特殊能力捜査官ペインキラー・ジェーン
Painkiller Jane (2007)

製作/ジル・グラント

http://www.bs-asahi.co.jp/pj/


第17話 プレイバック
Playback

脚本/Frank Cardea、George Schenck 監督/Matthew Hastings
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朝6:30分。
母リリアンから電話を受けるフィルは、彼女から中国外交官の
ザン・クァンの殺害を必ず成し遂げろと告げられる。

同時刻、ジェーンはアンドレからの電話で目が覚める。
7時から会議があるので出社するよう告げられる。コナーと
ライリーに連絡しろと言われるもコナーには電話が通じず。

秘密基地へといくと、ジョーは配線の整備をして火花を吹かし
ている中、ライリーとコナーもやってくる。
走行する車が雨水を跳ねてそれを浴びてしまったライリー。
コナーは隣人の車の修理を手伝っていたのだという。

アンドレからは今回のニューロの件で報告がある。
中国外交官が訪米中でその警備計画を立てていたFBIがニューロ
の存在を見つけたという。恐らく目的は中国外交官の殺害。
既に居場所も突きとめており、急いで現場に向かうことになる。
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今回は時間を戻すことの出来るニューロの登場だった。

この手の時間を巻き戻すネタは幾つも有るけれど、どれもハズ
レが無いほど面白いのが多いね。

交差点を通る中国外交官をライフルで狙うフィル。
その外交官が交差点を通過するまでにメンバーたちがその一室
に踏み込まないとニューロの勝利。もしも踏み込むことが出来た
のならば、ニューロは時間を戻してしまうというもの。

面白いのは道中に幾つかのポイントが設定してある。
それらが時間を巻き戻される度に微妙に変わっていく点だ。

駐車違反を犯す運転手。
ホットドッグに反応する犬とその犬を挑発する店主。
火気厳禁の荷物をカートに乗せて運ぶ人。
工事中の作業員。

そしてジェーンらも部屋に踏み込むときに、エレベーターと
階段の二択が待ち受けており、階段にはトラップが仕掛けてある。

一度目は階段で行くジェーンが死んで、エレベーターで行く
コナーがフィルの元にたどり着くというオチ。
二度目はジェーンはトラップに掛からず、エレベーターで行く
コナーは電源が落とされ、ジェーンがニューロにたどり着くと
いうオチ。

駐車違反を犯したり犯さなかったり、火気厳禁の物質が爆発
して進路を妨害したり、犬の鎖が切れて交差点を混乱に陥れた
り。

三度目のトライで犯人は殺害に成功する。
なんとか犯人が再び時間を戻させなければならないとして、
色々と画策する。

ドラマとしてポイントとなるのが、時間を戻されてもジェーン
だけは潜在的に記憶が残っているという事か。これって彼女が
ニューロだからなのか?

朝起きてから秘密基地に行くまでにもドラマが設定してあり、
それが微妙に変わっていく点がとても興味深く描かれているが
ライリーと女性は何故結ばれたのかは実に謎なオチだった。
コナーも女性と一晩を共にしていたのね。しかし朝の6時30分から
ベッドでいちゃついているとは。

ジェーン・バスコ ……… Kristanna Loken 元DEA(麻薬取締局)捜査官
アンドレ・マクブライド ……… Rob Stewart 政府の要請で秘密チームを結成
コナー・キング ……… Noah Danby バリア分署の戦術対応班
ライリー・ジェンセン ……… Sean O. Roberts 通信、セキュリティー担当の頭脳派
モーリーン・バウワーズ ……… Alaina Kalanj ジェーンと同じく、かつてDEAに所属
セス・カーペンター ……… Stephen Lobo チームドクター
ジョー・ウォーターマン ……… Nathaniel DeVeaux 元地下鉄職員

ブライアン (John Reardon) ジェーンの彼
フィル・ダイル (Dominic Zamprogna) ニューロ
ケーティ (Moneca Delain) コナーとベッドでいちゃつく。
ウェルダー (Adrien Dorval)
--- (Sahar Biniaz) ライリーと絡む女性
リリアン・ダイル (Marilyn Norry) フィルの母
--- (Bonnie Judd) 年配の女性
--- (Bert Steinmanis) コンパクトターの運転手
--- (Carenna Hogarth) 測量士
--- (Henry Bartak) 火気厳禁のバレルを押す男性。

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