One Tree Hill (CWネットワーク / シーズン1・2003年) クリエーター／マーク・シュワーン http://wwws.warnerbros.co.jp/oth-dvd/mainsite/ http://www.ntv.co.jp/onetreehill/intro.html

2 Mar. 2004
第16話 初めての傷 The First Cut Is the Deepest

脚本／Mike Kelley 監督／Robert Duncan McNeill
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人生は短いのだから、気持ちに素直に生きようとして、ルーカス
はペイトンと関係を進めようとするが、ペイトンはブルックと
の親友はルーカスとの関係よりも優先するものだとしてそれを
断り別れを告げる。しかしブルックはペイトンの部屋を映し出す
webカメラの中で二人が密かに逢っているのを目撃してしまう。

ペイトンとブルックは学校ですれ違うが、ブルックはペイトン
を無視する。ペイトンが落ち込んでいるとジェイクがやってきて
声を掛ける。親友と男を取り合いケンカになっている事を告げ
る。ジェイクは昨夜ジェニーが寝付いてくれないので、二時間
しか眠れなかったと語る。いつも家の鍵をちらつかせれば
ジェニーはご機嫌なはずなのに、昨日はそれも効果がなかった
と。ジェイクは週末に従兄弟の結婚式があるので、ペイトンに
ジェニーを一日だけ預かってくれないか?と頼む。

ネイサンはダンの家で目覚めると学校に行こうとする。
ダンは息子の機嫌を取るために朝食を作り、そして俺からの
プレゼントだとしてマスタング車を渡す。辛い思いをさせたので
俺からの好意だとするが、これは賄賂だろというネイサン。
しかしこれでいつでも逃げられるとして、車を運転して学校へ
向かう。

ペイトンはヘイリーと逢う。
ヘイリーは全ての事情はルーカスから聞いて知っているとし
声を掛ける。ブルックは口も聞いてくれないので、何も進展が
無い事を語る。そんな中、ネイサンが"車を買うならダン・スコ
ットの店で"と書かれた車で登校してくるのを見る。ヘイリーは
父親からもらったのか?とすると、モノで俺を釣ったつもりなん
だろうと語る。ヘイリーは大好きな歌手の一人・シェリル・
クローのコンサートチケットを夕べ一晩中ネットオークションで
落札しようとして粘ったが落札できなかったという。今日一日
しかチャンスは無いのでそれに賭けるとの事だった。

ルーカスはトレーニングルームで筋トレする。
親友のスキルスからは、無理すると一生使い物にならなくなる
として焦るなというが、現在ウチのバスケチームは無敗記録が
続いているので、今更抜けられないと語る。そんな中ルーカス
の事をコーチが呼んでいるとして、バスケコートに向かう。
ペイトンはブルックと共にチアリーディングの応援の為にコート
で逢うと、傷つけるつもりは無かった事を告げ謝罪するが、
最低だとしてブルックは立ち去る。
ルーカスはダーラムから、肩の具合を聞かされ無茶はするなと
指示され、トレーニングルームに入る事は許さないと言われる。
ルーカスはコートから飛び出すと、出入り口の所でダンと出くわす。
ダンはお礼は良いというが、恩着せがましいことを言うなとして
ルーカスは突っぱねる。お前の事は何をしても信用はしないと
告げると、俺がお前を助けたのは、息子・ネイサンの活躍を
見せる為、生き地獄を味わせる為に生かしたのだとし、こう
言えば満足するのか?と問う。

ネイサンの元にダンが迎えに来る。
ネイサンはダンのしている事を許せなかった。ダンはどうすれば
俺を選んで良かったと思ってくれるのか?と問うが、何をしても
無理で、ダンの元に来たのは単に選択肢が無かっただけだと
語る。

ペイトンはブルックに逢うと一度ちゃんと話そうと語る。
彼とは寝ていないし、そうなりかけたが辞めた事を語る。
そして話そうと思った時にルーカスが事故にあった事を語る。
ブルックは彼の事が好きなのか?と問うと、ペイトンは答えられず
にいた。ブルックはそんな彼女にもうどうでも良い事だとして
二人で好きにやれば良いとして出て行ってしまう。
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ついにルーカスとペイトンの関係がブルックによって知られて
しまい事態は最悪の方向へ。
ペイトンは説明しようとするが、ブルックは裏切られた思いから
感情的になり二人と距離を取っていく。

当初ネイサンがもの凄く嫌なヤツだったけど、最近はルーカス
が嫌なヤツになりつつ有るな。
人の心の問題なので、好きになった気持ちは抑えられないのは
明らかなんだけど、それでもやはりブルックに与えた影響力を
考えると、ルーカスとペイトンの関係には何処か受け入れがたい
ものが存在する。

今回はそれにも増してやはり、ダンのゲスさが現れたという感じ。

キースの店を乗っ取ったダン。
言葉巧みに買い取ったとしても経営は任せるような事を口にして
いたのに、完全に屈辱感を味わせて従わせるというダンらしい
方法論で、自分にひれ伏す兄に対して正当性を訴えようとしている
感じ。
ダンの性格は一生モノだと思うのだけど、この人も父親からの
教育によって誕生した結果の産物なので、何とも言えない。
ただ全ての行動は本人の責任ではなく親の責任だとするのも違うと
思うので、やはりダンに対する嫌悪感が激しく表れた。

少しずつドラマではジェイクの存在感が大きくなり始めた。
ジェイクとペイトンの関係、そしてルーカスとニッキーの関係。
ニッキーがジェイクの元彼女だという設定にも驚きだが、
果たしてこのスクランブル状態がどう影響していくのか。

そしてデブの秘密が明らかにされた。
二年半前に家を出ていた際、仕事の関係で出張していたという事
だが実際には夫のダンから逃げるために男と逃走していたという
ものだった。ネイサンにとって一番大変な時に自分だけが逃走した
事に関して、そう簡単には許せない状況が描かれる。
しかしこういう設定、アメリカのドラマでも多いね。

そういえばシェリル・クロウがゲスト出演。
使用されている楽曲も今回はシェリル・クロウ一色で、彼女の
プロモっぽい所も大きかった。
コンサートに行けないヘイリーへのサプライズだったけど、
ヘイリーは特に傷ついている役割でも無いので、やや的外れな
感じにも思える。時々アメリカのドラマでも、今回のシェリル・
クロウの様に、ふと街のコーヒー店やバーに有名人が立ち寄るっ
て設定は見かけるね。

コーヒー一杯で歌一曲。相当お得な感じだ。


■使用されている曲

・Sheryl Crowの"The First Cut Is The Deepest"
・Boss Martiansの"He'll Be Around"
・Deb Talanの"Tell Your Story Walking"
・Sheryl Crowの"Lucky Kid"
・Sheryl Crow with Gwyneth Paltrowの"It's Only Love"
・Sheryl Crowの"There Goes The Neighborhood"
・Sheryl Crowの"Home"
・Snow Patrolの"Tiny Little Fractures"
・The Fuzzの"Parking"
・Buvaの"Never Like This"