One Tree Hill
(CWネットワーク / シーズン1・2003年)

クリエーター/マーク・シュワーン

http://wwws.warnerbros.co.jp/oth-dvd/mainsite/
http://www.ntv.co.jp/onetreehill/intro.html





Feb. 10, 2004
第13話 動き出す運命 Hanging By A Moment

脚本/Mark Schwahn 監督/John Behring
--------------------------------------------------------
ペイトンの父・ラリーが乗った船が難破したと聞いたペイトン
は遺体が上がったという話を聞くも、父ではなく無事だったと

判明。
スコット家でファミリーディナーをしている最中に、ダンが
息子のネイサンにしている事を知り、ダーナムコーチも居る中で
ケンカになってしまう。
ルーカスはブルックという彼女が居るにもかかわらず、ペイトン
と気持ちを共有して、ベッドに入るもブルックからもらった
ネックレスがペイトンの髪の毛に引っかかり、我に返る二人だ
った。

ヘイリーはその日夢を見る。
オールAの成績のかかった試合で、体育の授業でAを取る為には
バスケットのフリースローで得点を決めなければならないという
状況だった。いざシュートするも外してしまう。

ルーカスはペイトンに会いに行く。
俺たちのことを話そうという彼に対してペイトンは
罪の意識で
目覚めが悪い
事を告げ、
全て無かった事にしようと提案する。

ダンデブと共にカウンリングを受ける。
ルーカスがネイサンのチームに入ってから家族がおかしくなった
と相談する中、ダンはカウンセラーに何が分かるとして、窮地に
陥った登山家の話をする。岩に挟まれ命が助かるためには自ら
の腕を切らねばならない状況。生き延びる為に登山家はすべき
事をするのだとし、ルーカスを切ったのも自分が生き延びる為
だという。実際にそういう
窮地に陥ったモノにしかこの気持ち
は分からない
とカウンセラーを非難する。デブはダンに何故
カレンではなく私を選んだのか?と問うと、君とならば未来を
描けると思ったのだと語る。

ルーカスは改めてペイトンの元へ。
やっぱり無かった事には出来ないというルーカス。ペイトンは
ブルックは私の親友なので傷つける事は出来ないとし、あれは
一瞬の気の迷いだとするが、ルーカスは彼女にキスをする。
ルーカスは確かにブルックは良い子だが、傷つくのが嫌で今まで
逃げていたとし、これからは逃げたくないと語る。

ルーカスがパソコンから母にメールする中で、ヘイリーがやって
くる。ヘイリーは貸して欲しいものがあるとして、ルーカスに
バスケットボールと貴方自身を貸して欲しいという。バスケの
コーチをして欲しいと言おうとしていた所だったが、今夜は
ブルックに全てを告白する事を想定していて、大事な用事がある
ので今日は無理だと語る。

キースはダーラムコーチの元に行く。
キースはコーチにお祝いしようとして酒を持ってくる。
コーチ就任して500勝目の祝いだと言うと、まだ499勝しかして
いないと否定する。
コーチはそろそろ引退する事にしたとキース
に告げ、いつかは辞めないといけない事だと語る。しかしキース
はバスケが好きな内は引退など無理だと語る。コーチにとって
バスケは生き甲斐じゃないかと告げると、昔、妻のカミラ
バスケの
コーチを20年したら引退して老後を共に楽しむと約束
していた
事を語る。しかし気がついたら35年が過ぎ、妻も他界
していた。

一人フリースローの練習をするヘイリーの元にネイサンがやって
くる。ヘイリーは格好悪いところは見られたくないとして、
ネイサンを遠ざけようとするが、ポンチョを来ていた頃の方が
十分バカっぽかったとして、彼女をからかう。

--------------------------------------------------------

今までスーパードラマTVの録画溜めして置いたDVDを消化して
いたのだけど、日テレでも土曜日に放送しているので、改めて
HDDに録画したのを見始めました。
DVDに録画しておくとホント見なくなってしまうなぁ。

久しぶりに見た気がするOne Tree Hillだけど、結構すんなり
入り込む事が出来たかな。

ルーカスとペイトンがついにキスして寝ようとするも、いざと
いう時になってブルックのプレゼントしてくれたアクセサリが
ペイトンの髪の毛に絡まり、過ちを正すかのようにして二人の前に
立ち塞がる。

一方キースとカレンもキスしたもののカレンが旅立ち、変な時間
的経過を挟んでしまったことで、状況の変化なり気持ちの変化
なりが気になる所であった。

親友を傷つける事は出来ないとするペイトンに対して、ルーカスは
気持ちを偽りたくないとして、ズカズカと前に進もうとする。
この辺の温度差がドラマとしては興味深く写るし、話したくても
話せない親友同士の微妙な感覚が絶妙に演出されている。
ペイトンとブルックだけでなく、ルーカスとヘイリーとの間でも
そんな事態に陥っているのだから、何とも言えないね。

兄弟の葛藤という意味では、キースとダンも相変わらず嫌みを
語り合っているし、せめてもの救いはルーカスとネイサンが
顔を合わせずケンカに発展しなかったことくらいかも。

時の経過を感じさせるダーラムコーチの引退の是非。
夫婦関係とは何なのか、生き甲斐とは何なのかを感じさせるネタ。
亡き妻との約束を果たせなかった感じだし、自分が残してきた
痕跡を指導してきた生徒の中に見出したい気持ちというものが
ジワっと感傷的感覚を呼び起こさせて、良い感じのドラマに
仕上がっている。

ただ相変わらず恋愛関係はまどろっこしいんだけどね。

ダンが妻以外の人と話し合いたい気持ちもわかるし、決して
邪な気持ちが有るわけではないのに最悪の状況に見えてしまう
シチュエーションが出来上がってしまうところなど、皮肉さ加減
が上手く演出されている。

ルーカスが交通事故に遭い、捨てた息子を病院に担ぎ込むダン
というシチュエーションも意地悪と言えば意地悪な感じだよね。


■使用されている曲

・The Automaticの"Most of the Time"
・James William Hindle Badmanの"Leaving Trains"
・Josh Kelleyの"Everybody Wants You"
・Nada Surfの"Inside of Love"
・Rob Momaryの"Brief Intermission"
Sandstrom Thomasの"All I Can Do"
Tegan and Sara Vaporの"Don't Confess (This Thing That Breaks
My Heart)"
・The Get Up Kids Vagrantの"The One You Want"
・ The Shins Sub Popの"Pink Bullets"

ルーカス・スコット (Chad Michael Murray) カレンの息子
ネイサン・スコット (James Lafferty) バスケの選手・エース
ペイトン・ソーヤー (Hilarie Burton) チアリーダー
ヘイリー・ジェームズ (Bethany Joy Galeotti) ルーカス友達
ブルック・デーヴィス (Sophia Bush) チアリーダー部のキャプテン
ダン・スコット (Paul Johansson) バスケ命、カーディーラー
キース・スコット (Craig Sheffer) ダンの弟、修理工
カレン・ロー (Moira Kelly) カレンズカフェ経営
ホワイティ・ダーラム (Barry Corbin) コーチ
デーヴ・スコット (Barbara Alyn Woods) ネイサンの母

ティム・スミス (Brett Claywell) バスケ
ジミー・エドワーズ (Colin Fickes) 実況・めがね
ジェイク・ジャギルスキー (Bryan Greenberg) バスケ
ジャンク・モレッティ (Cullen Moss) バスケ
マウス・マクファデン (Lee Norris) 実況・ルーカスの友達
スキルス (Antwon Tanner) ルーカスの親友・ルーカスの友達

ラリー・ソーヤー (Thomas Ian Griffith) ペイトンの父
メイ・スコット (Tess Harper) ダンの母
ロイヤル・スコット (Gerald McRaney) ダンの父

ヘイル (Dorothy Recasner Brown) 医者
ライアン (Andrew Masset) 医者
ティム・スミス (Brett Claywell)
--- (Ann Cusack)
アダム (Greg Thompson) 医者
キャリー (Paula Trickey) ダンの近づく女性

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system