ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 (Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」) 企画・脚本・製作総指揮：アンドリュー・レンチェスキー 企画・脚本・共同製作総指揮：ジョン・P・ロジャース 監督・ゲスト出演：ジェイス・アレクサンダー http://www.royalpains.jp/

第2話 運命のパーティー(後編) Pilot

脚本／John P. Rogers、Andrew Lenchewski 監督／Jace Alexander
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ハンクはERで働いていたが、病院のスポンサーでも有るガード
ナーを死なせてしまったことで、病院の責任者パークからクビ
を宣告される。堕落した生活を送る中で、弟のエヴァンに誘わ
れ医療とは全く離れた場所でもあるハンプトンズへと旅行に
やってくる。
そんな中、ハンプトンズで潜り込んだパーティーの席で、エイ
プリルという女性を助けたことで、ハンクの名前は一気に有名
になる。

寝ていたハンクの元に突然男性から電話が鳴り、面識はないが
命の危険があるので今すぐ来て欲しいと言われる。
メールで住所を示唆され現地へ行くと、豪邸のブライアント家
に到着。家にはフェラーリが衝突して壊れて置かれているのを
目撃。入り口ではタッカーという青年が待っていた。
父はマーシャル・デビット・ブライアント4世で祖父がミキサー
を開発したのでとても金持ちになったのだという彼は、車で
怪我をしたリビーの元に連れて行く。
リビーは意外と元気で、自分でインターネットを検索し、自分の
病気・怪我について調べていた。
ハンクがやってくると、私は硬膜外血腫か脳脊椎骨折、胸鎖関節
脱臼かも知れないと語る。

一方ハンクが泊まっているモーテルに昨日ハンクが助けたエイ
プリルがやってくる。上半身裸で過ごしていた弟・エヴァンは
美女がやってきた事に驚き声を掛けるが、エイプリルの目的は
ハンクだった。生まれて初めて人を好きになったのだとする
エイプリルはハンクが不在だと知ると、この部屋で待たせても
らうという。ハンクは命の恩人で直接お礼を言いたいとの事
だった。

リビーの為に診察・触診をするハンク。
リビーは体中の至る所が痛いとし、私は線維筋痛症・異痛症
ではないのか?という。ハンクは病気なのは確かだという。
それはサイバーコンドリアという病気だという。聞き慣れない
病名にリビーは神経変性疾患なのかと問う。

エヴァンはスーパーモデルのエイプリルと何とか友達になりたい
と考え、友達を紹介して欲しいと告げる中、またしてもドアに
は女性がやってくる。ディヴィア・カダイと名乗る女性で、
自分は医療助手(PA)をしているのだという。

ハンクはリビーに病気のことについて話す。
その病気はネットを使って病気を調べまくる病気で検査すべきは
頭だという。命に関わる病気ではないというと、ハンクは日曜日
には帰るのでここらで失礼するという。ハンクはタッカーに
対して何で僕の電話番号を知っているのか?と問うと、ハンプ
トンズには秘密などなく、あらゆる情報が駆け巡るという。
ハンクに対して今回の一件は父に内緒にして欲しいと告げるが
フェラーリが大破しているのを見ればすぐにバレルのではないか?
という。しかし父はサントロペのビーチハウスにいて暫く帰ら
ないので、新しくフェラーリを買えば良いだけのことだという。
50万ドルくらいのものだという。僕がバカをやる度にお手伝いの
フランシスカは儲かると告げる。タッカーはハンクに金を渡すが
これは受け取れないとして返す。タッカーはモシ良かったら、
今度庭でリモコンの飛行機を一緒に飛ばそうと語る。

そんな中、タッカーが倒れてしまう。
彼は血友病であり、自動車事故で胸を強打している事が判明する。
凝固因子製剤をすぐに用意するリビーに頼む。心嚢が出血して
いる事を指摘すると、心嚢ドレアージをしなければ血が心臓に
回らず脳にも血が回らない事を語る。ハンクはリビーにウォッカ
のボトルと、カッター、ボールペン、ビニールにダクトテープを
用意する様頼むと、そのばで体にアルコールを振りかけ、心膜
を切開して開く。そして体内に溜まって血を抜き出し、なんとか
止血する。マウントサイナイ病院にヘリコプターで運ぶと告げる
が・・・
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皮肉にも都会で追い出された医師が金持ち相手の常識の通じない
場所で医師としての自信や居場所を求めていく所などなかなか
面白い作り。

金持ち相手に医療コンシェルジェを行う事は悪くは無いけど、
失敗したときが恐そう。
シルバー医師がハンクと入れ替わるようにしてコンシェルジェ
の座から降りる姿が有ったけど、将来のハンクなのか?という
心配も有る。

まぁ当面は大丈夫だと思うけど、病院の事務長のようにハンク
個人を守る人物が居ないと、個人だけで病院経営のようなことは
出来るのか。

処置の仕方に関してはありふれた物が有った。
内出血の血を抜くためにボールペンを使うというのも色んな
ドラマで見かけた。問題は血友病相手の患者だったという事。

そして金持ち故にメンタル的な疾患が多く、サイバーコンドリア
だの、ナイチンゲール症候群だの、特注の豊胸が爆発しただの
注文も様々。市販では850ccの生理食塩水が限界だが、特注品だと
900ccのものが有るという。素直にシリコン入れとけって感じ
だったな。

医療の助手をするのがインド系っぽい女性だった。
近年のアメリカのドラマでは、知的な民族としてインド人が
起用される事が多い。IT企業でも相当インド人がアメリカ社会を
支えている事を考えるとそれも当然だけど、日本はもはや
ハリウッドなどには寿司とアダルトグッズくらいしか存在感が
及んでいない所が寂しいぞ。