ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time http://www9.nhk.or.jp/kaigai/once/

Jan. 29, 2012
第11話 毒された果実 Fruit of the Poisonous Tree

監督／Bryan Spicer 脚本／Ian B. Goldberg、Andrew Chambliss
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エマはヘンリーといつもレジーナとは内緒で会う海の見える
展望小屋で合流する。しかし海からの突風で小屋は壊れていた。
エマはマルコに頼んで直してもらえばいいとするが、ヘンリー
が心配していたのは"ワンス・アポン・ア・タイム"の本だった。
ベッドの下に隠したりエマが預かれば真っ先にママに見つかる
のだと告げ、ヘンリーはまだ本が隠し場所に有る事を確認して
安心する。ここは僕らの秘密基地だというヘンリー。
しかしそんな二人の元にレジーナがやってくると、午前中は
アーチーとカウンセリングを受けるはずなのに何故こんな所に
いるのかと告げる。レジーナはエマに対して、何故あなたは
困らせるようなことばかりするのかと非難する。エマはレジーナ
に対してヘンリーの事を考えていないと逆に非難するが、
安全第一である事を告げ、この小屋も怪我するような危険な
場所だと語る。保安官であるならば責任のある行動をしてくれ
と告げ、「感情で判断を誤るな」と言われる。

エマはメアリーと食事を取る中で、まさかレジーナから感情で
判断を誤るなと言われるとは思わなかったとして愚痴る。
メアリーはレジーナは二人の関係に焼きもちを焼いているだけ
だろうと告げる。しかし何であの場所が分かったのかとエマは
不思議に感じる。
そんな中メアリーの元にデビッドから「話がある」とのメール
が届き、店から出て行く。
エマの向かいのテーブルに座ったのはシドニーだった。
シドニーはエマがレジーナの事を煙たく思っていることを知り、
良かったら力になるという。町長の正体をばらしたいのであれば
力になるという。エマはレジーナのお抱えのシドニーが接近
してきた事に警戒心を見せるが、自分と町長との関係は終わった
事を告げ、新聞社を首にされ、選挙では笑いものにされたの
だと語る。仕返しにスキャンダルを暴こうと思っていることを
語る。もしも話に乗るのであれば電話して欲しいとしてシドニー
は名刺を渡していく。ストーリーブルックでは彼女の真実を
知る権利があるのだと語る。

--- 昔 ---
アブラバーのジーニーはランプの精だった。
白雪姫の父・レオポルド王はランプの精であるジーニーを呼び出す。
するとジーニーは願い事を三つ叶えるとして、呼び出したもの
に対する権利を語る。ただし願いを叶える魔力にも限度があり、
生き死にをいじることや愛に関する事は駄目で、一度願ったもの
は元には戻せない事を語る。
一つ目の願いは何かと問うが、王様には特に私には願い事が
ないとし、敢えて言うならば王国の民たちが幸せに暮らすこと
だという。寧ろ君の方が幸せには見えないとしてジーニーに
話を聞く。するとランプの精としてずっと働いているが、それ
はまるで囚われた暮らしだという。王様はジーニーに対して
自由になりたいのか?と問うと、一つ目の願いとして、私は
君を自由にしたいと願いを告げる。二つ目の願いは、三つ目の
願いの権利をジーニーに与えることだという。ジーニーは
これまで千と一つの願いを叶えてきたが、どの願いも結果は
ろくなものにならないことを目にしてきた事を告げ、魔法には
対価がつきものだからだと語る。私は絶対にその権利は使わない
と語る。王様は自由になって何がしたかったのかと問うと、
憧れていた物は真実の愛を探すことだという。王様はされならば
私の城に行こうと彼を誘う。

城は予想以上に美しく、ジーニーは王様の心のようだと語る。
そんな中ジーニーに対して娘の白雪姫と妻のレジーナを紹介
する。

--- 現代 ---
小屋が正式に壊される。
ヘンリーはそれを知ってママは城を壊すよう言ったのだとして
急いでエマと共に現地に向かう。すると本も無くなっている事
を知る。エマはレジーナに対してヘンリーの好きな物を壊した
のかと問い詰めるが、こんなの有ってもヘンリーの為にはなら
ないのだと語る。レジーナはエマに対して街にいたいのであれば
立場をわきまえるよう要求する。
それを受けてエマはシドニーに電話し、レジーナのスキャンダル
を暴く事を手伝うと告げる。

トール橋でデビッドと遭うメアリー。
呼び出してなんなのかと問うとデビッドはメアリーと一緒に
楽しむためにピクニックの準備・ワインを用意していた。
メアリーはこんな事は辞めないと駄目だとし、これからの事を
考えるべきだとするが、デビッドからキスされ明日考えようと
言われる。

エマはシドニーと密会する。
シドニーが掴んでいるレジーナの情報とは街の予算から5万ドル
が消えている事だった。エマはたったそれだけの事なのかと
問うが、金の件は氷山の一角だと語り、何をしているのか表沙汰
になれば、本性ははげ落ちていくものだという。我々は鏡の
ひび割れを街のみんなに見せれば良いのだとし、レジーナの
元に盗聴器を設置、車を追跡、メールをハッキングしようという。
エマが保釈保証人時代のテクニックを使えば訳がないことでは
ないかと告げる。しかしエマは現在は保安官という立場上法に
接触する方法は採れないという。エマはシドニーに対して貴方は
随分レジーナを怖がっているようだけど、そもそも何故彼女の
手下になったのかと問うと、ああいう人だとは思っていなかった
のだと語る。
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レジーナに対する嫌がらせに業を煮やしたエマは、レジーナの
お抱えだった記者のシドニーからの誘いによって彼女の不正
を暴いていこうとする。当初は保安官としての倫理感によって
縛られていたエマも徐々に正義を貫くためには法を遵守して
いるだけでは解決しない事を悟り、あらゆる手を尽くして
ヘンリーを守るために危ない橋にも渡っていこうとするが・・

エマの初期設定では嘘が見抜けるとしているものがあると
思っていたのに、こんなにも簡単なトリックにまんまと
ハマってしまうというのがちょっとオマヌケで違和感が
有った。
どう考えてもシドニーなど信用にたる人物には見えない
のだけど、レジーナの件でそれ程急を要するところが有った
のだろうか?

過去の世界に於いては、初めて白雪姫の父が殺害される
展開が描かれ、ランプの精がそのまんま鏡の中に閉じ込めら
れるとする流れが描かれた。その過程で何故レジーナが国王
のことを憎み、そして白雪姫に対して嫉妬心を抱くのかも
描かれている。ただ時系列で考えると、鏡の男は現時点では
レジーナを溺愛している訳で、そのウチ、世界で一番美しい
のは白雪姫だと発言する流れにどう繋がっていくのか気になる
ところがあるね。
囚われの身になってしまったことによって、裏切りを考える
ようになったのか。
あれだけひどい事を言われつつもアナタ無しでは生きていら
れないとする辺りが凄い感じ。
国王も完全に飼い犬に噛まれ、自分の愛の為には犠牲も
厭わないところが非情にも思えたけど、ルンペル以外にも
魔法を使えた人が居るんだね。

現代版では町議会の場で、町長の不正をただそうとする姿
が有った。何の民衆の同意もなく勝手に子供たちの遊び場
を作っているという時点でかなり町長として横暴だとは思うけどね。

そして本を盗んだのがシドニーでも町長でもなくブースという
ヒゲの濃ゆい自称小説家の男性だった。あまりのきな臭さ
にどう捉えていけばいいのか分からないけど、この辺は彼が
行動を起こすのを待つしかないかな。