One Tree Hill
(CWネットワーク / シーズン1・2003年)

クリエーター/マーク・シュワーン

http://wwws.warnerbros.co.jp/oth-dvd/mainsite/
http://www.ntv.co.jp/onetreehill/intro.html





Feb. 17, 2004
第14話 祈りのとき I Shall Believe

脚本/Mark Schwahn 監督/Gregory Prange
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イタリアの料理学校で6週間の修行を終えて帰国したカレンは
キースとルーカスが空港まで迎えに来るのを待っていた。
しかし途中でキースの運転する車が交通事故を起こし、側面か
らぶつけられたキースの車の助手席に乗っていた
ルーカスは
意識不明の重体
で病院に運ぶ。たまたま交差点の向かい側に居た
ダンが自らの手で二人を救急病院に連れて行くと、ルーカスの
父だと名乗り手術の同意書にサインする。
一時期心拍数が止まり、心肺蘇生、エピネフリンを投与するが
なんとかバイタルは安定する。

一方その頃、ヘイリーネイサンから、ヘイリーの近づいた意図
を聞かされる。
ルーカスが嫌がるかと思ったから近づいた事。しかし
その後の変わり様を話そうとするが、ヘイリーはルーカスが言っていた通り、
ネイサンの近づいた意図にルーカスを傷つけるものがあると
知って失望する。キースからヘイリーにルーカスが事故にあった
事が電話が聞かされるが、ネイサンには一緒に付いてこないでく
れと告げる。

ペイトンは親友のブルックにルーカスとの関係を告白しようと
していた矢先、ヘイリーを通してペイトンの元にルーカスの事故
の知らせが入ってくる。ペイトンはブルックにすぐに病院に
いくよう告げる。
カレンも一人で空港から病院に直行してくる。
ヘイル医師は外科医として最高の腕を持って居るので大丈夫だ
とされる中、ダンが早急に患者を連れて来て手術の許可を出した
事で助かった事を聞かされる。
その中でブルックが病室に駆けつけてくる。
医師から病状を聞くと、肺の修復作業をしたことや脾臓を摘出した
こと。命に別状は無いが、
肩のリハビリは必要だという。
手術中に一度心肺停止に陥った事も聞かされる。

ヘイリーの元にペイトンがやってくる。
ペイトンはヘイリーに対して病院に見舞いに行かないのか?と
尋ねるが、会いたいけど会えない事を語る。夕べルーカスとは
ケンカしてしまい、もう二度と話しかけないでと言ってしまった
のだという。ヘイリーはペイトンとルーカスがキスしていたのを
見た事も知っている事を告げる。ペイトンは会いに行けばきっと
許してくれるはずだとし、私も一緒に行くとするが、今はいけない
と語る。

そんな中、カレンは警察官から
キースが酒を飲んでいた事
聞かされる。法に触れるほどの飲酒量ではなかった事を聞かされ
逮捕は免れたという。カレンはキースの元に詰め寄ると、飲酒して
運転していたとはどういう事なのかと詰め寄る。決して酔っては
居なかったとするが、カレンはキースの事を信じて息子を預けた
のだとして、帰ってくれとキースを追い返す。

カレンの元に心配したデブが食料を持って現れる。
店は私が見ているからルーカスの事だけを考えてというカレンに
感謝する。カレンはルーカスが事故ったのも私に対する罰なの
かも知れないと告げ、イタリアにさえ行かねばこういう事態には
ならなかったと告げる。カレンはダンのお陰でルーカスの命が
助かった事を告げ、お礼を言って欲しいと語る。

ペイトンもまたルーカスの病室にいく。
するとカレンの姿が有った。カレンはペイトンの事はルーカス
から聞いていると告げる。ペイトンはかつてこの病院で母親が
亡くなった事を告げ、しかも交通事故だった事を聞く。
ヘイリーは現在ルーカスとケンカしているので、見舞いに来づらい
みたいである事を説明する。

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カレンがイタリアに料理修行に出かけた6週間の間。
思った以上に状況が変わっている事を知る。

今回は状況が不利に向かう関係が多かったな。

キースとカレンの関係は、最悪な状況。
酒を飲んでいたのもダーラムと祝い酒だったけど、事故の原因が
酒ではなくダンを見かけてよそ見したという所がなんとも複雑。

ダンとデブも離婚に向けて妻側は行動を開始。
ダンは絶対離婚はしないとのことで、法廷で争う事になりそう。
ただ皮肉にもルーカスを助けたダンがカレンによって感謝される
状況が描かれてしまった点だ。

ヘイリーとネイサンもケンカ組。
ネイサンがヘイリーに近づいた意図がルーカスを傷つける為の
ものだったという事でヘイリーは不審に感じる。

ただキースとカレン、ヘイリーとネイサンにしても、説明すれば
分かるものだし、一度のミスだけで相手を不審に思うほど
これまでの関係性は悪くは無かったと思うんだけどね。

泣けるのは事故ったルーカスに対して、仲間達がバスケのコート
に励ましのメッセージが書いている事かな。
ネイサンがルーカスの病室に訪れるというのもまた心境の変化
を感じさせる演出。例えそれがヘイリーの為だとしても、ヘイリー
が笑顔を取り戻す為にはルーカスが元気になるという事で、
複雑な人間関係が存在している。

またバスケ仲間がマウスの回すビデオカメラに向かって一言
ずつメッセージを送るのも良かったね。

ルーカスのペイトンへの気持ちはグダグダのまま、結局先延ばし
にされてしまった。その間にカレンに対してブルックが随分と
点数稼ぎをした感じにも思えるし、逆にタトゥーを彫ることを
けしかけた事でマイナスポイントを得て居る部分も有る。

ペイトンと事故死した母との関係と同様に、ブルックもまた
両親との関係が上手く言っていない現実が描かれ、それを聞かさ
れると許してしまう事になるけどね。

それにしても感じの"有"のタトゥーは恥ずかしい。

キースがルーカスの入院費を払ったけど、払える額だったのか
も気になる。


■使用されている曲

・Loquatの"Swingset Chain"
・Sheryl Crowの"I Shall Believe"
・The Red Threadの"The Getaway"
・Susan Callowayの"Higher Than The Sun"
・The Squirtsの"Come Home Delilah"

ルーカス・スコット (Chad Michael Murray) カレンの息子
ネイサン・スコット (James Lafferty) バスケの選手・エース
ペイトン・ソーヤー (Hilarie Burton) チアリーダー
ヘイリー・ジェームズ (Bethany Joy Galeotti) ルーカス友達
ブルック・デーヴィス (Sophia Bush) チアリーダー部のキャプテン
ダン・スコット (Paul Johansson) バスケ命、カーディーラー
キース・スコット (Craig Sheffer) ダンの弟、修理工
カレン・ロー (Moira Kelly) カレンズカフェ経営
ホワイティ・ダーラム (Barry Corbin) コーチ
デーヴ・スコット (Barbara Alyn Woods) ネイサンの母

ティム・スミス (Brett Claywell) バスケ
ジミー・エドワーズ (Colin Fickes) 実況・めがね
ジェイク・ジャギルスキー (Bryan Greenberg) バスケ
ジャンク・モレッティ (Cullen Moss) バスケ
マウス・マクファデン (Lee Norris) 実況・ルーカスの友達
スキルス (Antwon Tanner) ルーカスの親友・ルーカスの友達

ラリー・ソーヤー (Thomas Ian Griffith) ペイトンの父
メイ・スコット (Tess Harper) ダンの母
ロイヤル・スコット (Gerald McRaney) ダンの父

ヘイル (Dorothy Recasner Brown) 医者
ライアン (Andrew Masset) 医者
アダム (Greg Thompson) 医者
キャリー (Paula Trickey) ダンの近づく女性
エイミー・クイン (Angie Fox) 病院の保険課
--- (Michael Harding) 警察官
モリー (Meredith Sause)
シンシア・プライス (Joan Severance) デブの代理人
ファーギー・トンプソン (Vaughn Wilson)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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