特殊能力捜査官ペインキラー・ジェーン
Painkiller Jane (2007)

製作/ジル・グラント


第7話 裁きは思うがままに
Higher Court

脚本/Gillian Horvath 監督/Matthew Hastings
--------------------------------------------------------
モーリーンはトムという男性とスカイバーで楽しむ。
仕事柄モーリーンは職業のことなど秘密にしていた。トムから
週末一緒に出掛けようと誘われるが断る。トムはドリンクの
お代わりをもらいに行こうと席を立つと、そのまま何の躊躇も
無くビルの上から飛び降りてしまう。
モーリーンは本部に戻り、この事実をアンドレに伝える。
全く自殺願望など無かった男性が突如飛び降りてしまった事。
もしかするとニューロが悪さしたのではないかとするが、畑違
いのケースだとしてモーリーンの言うことを取り上げないアン
ドレ。念のために店の監視映像を見る仲間達。

トムの事を調べるライリーは有ることに気がつく。トムは粗も
傷も存在しない完璧な人生を送ってきている。まるで作られた
様な経歴・・・証人保護プログラムを受けている人物だと発覚。
元々トムは25歳・ジーン・クローリーという人物で会計士だっ
た。妻殺しの罪で服役する所だったが、司法取引により保護を
受けた人物だと分かる。
更にマイケル・バルガという人物が亡くなる。彼も証人保護
プログラムを受けている人物だった。調べていく内に次々と
殺されているのを知る。
--------------------------------------------------------

今回のニューロは相手に幻覚を見せることが出来る人物。

最初は政府によって保護されている犯罪者を自らの手で裁くと
いう展開だったが、その事を知られて自分の保身のために能力
を使い始めるというとんでもない人物だった。

今回はモーリーンの性格が加味されるような話だ。

モーリーンの彼氏が殺されて犯人に復讐心を抱くかに思えたが
殺された人物が元々犯罪者である事を知って、ニューロのやる
事を止めることが出来ないといった感じ。

今回のジェーンは随分我が身を痛み付けるようなシーンが多か
った。レントを助けるために背中にレーザーを浴びたり、
幻覚を見せられているコナーを止めるために銃弾を浴びたり、
ニューロを出し抜くために自らの手を銃で撃ち抜く。

ちょっとしたサービスショット有りで生臭いドラマに彩りを
与えた感じなのか。

そんなジェーンもモーリーンが彼氏を亡くした事によって、自ら
の心配をしたのか、なかなか逢えないハズのジャスティンに
二度も会い、二人の仲を確かめ合う。

幻覚を見せられたのは犯罪者だけでなく、ニューロの姿を見た
コナーもまた幻覚を見せられる。
ニューロ捜査に於いて彼のオフィスのコンピュータを盗み見ると
そこから出てきた資料は、なんと自分たちの本部のデータの詳細
が出てくる。更に本部から連絡があり襲撃を受けているとの電話
で戻ってみると、仲間達がニューロに殺害される幻覚を見せられ
るのだった。

でもそんなコナーは自分の手で本部をぐちゃぐちゃにしてしまう
のだからなんとも言えない感じ。ジェーンも暴れ狂う大男コナー
をよくぞ一人で取り押さえたなという展開だった。

結局最後のオチはよく分からなかった。このドラマの悪いところ
は事件解決後も後味の悪いようなオチを付けようとしている点
だと思う。ニューロ逮捕で終わりにすれば良いのにね。

ジェーン・バスコ ……… Kristanna Loken 元DEA(麻薬取締局)捜査官
アンドレ・マクブライド ……… Rob Stewart 政府の要請で秘密チームを結成
コナー・キング ……… Noah Danby バリア分署の戦術対応班
ライリー・ジェンセン ……… Sean O. Roberts 通信、セキュリティー担当の頭脳派
モーリーン・バウワーズ ……… Alaina Kalanj ジェーンと同じく、かつてDEAに所属
セス・カーペンター ……… Stephen Lobo チームドクター
ジョー・ウォーターマン ……… Nathaniel DeVeaux 元地下鉄職員

ジャスティン・マーカス (Emy Aneke) ジェーンの彼
トム・ラーセン (Chris Bradford) モーリーンとデート。
シーラ (Monica Daudet) 証人保護受付
マーティ・レント (Gerry Mackay) クラシックカー
ルーベン・ヘネシー (Gary Chalk) ニューロ。元弁護士
マイケル・バルガ (Ryan Ennis) 車で工事現場に侵入。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system