One Tree Hill (CWネットワーク / シーズン2・2004年-2005年) クリエーター／マーク・シュワーン http://wwws.warnerbros.co.jp/oth-dvd/mainsite/ http://www.ntv.co.jp/onetreehill/intro.html

May 3, 2005
第19話 悪夢のサーキット I'm Wide Awake, It's Morning

脚本／ Mark Schwahn
監督／Thomas J. Wright
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ジョセフ・コンラッド曰く、真の幸福とは何か。ありきたりは
言葉では言えないが恐怖そのものでもある。孤独は人々にとって
は正体不明のもの。見捨てられた惨めなものにとっては、いく
らかの思い出でもある。

それぞれの朝を迎える。
ネイサンは目覚めるとクープ伯父さん(クーパー・リー)が目の
前に立っていた。姉のデヴから電話をもらったというクープは
姉が電話してくるというくらいだから余程深刻な状態だと思った
という。俺はレーサーであり夫婦げんかの仲裁をしろなんて
どういう事かとし、ネイサンに対して夫婦喧嘩の原因は何かと
問い、パンツを脱いでみろという。お前に物の見方を教えに
来たのだという。

ブルックの元にルーカスがやってくる。
寝ていたブルックに対して、クローゼットに入れたいものが
有るので置かしておいて欲しいという。ジェイクにも会って
来たことを告げ、ペイトンは大丈夫なのかと問う。今から
ネイサンとネイサンの伯父さんと出かける為に、ペイトンに
いつでも力になると話して置いて欲しいと語る。

アンディは大学で講義をしていた。「議論を呼ぶ概念」につい
て。しかし講義をしていると突然話を聞いていた生徒の一人が
発言し始める。なんとそこに居たのはダンだった。
ダンはたとえ話だとして、"ランディ"という男が俺のことを
探偵を雇ってライバルを出し抜こうとしていることを告げる。
ランディは倫理の講義をした方が良いのではないかとして、
そのランディという男性は生徒の一人・"シャロン"(カレン)と
ベッドを共にしているという噂だという。彼女の成績はAであり
ランディは教壇に立つ資格はあるのか?と問う。アンディは
ダンに教室から出て行けと告げるが・・・

クーパーはサーキット場に二人を連れて行く。
良い景色を見るならばアレしかないとして、NASCARのレーサー
ジェフ・バートンの車を見せる。二人はジェフの車が見られる
なんて凄いとするが、なんと本人もそこに居たりである。
サーキット場には同じくメカニックをしているレイ・グリーン
や娘のデイトナ、そして弟のジャレットの姿が有った。
ネイサンはデイトナを見るのはまだ歯の矯正具をつけていた時
なので久しぶりだという。また確か私の方が身長が高かった
時だというデイトナもまたレーサーとして活動していた。
ジャレットはネイサンに会うと結婚したというけど幸せなのか?
と問う。僕なんてまだデートもしていないのに結婚するなんて
凄いという。
そんな中、クーパーは今日は運転の訓練をして明日みんなで
レースをしようと提案する。

カレンはアンディに電話すると、ダンを何とかしないといけない
事を語る。デヴに対してもキースとジュールズのことをなんて
言えばいいのか分からないという。
そんな中、ペイトンとブルックがカレンのバーへとやってくる。
ペイトンが落ち込んでいるのでみんなペイトンを励ますが、
ペイトンは私はジェイクに比べたら全然マシだと告げる。
へこんでいる時には何かしないといけないという。そこにデヴも
やってくるとカレンは鎮痛剤を飲んでいるデブが酔っている
様に思えた。それを見てカレンは一気に、ダンはキースを傷つける
為にジュールズを雇ったことを告白する。

デイトナはネイサンやルーカスにストックカーに乗せる。
250kmの景色というものを体験される。250kmの世界でミスを
すれば身も心もバラバラになるのだとして、気を散らさないように
告げるが・・・
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■女性たちが傷の舐め合い

カレンとデヴ、ブルックとペイトンがTRiCで共に踊るシーン
がなかなか良い感じの雰囲気だった今回のエピソード。
ブルックは前回、結局パーティーには行かずにカレンの
信頼は裏切らなかったんだね。

それぞれがカウンターでぐったりしながら、それぞれの相手
に遭いたいとつぶやく辺りがまた面白かった。

車の代行サービス業が少し軌道に乗り始めた感じで、デブ
のことを乗せたり、マウスを乗せたり、エリカ、そして最後
はペイトンを乗せて走った。
日本のBSで放送された「クルマの二人」みたいな状態だな。

■ネイサンとルーカス

気分転換とばかりにネイサンをサーキット場に連れてくる
のは、デヴの兄さんのクーパーだった。デブにはこんなに
イケメンの兄さんがいるんだね。
演じているMichael Truccoは「リベンジ」ではシーズン2に
復讐の為にポーター家を陥れる最悪のネイト・ライアンを
演じていたけど。

立ち直らせるために気分転換するのは良いけど、流石に
素人相手にレースをするか?ってことで、相当違和感が
あったのは確かだし、ネイサンがこういう結末を見せるのも
また想像が付くところがあったね。

なんらかのターニングポイントには、必ずクルマの事故が
起きる。

■ダンとアンディ

以前アンディがダンにちょっと脅迫っぽいことを語っていた
(欲しい物は必ず手に入れるとかなんとか)けど、今回は
ダンがわざわざ大学まで来てアンディが生徒と関係をもって
いることを告げ口した様子。
アンディはそんなダンにカルマとしても存在するとして、
悪い行いをすればそれだけ悪いことが起きるという事実を
唱えていた。
結果としてネイサンが事故ったのもダンの於かした負の
カルマのせいなのか。

■ダンはデブを起こす

デブはどうしてもダンの家に入りたくない様子で結局庭で
寝ているというところが凄い。ダンとしては、単なる酒で
酔いつぶれた人物としかこの時は認識していなかった様で、
意地悪にもスプリンクラーを作動させていたけど、
ネイサンが事故ったさいに輸血が必要だとした時には、
彼女の血液検査で薬物を投与していることが判明してしまう。
仕事を辞めた時から飲んでいるもので、全ての責任はダン
だといわんばかりのもの。

■エリカとマウス

エリカは悪い男に襲われてしまったのかと思って心配する
ものが有った。委員会を辞めてから彼女完全に弾けまくっている
感じだけど、経験が浅い分、リスクというのもあまり理解して
いないのかもしれない。たまたま代行サービス中に彼女を
見つけてブルックとマウスとエリカで食事にいくことになった。
マウスとエリカは良い関係になり、いよいよマウスもブルック
一辺倒からは抜け出すのか。

■ヘイリーの歌っていた歌

ネイサンは夜にテントでキャンプした際に、デイトナが
ギターでMatthew Ryanの曲を歌う。冒頭で解説をしていた
メロディ洋子さんによると、Matthew RyanはOne Tree Hillの
有るノースカロライナ出身のシンガーとのこと。
ヘイリーもまたよくうたっていた曲なのでネイサンにとっては
辛い状況だったようだ。

■スティーブン・キングの言葉の引用

このドラマも「クリミナル・マインド」化しているな。
冒頭では必ず過去の偉人の言葉が引用されるし、終わりの場面
でも引用されることになった。

「時はすべてを奪う、望むものとのざまざるとに関わらず時はすべて
を奪いすべてを運び去る。そして最後には暗闇だけが残る。その
暗闇のなかに、人影が見えることもあるが、再び見失うこともある」

■使用されている曲

・Citizen CopeのSon's Gonna Rise
・Damien JuradoのSucker
・Damien JuradoのAbilene
・Every Move A PictureのChemical Burns
・Kid LightningのSunshine and Cinnamon
・Matthew RyanのIrrelevant
・The DandelionsのOn The 54
・The Get Up KidsのLike A Man Possessed
・Velvet RevolverのSucker Train Blues