リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線
Rizzoli & Isles

元内科医の人気女流ミステリー作家テス・ジェリッツェンの
小説を原作に、30代 独身女性のユーモラスでリアルな姿をス
パイスにして描かれる犯罪サスペンスドラマ。

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/rizzoli/





Sep. 13, 2010
第10話 銃撃 When the Gun Goes Bang, Bang, Bang

脚本/Janet Tamaro 監督/Michael M. Robin
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女性・ミアは倉庫の中で息を潜めていた。
するとダニーという男性がドラッグを倉庫から取り出す。
そこにスキンヘッドのアッシュという男がやってくると、
ダニーはボスが呼んでいるとして連れ出される。ダニーが
潜入捜査官である事を知り、胸につけた盗聴器をはぎ取ると、
額に向けて一発発砲し殺害
する。

ジェーンはモーラを連れてスポーツジムにいく。
モーラは筋力トレーニングをしているチャックに首ったけ。
二頭筋を見すぎだというジェーンに対し、女は強くて逞しい
男性に惹かれるのだという。これは自然選択説なのだと。ジェ
ーンは恥ずかしいから辞めなというが・・
そんな中、モーラは突然トレーニングを辞め検視室に戻るという。
バスの具合が悪いと告げると、カメなんてどうでも良いと告げる。
そんな中、マーレイからジェーンに電話が鳴り人数の確認をし
たいのだという。何のことだか分からずに居ると、両親が
サプライズパーティーを用意しているとの事だった。知っている
かと思っていたとし、この事は聞かなかったことにしてくれと
言われる。

母・アンジェラと父はマーレイの店でパーティーの準備をしていた
所、ジェーンと弟のフランキーが二人の前に現れる。
弟のトミーが出所するのだから出迎えるというアンジェラに
対して、
三度目の飲酒運転で司祭を轢いた事を非難し、有罪は
過ちなんかではないと語る。神父は許してくれたのに何故姉の
ジェーンは許さないのかとしてアンジェラは指摘する中、飲酒
で捕まった人物に対してバーでパーティーなんて馬鹿げた行為
だと告げる。そもそもトミーがここに戻って来たらどうやって
暮らしていくのか?と問うと父は私の仕事を手伝わせるという。
そうやってオモチャなどを買い与えて甘やかせるからダメなの
だとすると、アンジェラは来たくないのならば来なくても良い
と告げる。するとジェーンとフランキーは来ないこと告げ出て
行こうとすると、そうやって家族に背を向けるのかと問う。
警察官が出所した人を祝えるわけはないと告げる。

そんな中ジェーンの元に電話が鳴り警察官が殺害されたと通報
を受ける。
現場に行くと、麻薬課のダニー・クラークが殺害されたと
コーサックから聞かされる。ダニーはジェーンとアカデミーで
一緒の刑事だったとし、子供も2人居る刑事だという。
頭に一発45口径の銃弾で殺害されたとし、胸部には剥脱の跡
が見られるという。胸毛が無くなっている事と粘着テープが
検出された事から盗聴器の跡だという。
殺人課のカヴァナーも現場にやってくると、ウチの任務に就いて
いた殺人課の刑事で、コーサックが過去に扱ったトラック運転手
殺人事件の潜入捜査をさせていたのだと聞く。
カヴァナーは現場に居るみんなに集合を掛けると、職員総出で
この事件を調べろとし、警察署には数名の見張り以外は現場で
聞き込みをするよう告げる。
そんな中、ダニーの相棒だったとするボビーが現場にやってくる
と、突然カヴァナーがダニーを捜査から外したので死んだのだ
として怒鳴り散らしにやってくる。カヴァナーはジェーンに
頼み、ボビーを落ち着かせた後に彼から話を聞いてくれという。
被害者のポケットから見つかったタバコを見つけると、ジェーン
は鑑識に回しておくとして、それを持って行く。

警察署ではコーヒー基金と称して、亡くなったダニーの残された
家族の為に募金箱が置かれる。モーラが20ドル払おうとしている
のを見てそれは挙げすぎだとして、取り上げるジェーン。
モーラはそんな中でもバスにイチゴやフェンネル、チンゲン菜
を与えたのにカメの容体が戻らない事を悲しんでいた。
モーラはジェーンがコーヒーに塩を入れているのを目にすると、
思い詰めている理由は何なのか?と尋ねる。ダニーの件もあるが
ジェーンは弟のトミーの事だとし、私たちは警察官なのに出所
してくる弟が居ると告げ、両親は甘い顔ばかり見せていて
もう少し現実を見るべきことを告げる。トミーは放っておいて
直るものではないと告げる。モーラは相談があればいつでも
話をしてと語り、検死官室へと向かう。

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いよいよシーズン1の最終話。
ようやくジェーンとモーラの関係に慣れてきたなと思った
頃にシーズン1の終わり。近年アメリカのドラマはシーズン1
は短いことが多いね。

今回はなんと言っても汚職した警察官のエピソードで
ボストン市警察としても相当ダメージの有る流れだった。

途中からボビーの存在が如何にも怪しくなり、気になるもの
として目が離せなかった。
ジェーンが取り調べの際に銃をデスクに置いて言ってしまう
先にボビーの視線が有ったので怪しいなと思ったし、無線を
手にしたジェーンの事を随分と気にしていたりしたものね。

警察署が乗っ取られるということで、かなりの緊迫感が
有ったし意外と早い段階でフランキーが撃たれてしまった
ので最後まで気が抜けなかった。

ジェーンにはまだ弟が居たのねという感じ。
ここしばらく両親の姿が見えないなと思っていたけど、久し
ぶりの登場で子供たちとケンカ別れした後に、ジェーンも
フランキーも撃たれてしまうのだからたまったものではないな。
ジェーンの弟・トミーはアル中なのか三度も飲酒で捕まり
しかもその中の一度は神父を轢いたというのだからどうしようも
無い。ジェーンが気が強くて自立している分、母親としても
末っ子の事を可愛がっているのだろうなという事も想像に難くは
ないし、そんな末っ子ばかりが犯罪者だというのだからなんとも
皮肉だね。

携帯電話が通じないようにする妨害電波。
こういうシーンってよく描かれるけど、現実的にそんな電波を
流せるものなのだろうか。
同じ日に見たニキータの7話の中でも同様に妨害電波を
使って通話なり映像を遮断する姿が有った。

麻薬事件が何ら関係があるかに思えて、事件の糸口はトラック
運転者殺害事件だった。
二人のトラック運転手がチャールズタウン出身。ボビーやカヴ
ァナーもまたその地域の管轄だったという事で、カヴァナー
自身も犯罪に関与しているものがあるかと思った。
前回のエピソードでもモーラの父が警察署に入ってこられたのも
内通者の存在が居るようだったし、きな臭い警察署の姿が有った
からね。

自分の体を貫いてまでボビーを撃ったような感じだったけど
ジェーンは助かるのか。最後のスローモーションはかなり
効果的な使われ方をしたね。

汚職刑事・ボビーを演じていたErik Palladinoは、跳べロックガールズ
でマーティコーチを演じていた。選手の一人の母親の不倫して
騒動を起こしていたけどね。

ジェーン・リゾーリ (Angie Harmon) ボストン刑事
モーラ・アイルズ (Sasha Alexander) 検視官
ヴィンス・コーサック (Bruce McGill) 元ジェーンの相棒刑事
バリー・フロスト (Lee Thompson Young) 現ジェーンの相棒
アンジェラ・リゾーリ (Lorraine Bracco) 母
フランキー・リゾーリ・ジュニア (Jordan Bridges) 弟
フランク・リゾーリSr. (Chazz Palminteri) 父親
ダレン・クロウ (Chris Butler) 刑事
ショーン・カヴァナー (Brian Goodman) 殺人課・課長、警部補

ボビー・マリーノ (Erik Palladino) 刑事も裏切り
アッシュ (Sticky Fingaz) 犯罪組織、スキンヘッド
ミア (Melonie Diaz) 目撃者
マーレイ (Jack Conley) バーテンダー
フランク・リゾーリSr.(Chazz Palminteri) フランキーの父、配管工
ダニー・クラーク (Christopher Bello) 刑事、被害者
--- (Russ Grant) SWAT Commander
ウルフ (Tom Billett) 刑事
--- (David J Law) BRIC Detective
--- (Brandon Alan Makovy) Cop in Weightroom
--- (Carl Marino) Police Officer
--- (Ryan James Nolan) Cop

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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