One Tree Hill (CWネットワーク / シーズン1・2003年) クリエーター／マーク・シュワーン

第2話 チームメイト The Places You Have Come to Fear the Most

脚本／Mark Schwahn 監督／Bryan Gordon
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1 on 1の勝負でルーカスはバスケ部のエースのネイサンに勝利
した事でバスケ部であるトゥリー・ヒル・レイヴンズに入部
することになる。
早速デビュー戦が決まる中、キースはカレンに試合を見に行こ
うと誘うが、自分は店があるので行かないという。後悔する
ぞと告げるが・・・

一方ダンは息子のネイサンに対して、お前の腕を見せつけろと
鼓舞し、特訓の成果を見せろと告げる。

ジミーとマウスは試合前のルーカスの元に行くと、チームの
サイトを作った事を告げ、ネットでも生中継するという。

レイヴンズの今回の対戦相手は過去5勝0敗だが、現在6人が
出場停止になっていることもあり、どうなるか分からなかった。
コーチは緊張しているルーカスに声を掛け、普段通りにプレイ
すれば運命が導いてくれると声を掛ける。

いざ試合が始まるも、ルーカスは全く良いところもなく、シュ
ートは一切決まらない。タイミングを見計らい、コーチは
ルーカスを下げてしまう。

試合後、ネイサンはペイトンと車で祝勝会。
二人で愛し合うが、ネイサンは今日のルーカスのプレイに対して
いい気味だとばかりに笑い飛ばす。それを見てペイトンは不機
嫌になると、ネイサンはペイトンに対してルーカスの事を
好きなのか?と問う。ペイトンはネイサンの態度に対して、
今日の貴方は他人が恥をかいたことを喜んでいるだけだと
非難する。ネイサンはペイトンを車から降ろすと、暴言を
吐いて置いてけぼりにする。

キースはカレンの元に行くと、今日何故来なかったのかと責め
る。自分は乗り越えたつもりだったのに、単に逃げただけだと
いうことが分かったというカレン。バスケのコートは昔を
思い出すのだという。

ルーカスは公園のバスケコートで練習していた。
そこにペイトンが歩いてやってくる。以前はシュートすれば
自然にゴールに入ったのに今日は違った事を告げる。
ペイトンは単なる試合だとして励ましの言葉をかけると、
それを言うために来てくれたのか?と問う。ペイトンは単に
通りかかっただけだとするが、車で送ると告げる。

ダンは帰宅すると試合のVTRを見ていた。帰宅するネイサンに
対して問題を指摘し、スカウトの目を引くためには30点は
決めろと告げる。
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いよいよバスケ部に入り、ネイサンと同じ立場となるルーカス。
しかし彼の中の迷いによって、初めてのバスケの試合で大ミス
をやらかしてしまう。

ルーカスの失敗の原因について。
ダンの様になってしまうのではないかとか、得体の知れない
恐怖に支配され、ルーカスがスランプになるも、結果的に
母親思いの一面が、ルーカスの足かせになっている事が明らか
になる。

ネイサン自身も得も言われぬ恐怖を感じている様で、それは
まさしくルーカスの存在に他ならない。

ルーカスに声を掛けてきたジェイクというバスケ部員。
大事な物は誰にも渡すなと意味ありげに語りかける彼は、
ルーカスの事を誰よりも理解しているような感じだったね。
ルーカス同様に文学やら哲学好きっぽいので、洞察力に優れて
いるのか。

ダンは相変わらずネイサンにかける思いが凄い。
みんな仕事をほったらかして子供達の試合を応援に行くのだか
ら、関係者は誰もが期待しているのだろう。

ダンが過剰に期待をかけるせいで、友人関係やら恋人関係が
微妙に揺れ動いている事は明らかだし、最後にダーラムが
ダンに対してかけた言葉が的を射ている。
子供の未来を弄ぶなと。
ダーラム自身にもその権限が与えられる立場なだけに、
"お前モナ〜"と反証されてしまったけど、結構ダーラムは
生徒の事を見ている様な感じだね。

ダーラム役のBarry Corbinさんを見ていると、どうしても
アーミテージ元アメリカ国務副長官を思い出してしまう。

一方ペイトンは、絵を描くのが好きみたい。
地元紙のサッド・マガジン社に投稿しようとする姿が有るも、
自分には才能が無いとして躊躇する姿があった。
今のルーカスと同様の悩みを抱えている部分があるので、
上手く二人の関係が抽出される。

恐怖に向き合うのは簡単ではないこと。その為に誰かが背中
を押さなければならない事。上手くドミノ倒しのように
別人が別人の背中を押すような形になっていて、なかなか
上手くできているな。