ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 (Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」) 企画・脚本・製作総指揮：アンドリュー・レンチェスキー 企画・脚本・共同製作総指揮：ジョン・P・ロジャース 監督・ゲスト出演：ジェイス・アレクサンダー http://www.royalpains.jp/

第4話 見えない敵 Strategic Planning

脚本／Andrew Lenchewski 監督／Jace Alexander
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ハンクは朝、弟のエヴァンを連れてジョギングに行く。
弟の兄に経営戦略について話そうと提案。このまま患者を待つ
だけでなくゲリラ広告を打って出ようという。金持ちへの
売り込みは難しいものがあるとし、ニューイングランドでは
21歳から40歳の女性の10人に1人は体調が悪くても病気に行か
ない人が居るという。これから女性10人に遭うので一人くらい
はハンクを必要としているハズで、残り9人はオレが相手する
という。
そんな中、犬の散歩のアルバイトをしているベニーとすれ違う。
エヴァンは犬に触れようとするが、犬はエヴァンを見ると吠え
る。ベニーは犬を制しようとすると犬によって噛まれてしまう。
とりあえずハンクは応急措置をすると、病院でよく洗浄しても
らうべきだと告げる。エヴァンはベニーに名刺を渡していく。

ボリスのゲストハウスに戻ると、ボリスは出かけようとして
いた。エヴァンは兄は金に無頓着なので自分が財務を担当
しているとしてボリスに語る。ハンプトンズには2種類の人間
が居るとし、注目を浴びたがる人と避けたがるもので、ボリス
は後者の人物が好みだという。ハンクは自分は決してセレブ
になるつもりはないと告げる。
ボリスはこれからクルージングに行くので好きにゲストルーム
を使うよう言われる。

そんな中、ハンクの電話に上院議員の関係者から電話が鳴る。
PAのディヴィヤと共にエヴァレット上院議員の下を尋ねる。
すると夫人のルーシーが対応に出てくる。現在議員はロンドン
に居るという彼女。ルーシーが相談したいのは息子のケンドリ
ックの事だった。今度ノートルダム大に通うことになっており、
アメフトのクウォーターバックのレギュラーとして活躍するの
だという。南カリフォルニア大学は手強い相手との事。
入学するためには健康だとする診断が欲しいのだという。
ハンクはスポーツ医学には専門外である事を告げるが、診断書
が欲しいだけだという。新品の医療器具は全て揃っていると
して屋敷に案内される。娘のメロディもケンドリックと共に
やってくる。一時には別のスケジュールが入っているので
それまでに検査して欲しいとのことだった。

一通り血液検査、心肺負荷の検査をした後、ハンクは弟に会う。
エヴァンは議員の息子の治療を担当したのだから、雑誌や
ゴシップサイトにその事実を乗せれば依頼人の患者は殺到する
と告げるが、ハンクは絶対に載せるなと語る。
そんな中、先ほど犬に噛まれたベニーから電話が鳴る。
桟橋にあるピンチという店の裏に居るので来て欲しいとの事。
彼に会うと、案の定消毒のために病院に行って居らず、手は
激しく化膿していた。病院に行けば4時間は待たされるとし、
その間に4時間も働けるのだという。ハンクはここまで酷くなる
とデブリドメント処置をしてもらわなければならないと告げる。
公立の病院ならばすぐにERで治療してもらえるとして、その方
法論を教える。
ハンクはハンプトンズ記念病院にベニーを連れて行く。
ERの受付ではいつもの対応をされるが、ハンクは硬化性腱滑膜炎
を起こしているのですぐに治療すべきだと語る。

エヴァンはその間にベニーのバイトの犬を散歩していると、
ジルと偶然遭う。エヴァンはジルに何処かで見た事が有ると
すると、ジルは彼の古いナンパテクかと思い足蹴にしようとす
る。しかしエヴァンが彼女の名前をジルだと言い当てたことで
ジルは驚く。

ケンドリックは練習していたが突然視界が悪くなり倒れてしまう。
すぐにハンクの元にも電話が鳴り、ケンドリックの様子を見に
いく。薬などやっていないとし、栄耀ドリンクを飲んだくらい
だという彼。体中が痛いとして訴える。
特に昨日の検査では問題がなかったが、両側の深部腱反射が
低下しており、下肢に強い筋緊張の低下が見られるという。
ディヴィヤはギランバレー症か?とするが、ハンクはそれにして
は痛みが少ないのは不自然だという。精密検査をする必要が有
るのでルーシーに対して、施設の整う病院に搬送すべきだとする
が、5年前に議員が大統領選に出たときには、胸の痛みを訴え
病院に行っただけで心臓病だとして、偽の情報を流されただけ
で落選したのだという。単なる消化不良だけだったのに。
息子には成功を約束された人生を送らせるためにも病院には
行かせられないという。ハンクはディヴィヤに言って移動式の
MRIが必要だとすると、すぐに借りられるように交渉してみる
と告げる。
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金持ちの患者と、金を払えない患者。
対象的に大体その二つのケースを扱っていくようだ。

金を払えない患者のベニーは犬に噛まれた事による化膿が原因。
犬の散歩のバイトをしている彼には病院に行く暇などないと
するけど、みるみるウチに病状は悪化。狂犬病とかの心配は
しなくても大丈夫なのだろうか?
結局公立病院に連れて行ってERで処置してもらっていたけど、
治療費がどうなったのか気になるぞ。

金持ちのケースは、ケンドリックという議員の息子の件。
妻がこの一家を支えていて、支えていると言うよりも実質
コントロールしている感じだけど、単なる作業員だった夫を
妻・ルーシーの計画・手腕で地区銀行理事から上院議員に
させたという人物。
自宅にフットボールコートが有ったり、高い医療器具が設置
してあるけど、流石にMRIだけは持って居ないらしい。
金持ちならば用意しろって感じだけど、一人で無理ならば
近く野金持ち連中を集めて、移動式のMRIを買っておけば
良いんじゃないか?という気がする。

原因不明で徐々に呼吸停止に陥るまで悪化するも、病状は
寄生虫のシカダニが耳の中に入り、卵を産む過程で発生する
唾液腺の神経毒が大きな人間を倒してしまうのだから凄い。

結局アリゲーター鉗子と鉱油を使って寄生虫を排除する
だけで回復してしまった。

ドラマとしての本質には、親子関係が有った。
ルーシーは子供の気持ちなど我関せず、自分の計画の下で
息子を大統領にしようとしている。メロディが兄の気持ちを
代弁して母親に反抗すると、母親はメロディの中にリーダー性
を見いだした様子。

エヴァンは営業活動。
豊胸のMs.ニューバークと契約を取るために訪れた先で、
孫娘のエマと出会う。彼女に近づく為に接待スパ。
ただトルコ風呂に入るも、濾過装置が機能して居らず、皮膚炎
になったようだ。性病ではなくて良かったな。

ジルとハンクの関係は微妙。
ハンクが天然でジルをデートに誘う気もない。
どうすればハンクの中にまた恋愛する気が生まれるのか。

そしてボリスさんが怪しいな。
ハンクを使って大もうけを考えていそう。
無料でゲストハウスを使わせるなんてことしなさそうな人
だし。