特殊能力捜査官ペインキラー・ジェーン
Painkiller Jane (2007)

製作/ジル・グラント


第3話 記憶のかけら
Piece of Mind

脚本/Charles Heit 監督/Michael Robison
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ユニティ鉄道の運転手は、何故か速度制限に関するシステム
操作を忘れてしまい限界速度である110km/hを越えて脱線を
引き起こしてしまう。運転手のやりとりのVTRを手に入れた
チームの構成員たちはニューロの存在を疑う。

セスによると仕事の核心部分を思い出せないという患者が来た
事があるとしてその人物に接触を図る。エドガー・ドーソンと
いう電子制御システムを開発したエンジニアという事もあり、
ライリーを同行させて話を聞く。確かに重要な部分の記憶だけ
が欠落していた。記憶を失う前にあった人物を尋ねるが全く
覚えていないという。鉄道会社に恨みのあるものの犯行なのか?

そんな中、今度はホームレスの一人で突然医師としての専門
知識を披露し倒れた男性を救う人物が現れる。
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今回のニューロは人々の記憶を操作する事が出来る人物。
果たしてニューロであるサイモン・コノリーは何をしようと
しているのか。

イマイチよく分からない話だった。
列車の中の美術品を奪い返す割りには随分遠回りした話だった
な。
いちいち秘密チームを巻き込まなくても十分盗めたんじゃない
かという気がするし、医療関係の人物を弄くり回した意味が
イマイチ伝わらなかった。

結局この犯人、大動脈変性疾患を患っていることから、治療も
試みたのだろうか?

今回のニューロは相手の体に接触することで記憶を吸い取ったり
戻したりしていたが、これまでの展開では近くにいるだけで
影響力を与えられたわけでその意味では多少の違和感が存在
した。

もう少し明確にニューロを見分ける方法と防止する方法が確立
されていたりすると、展開上スッキリするんだけどね。

絵のエピソードと列車強盗の件はある意味どうでも良かった。
絵を盗むときに電磁バリアをかいくぐるためにジェーンの再生力
を使う辺りもある意味無理矢理挿入したっぽい感じのエピソード
だった。
横で黒こげになっているのに、全く気にせず作業を続ける
アンドレが鬼に見えたぞ。

事件を解決した後に蛇足のようにジェーンのナレーションが入る
辺りは要らない気がする。なんか歯切れが悪いと思う。

ジェーン・バスコ ……… Kristanna Loken 元DEA(麻薬取締局)捜査官
アンドレ・マクブライド ……… Rob Stewart 政府の要請で秘密チームを結成
コナー・キング ……… Noah Danby バリア分署の戦術対応班
ライリー・ジェンセン ……… Sean O. Roberts 通信、セキュリティー担当の頭脳派
モーリーン・バウワーズ ……… Alaina Kalanj ジェーンと同じく、かつてDEAに所属
セス・カーペンター ……… Stephen Lobo チームドクター
ジョー・ウォーターマン ……… Nathaniel DeVeaux 元地下鉄職員

カーラ・ラファティ (Karen Kruper)
エドガー・ドーソン (Michael Bean)
ホームレスの人間 (Byron Lucas)
アレン・ラファティ (Michael Charrois)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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