パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット
(Person of Interest、アメリカCBS)

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 Dec. 15, 2011
第10話 汚れた金 Number Crunch

脚本/Patrick Harbinson
監督/Jeffrey G. Hunt
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深夜ルーズベルト通りで車が横転するのを交通カメラが捉えて
いた。

リースはフィンチのオフィスに行くが彼の姿がなかった。
「機械の中の幽霊」という書籍の中から一枚の写真が出てくる。
二人の男性の写真で、写真の裏には
"はじまりに、N.I"と書か
れていた。
そんなリースの元に突然フィンチが現れ、
今回マシンは同時に
複数の番号を割りだした
事を告げる。

番号の人物は、
クレア・ライアン(42歳)・ニューヨーク大学の講師。
マット・ダガン(33歳)・ウェイター
ウェンディ・マクナリー(29歳)・美容師
ポーラ・バスケス(23歳)・無職


だという。マシンが複数送ってくるときには
通常は繋がって
いる
という事だという。ただ僅かにクレアの番号が早く
送られて来ているのだという。
クイーンズ在住なので、
リースに現地にいって調べて欲しいと告げる。

一方カーター刑事は先日のBCことネイシャス・ドレイク(通称
ボトルキャップ)
という情報源と接触した際に胸を打たれたが
どういうわけか
防弾ベストをつけて居たこと。そしてカーター
が発見された時には、その情報屋が銃殺されていたことを
受けて、
内務調査を受けていた。カーターは全て報告書に書いて
ある通りだとし、助けてくれたのは自分が3ヶ月追ってきた
男性だという。内務調査官達は、カーターは追いかけるフリ
をして実際には手を組んで居るのではないかと疑う。
接触したり直接話した事はあるのか?と問われ、それを否定する
と、今後私と話すときには代理人を通してと告げ立ち去る。

ファスコはカーターが署に戻ってくると、撃たれたのだから
暫く休むよう進める。カーターは暫くオルソン刑事と組んで
捜査するという。ファスコはカーターに知らない男がBCを
撃ったとの事だが、その撃った相手の顔は見たのか?と東。
顔を知ったらいざという時に逮捕を躊躇うかも知れないぞと
語ると、それは無い事を告げ、きっと捕まえるという。

リースはクレアのアパートに向かうと刑事がアパートを
取り囲んでいる事を知る。CSUの制服を着てリースは現場に
入り込むと、
既に室内でクレアは銃殺されていた。リースは
フィンチにマシンの通報が遅いと言っておけと語る。

現場に落ちていた証拠の携帯電話を盗むと、リースはクレア
のパソコンからデータをコピーする。
現場には高級な靴やバッグなどが置かれていて羽振りの良さを
感じさせるものだった。
フィンチは未だに残り三人の繋がりを探っているという。
リースは一人で三人を見張ることは難しいのでフィンチにも
一緒に現場で分担して見張って欲しいと語る。
ファスコにはポーラを見晴らせるので、俺がウェンディを
見張り、フィンチはマットを見ていて欲しいと告げる。
リースはフィンチに逢うと、カーターがどうしているのか
尋ねる。リースはフィンチにポーラの事を見張るよう告げ、
ポーラはクレアの死と無関係ではない事を語る。

カーターは署長のウォマックに呼び出されると、オフィス
には見知らぬ男性・CIAのノースの姿が有った。ノースは署長
を通してカーターが追っている男の情報を知りたがる。
スーツ姿で背が高く、たまにバイクに乗っているということ
くらいだとし、私が彼を意図的に逃がすはずはないと語る。
BCを撃ったのは彼なのか?と問われると、知らない男(ノース)
に話す事はないと突っぱねるカーターだが、署長から圧力を
かけられて、仕方なくスーツの男が撃った事を認める。

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マシンがはじき出したのは、同時に4人の番号だった。
フィンチによると4人同時に出た場合には、それらの4人には
関係性があるという証拠でもあるが、幾ら探しても4人には
まるで繋がりが見えてこない。しかし尾行しているウチに、
大学の講師のクレアが自宅で殺害され、そしてフィンチが
尾行していたマットは目の前で爆弾によって殺害されてしまう。
他二人にも被害が及ぶ前に何とか助けようとするが・・・

当然ながら同時に発生する事件というケースは有る訳で、
本来ならばマシンは次々と止めどなく数字を割り出している
ハズだけど、今までそういう事態は起こらなかった。今回は
その辺の違和感を多少なりとも払拭するかのようにして、
複数人の被害者事例を描いた感じ。

何といってもカーターに初めてリースの姿が明らかにされて
しまうという衝撃的案件だった。
リースはカーターを助けたにもかかわらず、カーターはリース
を正義感の元で裏切ってしまった格好だったけど、何が正しい
のかどうかが複雑で、刑事の立場から見た自分と人間としての
立場から見た自分の姿とのギャップに困惑させられた話だったの
かも知れない。

ファスコは随分とリースと打ち解け有って来たかな。
ただファスコとしてもいつの間にか鑑識現場にリースが紛れ込
んでいたと分かるとかなりビックリするだろうね。

ファスコは相変わらず憎めないところがある。
この人、警察官なのに真っ先に尾行に気がつかれて、一番
捜査が下手くそだったという辺りが笑える。
元々刑事体型じゃないんだよね。お前が体を盾にして守れば
良いとする、ファスコに対してはドSっぷりのリースとの
やりとりが可愛いらしくてもはや虜だ。

ただこういうケースを担当してしまうとやはり構成員が
少なすぎる。やはり一刻も早くカーターを辞めさせて、仲間
に入れるべき。給料はフィンチが捻出してくれ!!

■使用された曲

・UNKLE feat. Ian AstburyのWhen Things Explode

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

カール・スノー (Michael Kelly) CSI、リースをよく知る
ウェンディ・マクナリー (Bridget Regan) 29歳・美容師
ジェイミー・ハレンSr. (Michael Murphy) 下院議員
デイビス・バナマン (Jack Gwaltney) 議員の精通する銀行マン
ポーラ・バスケス (Melonie Diaz) 23歳、無職、ウェンディの義妹
デイン (J. Bernard Calloway) 殺し屋
ディスキ (Lucas Caleb Rooney)
ホスキング (Selenis Leyva) 内務調査官
オルソン (Allan Louis) 捜査官、今回ファスコと組む
ウォマック (John Fiore) 署長、カーターの上司
タイレル・エバンス (Darien Sills-Evans)
マット・ダガン (Jeremy Beck) 33歳、ウェイター、爆死
クレア・ライアン (Helen Coxe) 42歳、ニューヨーク大講師・殺害
--- (Tracey Ruggiero) Nurse
--- (Morgan Weed) Co-Worker
デモラ (Christina Gordon) 捜査官
--- (Keren Dukes) Aide
スーザン () ウェンディの母
ネイシャス・ドレイク () "ボトルキャップ"、情報屋
ジェイミー・ハレンJr () 下院議員の息子、麻薬、交通事故

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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