先を調べろと
語る。
メッキ工場を調べるがここに製造所はなかった。
しかし原料は揃っており、大量の覚醒剤を作る設備が何処かに
あるハズだとしてドンたちは慎重な捜査を行う。

チャーリーはミーガンたちと共に電話していた場所へと向かう。
チャーリーはどうも自分が分析した情報からは該当しないエリア
だとして不信に感じる。
ミーガンはチャーリーにあくまで車の中に留まっていることを
約束させる。
ミーガンは室内に男性がいることを確認すると、ギャラガー
対して室内には一人であり、突入して確保しようと語る。
いざドアを壊して侵入しようとするが、ミーガンはドアを
破壊しようとする瞬間に銅線を見つけた為にそれを止めようと
するが止める事が出来ず、ドアを開けた瞬間に大爆発を起こす。

敵は既に電話を受けて臨戦態勢に入っていたこと。
あのメッキ工場は隠れ蓑に使い材料を仕入れて金を洗浄して
いたのだろうという。製造所はこの家で行っていたとし、
ドアは室内から数日で45kg以上作れる設備を見つける。
50万回以上摂取出来る量の覚醒剤の製造量だと語る。
チャーリーは分析ミスではなくデータが不足している為に、
結果漏れが起きている事を語る。
メーガンは銅線を見えていたので止めようとしたが間に合わなか
ったとして、ドンに部下のギャラガーを死なせてしまった事を
語るが、君の責任ではないと励ます。中にいたのは白人で30代
中肉中背の男が一人だったという。爆弾のソバにいたので
遺体が見つかるハズだというミーガンだが、遺体はなかった。

室内にはメタンフェタミンが充満している為に検知器を付けつつ
調べていくと、トンネルが見つかり逃げ道であろうことを知る。

一方爆発現場に残されていたパソコンを回収すると、解析班
ステンドハウザーはハードディスクからなんとかデータを
拾い出そうとする。チャーリーもそのHDDの中身には恐らく
図式に当てはまらない事実が有るだろうという。
逃げた男は恐らく群れのリーダーであり、違うルールの元で動いて
いた為に解析の範囲外だったのだろうことを掴んで行く。
そんな中JPEGファイルがHDDから見つかる。見たところデジカメ
で撮った写真だった。プラディープセン方式を画像を拡大処理
して彼のイルミネーションアルゴリズムを使って解析しようと
考える。
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チャーリーが割り出した群れ理論を使ったソーシャルネットワ
ーク分析から、麻薬組織の一連の流れを芋づる式に引きだそう
としていた。しかしチャーリーの計算式の結果から漏れ出した
人物が実際にはリーダーだったということで、予想外の展開に
なっていく。チャーリーは自分の分析は間違いなく、単純に
データ量が少ないだけだとするが・・・そんな予定外の場所に
有る麻薬製造工場に踏み込んだミーガンは、自分が指揮したこと
でギャラガー捜査官の命を失ってしまい失意に駆られてしまう。
そしてチャーリーもまた捜査中に発見した画像ファイルの中に
ステガノグラフィーによって隠されていた画像を見つけて
ショックを受ける。そこには虐待されているであろう女児の姿が
写されていたのだった。

任務上の失敗なり、被害者の姿を見て感情的になるチャーリーと
ミーガンの姿が有り、現場が騒然とするというエピソードだった。
チャーリーがそんな感情的な姿を見せるのは分かるけど、
ミーガンは訓練を受けているのだし、感情的対応によって、より
味方の命を危機にさらすようであれば、傷が癒えるまでは少なく
とも退くべき存在だけど、傷が癒えるには相当な時間がかかると
して、結果的には捜査しながら傷を癒していくことになりそうだ。

アランがドンに対して、弟をそんなに巻き込むなとしていたけど、
前回辺りからチャーリーが研究者としての一面を捜査の現場で
活用することが本人にとって良い事なのかどうかということが
描かれている感じ。

冒頭ではドンが指揮を執って現場へと踏み込もうとしていた姿が
有ったけど、ミーガンが指揮を執る流れとは対象的で、ドンは
直前に危険を察して止められたけど、ミーガンの流れはちょっぴり
彼女の分析の甘さというものを感じたところなのかも。

このドラマが放送されていた時は確か自分は大学を辞めて
バイトしながらどっかのブログサイトで書き込みしていたけど、
dell dimension4500を使用していた頃だった。

画像の中に隠された画像・・・ステガノグラフィー。
インターネットでも90年代は"割れ"と言われた違法ソフトが
インターネット上で流れた際には、ソフトのURLを隠す為に
盛んに画像ファイルの中に情報を埋め込む技術と選り分ける
技術というのが使われていたね。

画像を高度な埋め込み技術を使って隠す理由として・・

1) 頭の良い変態野郎
2) パラノイア
3) 用心深い
4) 他の情報を隠すときにも同じ技術を使っている

ということで4の結論へと導かれた。

HDDの中に隠しパーティションによって分けられているとのこと
だけど、もの凄く単純なロジックだったな。

失恋のミーガンに匿名で花を贈るラリー。
その気持ちは届くのか。

そしてチャーリーが幼少期な助けることが出来なかったミシェル
コリンズとは今後会えることになるのか。

ユニオン駅での犯人逮捕劇は色んなドラマで見かけるシーンだね。
日本で言うところの空港で逃走前に逮捕するみたいな感じか。

フーバー通りにあるウェハーモテルの管理人で車を盗まれて
しまった男役のFred Koehler。この人、愛嬌のある顔をしている
ので、なんとなく出ていると目立つ。
現在見ている「LOST」のシーズン6でもシームズ役として登場
しているけど、名前の無いような小さい役が多いのに意外と
覚えて居るもんだなぁと。


ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
ミーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官

ナディーン・ホッジズ (Sarah Carter) 心理分析
アーサー・リンベリ (Robert Torti) 兄
タイニー・リンベリ (Sam Zeller) 弟
ロメロ (Kurt Caceres) FBI捜査官、児童虐待防止課
ステイドハンザー (Susan Beaubian) FBI、コンピュータ解析
--- (Fred Koehler) Night Manager
--- (Geno Monteiro) LAPD Cop
ギャラガー (Thomas Hildreth) FBI、巡視
イレーネ (Heather Ehlers)
リビー・ランバーグ (Hannah Marks) 娘
デリック・ランバーグ (John Mariano) 犯罪者リーダー
ミシェル・コリンズ (JJ Snyder) 妻
--- (Tino Struckmann) DEA Agent



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