One Tree Hill
(CWネットワーク / シーズン1・2003年)

クリエーター/マーク・シュワーン



第3話 バーニング・ボート Are You True?

脚本/Mark Schwahn 監督/Michael Grossman
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残り18秒、2点を追うレイヴンズ。
これで連勝記録が途絶えてしまうのか、珍しく劣勢を強いられ
る中、コーチは選手にネルソンにボールを集めて、残り5秒で
ネルソンが3点シュートを決めろと言う。
いざその作戦に出るがネルソンはシュートを外すと、ボールは
ルーカスに渡る。ホイッスルが鳴ると同時にルーカスは3点シ
ュートを放ち見事決める。この試合の
ブザービーターはルーカ
ス。ニューヒーローの誕生する姿だった。

試合を見に来ていたキースやカレンは、良くやったと賞賛。
二人の前に選手の一人、ティムの母・
シャリーが近付いて来る。
カレンは学生時代に同じチアリーディング部で彼女とは因縁の
関係にあった。シャリーはカレンに、選手の親は後援会に入れ
る事を告げる。主に水曜日の6時頃にミーティングをしている
と言われる。

一方ダンは落ち込んでいた。

ルーカスの車の後部座席にチアリーダーの一人・
ブルック
乗り込んでいた。ルーカスの事を賞賛し誘惑しようとする。
しかしそこにコーチがやってきて、活躍を認めるものの、体が
出来ていないとして筋トレを毎日やるよう告げに来る。
ブルックはルーカスに対して、今日のこの日は人生が変わった
瞬間である事を告げる。

ネイサンはペイトンの部屋に来ていた。
たった12点でヒーロー扱いされるなんてと激怒。ネイサンは
ペイトンの部屋の様子がいつもと違うことに気がつく。それを
指摘すると肖像画を取り外した事を告げるが、ネイサンは今ま
でそんな絵が有ったことにも気がついていなかった。

ルーカスは喫茶店でアルバイトしているヘイリーの元に行くと
今日の活躍を報告する。ヘイリーは自分のことのように喜ぶ。
これから
バーニング・ボートの会場に行こうと彼女を誘う。

ペイトンの部屋の留守電に
ジェフ・ネルソンという者から
連絡が入っていた。友達から預かったペイトンの絵を絶賛する
もので、ウチの雑誌で絵を描かないか?と誘われる。

バーニング・ボートの会場に行く。
海賊が船を燃やすことに因んで行われるイベントで、一年に
一度、それぞれに不要品を持ち寄り、船と共に燃やすという
ものだった。
ヘイリーの元に
ブランドンが駆け寄ると、ヘイリーに教えて
もらったお陰で、テストに於いてBプラスが取れたと報告
される。
ヘイリーはルーカスと、明日映画
"巨大女の襲撃"を見に行こう
と約束する。

翌日学校に着くと、ルーカスに対する周りの視線は一気に
変わっていた。
学校のロッカールームに居たルーカスの元にペイトンがやって
くる。一体何様のつもりか?として、一人ルーカスの事を責める。
勝手に漫画を雑誌社に持ち込んでいた事を怒った形だった。
そんな中、ルーカスのロッカーからの
ヒョウ柄の下着が出てく
る。ブルックが仕掛けたものだった。
ブルックはペイトンに対して、彼と寝ることが出来たら最高か
もと語る。

しかしルーカスはバスケ部員からの執拗な虐めが始まる。
その事をキースに相談すると、決して悪気は無いのだから、
エスカレートしない限りは放っておけと言われる。

一方部活ではシューティングガードを担当するネイサンは突然
コーチからスモールフォワードへの転向を伝えられる。
その事実を知ったダンは、ネイサンに対してポジションを奪わ
れても平気なのか?とし、敵の弱点を叩いて追い出せと言われる。

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試合でブザービートを決めたルーカスが一気にヒーローにのし
上がる。その割を食ったネイサンはコーチからの信頼をルーカ
スに奪われ激怒。後輩部員たちを従わせて執拗にルーカスを
いびり始める。我慢するルーカスだが、母やキースに対して
いつまで我慢できるか分からない事を告げる。

生え抜きの選手たちが突然やってきた選手に敵意を燃やすと
いうのはありがちなものだけど、ルーカスの後輩の世代の
人物が幾らネイサンの命令だとしても虐め側に回るというのは
なんとなく違和感がある。その辺、アジアンの価値観からは
なかなか難しいものがあるな。

ルーカスを眺める女性陣は、逆にルーカスに対してみんな
好意的に見ている感じ。特に今回、ブルックが彼の気持ちを
射止めようとして動き始めたこと。それを知ってペイトンの
心にも揺れ動くものが有る所などは、今後を期待させるもの
が有る。

ペイトンはルーカスによって、今の迷走する状況から脱する
感じ。今まで足踏みしていた彼女も、ルーカスの後押しによ
って正しい方向に導かれている。

相変わらずルーカスに対する虐めが酷いけど、仕返しされる
という前提を忘れている感じ。多勢に無勢なのか。
女性陣は確実にルーカスの味方するぞって感じだけど、
指示されるかどうかはバスケ部のエースで居続けることだね。

ネイサンからバスケを取ったらルーカスに勝てる要素がない。
成績もF判定取るくらいヤバそうな感じだし、性格は言わずも
がなという感じ。まぁ父親がアレ過ぎるので、ネイサンも
被害者といえば被害者なのかも知れない。

カレンとシャリーの高校時代からの因縁も今後共に期待できる
ものかな。

ヘイリーが家族と上手く行っていないのか。
ヘイリーの家は大家族で、8、9歳の頃に、母子家庭である
スコット家が可愛そうで仲良くなったみたいな事を言って
いた。ヘイリーの家庭の事情もいずれ描かれるのかな。

そしてなんと言っても今回はヘイリーが自ら犠牲になり、
ネイサンの勉強を教えることになる。ルーカスを虐めないこと
を条件にするわけだけど、オモチャのプレゼントをもらった
事で、なんか惹かれている感じ。
変わろうとしているから頼みに来たのではないか?とするけど
ネイサンの心情は果たしてヘイリーと接していくウチに変わっ
ていくのだろうか?

ルーカス・スコット (Chad Michael Murray) カレンの息子
ネイサン・スコット (James Lafferty) バスケの選手・エース
ペイトン・ソーヤー (Hilarie Burton) チアリーダー
ヘイリー・ジェームズ (Bethany Joy Galeotti) ルーカス友達
ブルック・デーヴィス (Sophia Bush) チアリーダー部のキャプテン
ダン・スコット (Paul Johansson) バスケ命、カーディーラー
キース・スコット (Craig Sheffer) ダンの弟、修理工
カレン・ロー (Moira Kelly) カレンズカフェ経営
ホワイティ・ダーラム (Barry Corbin) コーチ

ティム・スミス (Brett Claywell) バスケ
ジミー・エドワーズ (Colin Fickes) 実況・めがね
ジェイク・ジャギルスキー (Bryan Greenberg) バスケ
ジャンク・モレッティ (Cullen Moss) バスケ
マウス・マクファデン (Lee Norris) 実況・ルーカスの友達
スキルス (Antwon Tanner) ルーカスの親友・ルーカスの友達


Mr.ケリー (Jason Davis) 教師
レイチェル (Rhoda Griffis)
ブランドン (Corey Jackson) ヘイリーが勉強を教えていた子
--- (Leigh Jones) 可愛い子
シャリー・スミス (Amy Parrish) ティムの母
ジェフ・ネルソン (Cedric Pendleton) サッド・マガジン社
アリス (Melissa Ponzio)
--- (Marc Tschudi) 少年
ファーギー・トンプソン (Vaughn Wilson)


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