One Tree Hill (CWネットワーク / シーズン2・2004年-2005年) クリエーター／マーク・シュワーン http://wwws.warnerbros.co.jp/oth-dvd/mainsite/ http://www.ntv.co.jp/onetreehill/intro.html

May 10, 2005
第20話 もしも・・・ Lifetime Piling Up

脚本／Mark B. Perry
監督／Les Butler
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クープの計らいでレーシング場に行き、ヘイリーとの関係で
モヤモヤしているネイサンを励まそうとするが、彼はスピード
を出し過ぎてレース場で大クラッシュしてしまう。しかも
調べると現場でブレーキ痕がなく、寧ろ壁に自らぶつかってい
るような形跡さえ見つかったのである。

ダグラス・アダムスはこう書いている。
「自分の人生を夢みたいだと感じていた。そして思った。これ
は誰の人生だ?みんな満足したのだろうか」と。

手術台に運ばれるネイサンはある夢を見ていた・・・

この日ルーカスは目覚める。
ダンとカレンが同じ家で暮らしており、二人は結婚していたの
である。ダンは夜遅くまで飲んだくれており、カレンも仕事で
カフェの店舗を広げていた。今日も良い物件があるとして
出かける中、12店舗目を開店しようとしていた。

一方ストリートバスケットの聖地・リバーコートでは、マウス
やネイサンが来ていた。ネイサンは郵便局からの手紙が来た
事を告げ、ハスケットボールキャンプの最高峰であるハイフラ
イヤーズに応募したのだという。自分では開けられず仲間たちが
開封する中で、ネイサンは最終候補者になった事を知る。
しかしチームに所属していないネイサンはあまり期待を持たない
様にしていた。仲間たちは親友として忠告する事を告げ、あまり
謙遜しすぎず自身を持てと語る。

ペイトンはルーカスの車でドライブしていた。二人は付き合って
いたのである。ペイトンに対してルーカスは今夜仲間と会うので
一緒に出かけないかとし、俺の仲間と仲良くしてくれという。
しかしペイトンはそれを拒むと、出かけたくないってことかと
告げ、それならば室内に閉じこもりライブカメラでダサイ曲を
危機ながらセックスショーでもしろという。そんな言い争い
をしながら運転していると思わずネイサンを轢きそうになる。
ネイサンはルーカスに対してパパに運転を習わなかったのか?と
問うと、ルーカスはネイサンを負け犬呼ばわりする。
ペイトンはルーカスに対して、立場が逆だったということを考えた
ことは無いのかと問うと、あなたの父親がデブと結婚していたら
そうなっていたのだという。しかしルーカスはそれはないと告げる。

キース・スコットモーターでは、キースが社長だった。
ダンは少し遅れて出社すると、キースから散々嫌みを言われる。
お前がデブと結婚すれば親からの金が入って人生が変わったのかも
なとキースから嫌みを言われ、女性客がコンバーチブルを見ている
のでダンに対して売り込んでこいと命令する。

デブかカフェを開いていた。
そこにネイサンが来たくすると、郵便受けに入っていたクープ
伯父さんからの手紙や請求書をデブに渡す。大学の聴講案内書が
届くのを知って、ネイサンは母・デブに対して自分を産んだことを
後悔しているか?と尋ねるが、例え親に勘当されたが別に後悔は
していないという。金が有っても惨めな生活を送るだけだとし、
ダンとカレン、ルークたちの生活を見てみなさいと告げる。
そんな中デブのカフェにネイサンの幼なじみのヘイリーがやって
くる。プラネタリウムの授業で遅れたとのこと。ネイサンは
デブたちにハイフライヤーズの最終候補者に選ばれたことを
報告すると、みんな喜んでくれる。デブはネイサンにヘイリーは
良い結婚相手じゃないのかと問うと俺たちはずっと幼なじみだと
語る。

リバーコートに行くネイサンは、そこにルーカスらレイブンズの
面々が占拠している事を知る。体育館が使用できないので俺たち
が使うのだという。ティムはルーカスはキャンプの為の練習を
しなければならない事を告げると、スキップたちはネイサンだって
最終候補に選ばれた事を告げる。ルーカスは凄い妄想だなと告げ、
キャンプに選ばれるのは一校につき一人しか選ばれない事を告げ、
俺が選ばれるのだと語る。

ネイサンがランニングする姿を見て、ブルックは興味を持つ。
ネイサンがシャワー室で汗を流していると、突然バスタオルを
したブルックが現れて、ネイサンを誘惑する。ネイサンのアレが
XLという噂は本当ねと言うと、ネイサンは急いでシャワー室から
出て行く。
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■ネイサンが見た夢

衝突事故で死の淵に立ったネイサンが見た夢を通して今回は
物語が構成されるという珍しいものだった。

シーズン1の物語がベースに有って、ルーカスとネイサンの
立場が逆だったらどうなっていたのかという「もしもの世界」
を演出したもの。

ダンがデブではなくカレンを取っていたらこういうストーリー
は本当にあり得たのだろうか?

■生やさしい

シーズン1の頃のネイサンとダンって相当えげつない人物
だったけど、このドラマの中でその役割を演じたルーカス
とキースはイマイチえげつなさが足りなかったような気がする。

シーズン1のエピソードを忘れているところも有るけど、
大体どの流れも踏襲した流れになっているのかな。

バスケの勝負の話とか確か有ったと思うけど、キャンプの話
を完全に現在進行形のネタを織り交ぜた話になっていたね。

■今思うと何故ペイトンはネイサン(ルーカス)と付き合っていた?

そういえばシーズン1のペイトンはネイサンと付き合っていた
んだよなって感じだけど、やはりバスケット部のキャプテン
であり地元の有力者の息子という理由で付き合っていたのだ
ろうか?なんとなくペイトンってそういう事関係無しに人と
付き合う人物だと思っていたので、イマイチ理解出来ない所
も有るんだよな。

■逆転した夢の中で掴んだこと

少しずつ現実のエピソードに近づいていく流れとして描かれて
いたけど、夢を追うことの必要性、そして他人の夢を潰す
ことへの愚かな行為に気がついていくというところがネイサン
にとって大事な部分だったけど、寧ろ今まで如何にルーカスに
酷い仕打ちをしていたのかをもう少し実感しても良いのではな
いかって感じもする。

■キースとカレンが不倫

今回のドラマ、ダンがデブではなくカレンを選んだら
どうなったのかということを描いた訳で、キースが何故
ダンの立場であるモータースを経営しているのかは正直
謎ではあった。キースがバスケットボールをしている
訳でもなく、ただカレンと不倫関係に有ったというだけ。
元々デブの実家は金持ちだとする設定があるんだっけか。

シングルで育てて実家とは疎遠な関係になるというのは
「ギルモア・ガールズ」みたいだな。

■現実と向き合う

結局ネイサンがブレーキをかけなかった件に関しては
深く言及されなかった感じだね。
ただ今他人の夢を追うことを止めれば後で後悔することは
明かで、ヘイリーが戻ってくるとした祭にはネイサンんは
それを止めた。ネイサンとしては自分の夢を追うとしていた
けど、大怪我している状態でまさかバスケットを目指すとは
言わないよなぁ。
デブはちゃんとリハビリに通うみたいだけど、寧ろダンと
別れた方が良いのではないか。

■意外と器用で根気強いブルック

ルーカスが持って着たシュレッダーのゴミを着実に繋ぎ合わ
せている彼女。クルマの販売領収書っぽい感じだけど、
脱税などの証拠になり得るのかな。

■使用されている曲

・Aon SpokekのTransform
・Billy LivesayのHoldin'
・Dashboard ConfessionalのHands Down
・FinchのWhat It Is To Burn
・Magnolia Electric Co.のHard To Love A Man
・Ray LamontagneのHold You In My Arms
・SalivaのRest In Pieces