ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜
(Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」)

企画・脚本・製作総指揮:アンドリュー・レンチェスキー
企画・脚本・共同製作総指揮:ジョン・P・ロジャース
監督・ゲスト出演:ジェイス・アレクサンダー

http://www.royalpains.jp/





第5話 リストランテの週末 TB or Not TB

脚本/Constance M. Burge 監督/Constantine Makris
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レストラン"CASARECCIO"では、連日客で賑わう。
料理長のアリソンは、忙しい厨房で的確に指示する中、アリソ
ンは突然目眩のような状況に陥る。スタッフたちも心配するが、
とりあえず状態は戻り普通に仕事を始める。

エヴァンは朝からボリス家のテニスコートで練習する。
ハンク・メドの宣伝をするために彼はカントリークラブに入る
という。ハンクはボリスにちゃんと使用する許可を得たのか?
と問われる。エヴァンは兄に日曜日はどうするのか?と聞かされ
る。本来ならば日曜日にニッキと挙式するはずだったハンク。
エヴァンはその日はハンクの日にしようとし、結婚式が無くな
ったとしてもイベント自体を無くすことはないという。
"ハンク祭リーノ"として盛大に祝おうとするが、休みの日は
ゆっくり過ごすのだとしてハンクは家に居るという。
そんな中、エヴァンの元に電話が鳴り、
結核検査の要請が入る。
レストラン"CASARECCIO"で1時半から行う事を告げる。

保健所からの通達故仕方なく結核の検査をする。
PAのディヴィヤも現場にやってきて、従業員の一人一人に注射
をする。もしも結核ならば注射後に赤くなると説明。
スタッフの一人、ヴァレンティーナ・ロッシはイタリア語しか
話すことが出来ず、検査するのも拒絶する。エヴァンはベルリ
ッツ仕込みのイタリア語を使ってなんとか注射させる。

その頃経営者のアリソンは個人的にハンクに相談する。
一度だけ激しい目眩が有った事。服用している薬はピルくらい
である事を告げると、可能性としては
低血糖症、痙攣発作、
顔面麻痺、偏頭痛、TIA
と呼ばれる
一過性脳血発作と呼ばれる
軽い卒中だという。病気ではない可能性も有るが、人間ドック
を受けるべきだと告げ、一日で終わる事を語る。そして今すぐ
に体を休ませるべきだと。もしも脳卒中を起こすことになれば
大変だと告げる。するとアリソンは前の夫とレストラン経営を
していた際に、レストランの従業員の全てを持って行かれて、
レシピさえも奪われた経験が有るので、休めない事を告げる。

エヴァンはディヴィヤに話しかける。
ディヴィヤの事をハンクの助手扱いする事に違和感を覚える
彼女。確かに医科大出ではないが、自分は医療助手としての
資格を持っている事を告げ、寧ろ邪魔なのはエヴァンだという。
レストランからの仕事を受けるのは良いが、レストランにとって
一番忙しい時間に診療するなんて常識外れだと非難する。
そしてエヴァンが現場に居ると迷惑するのだと語る。

一方ジルとハンクは偶然に会う。
ジルは新車を買っていた。古い車は12年間で3万5千kmを乗って
壊れたという。二人は今度逢わないか?と誘うが、互いに
スケジュールがギッシリ詰まっていて、なかなか会えない。
ジルは日曜日はどうか?と誘うと、ハンクは了承する。

日曜日。ハンクはジルに会う為に準備していると、エヴァンから
はブランチに逢うなんて中途半端だと言われる。

ディヴィヤは厨房に行くとスタッフたちの結核の検査を調べる
為に注射の跡を見て回る。
ルーカスイヴァリなど問題なかった。アリソンはその頃、
クリストファーと冷凍庫で性的関係を持っていた。しかしそんな
中でアリソンは突然目眩が激しくなり、腕が痺れ始める。
急に記憶を失ったような態度を見せる。
ヴァレンティーナの姿がないことに気がつくと、イヴァから
話を聞く。恐らく
ファーマーズマーケットに居ると聞かされる。

一方エヴァンはボリスの屋敷に何か巨大な物が運ばれるのを
目にして気になっていく。

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ハンクたちの忙しくしているレストランの従業員たちの結核の
検査を行う事になる。従業員の中には英語が話せずにいる人物
がいたり、経営者本人にも体調に問題が有ることが分かってい
く。彼女は前夫にレストランを奪われて以降スタッフが信じら
れず、がむしゃらに働いてきていたが・・・

ハンクとディヴィアとエヴァン、互いにチグハグな関係だけど
少しずつ歩み寄っている感じがして、チームが出来つつある。
そして何と言ってもハンクと仲の良いジルが居なければ、この
ドラマも上手く機能していない事は明らかで、彼女の経営する
病院には随分とお世話になっている感じがする。

アメリカの料理店って母国語しか話せない従業員も結構居る
様な感じだけど、これだけ賑わっている割に、待遇があんまり
良くなかったりするんだよね。

ハンクとジルは互いに婚約者がいた事が判明。
ハンクはニッキと結婚しようとしていた事は一話の中で
描かれていたけど、ニッキからかかってきたハンクへの電話は
一体何だったのだろうか。ハンクがハンプトンズで仕事して
いる事を聞いて復縁したいとか言ってきたのだろうか。

一方エヴァンは相変わらず適当な人物だった。
ボリス家の地下室の秘密を知ってしまう事になるけど、凄い
圧力がかかって見ないことにさせられた。
彼らが地下で飼っているサメは本来飼ってはいけないサメと
いうところなのかな。

エヴァンがイタリア語に堪能なのかと思ったけど、実際には
適当なイタリア語しか話すことが出来ず、それでもなんだか
通じている様な感じがしてくるのは不思議。エヴァンには
癒しの効果が有るのだろうか?

結果的にヴァレンティーナはBCGなどの結核の注射を受けており
更にアメリカでツベルクリン反応の検査をしたので偽陽性反応
が出たとの事。

一方アリソンは深刻だった。
冒頭の卒中の時点で対処出来ていれば大事にはならなかったの
だろうけど、倒れて病院に運ばれてまで、また逃げるという
行動が理解出来ない。しかも冷凍庫に戻っている辺り、何の
意味が有ったのか。
3時間が血栓の溶解剤を投与する限界だとしていたけれど、
低体温だったので、代謝が落ちていてまだ間に合うとの判断を
下す。病院では出来ない決断をしたということで、ハンクの
株は上がったけど、脳内出血を起こしていたら大変な事に
なっていたね。

最後のハンクとジルの夕日でのキス。
互いに関係はゆっくりと進めていくことを話す。
でも濃厚なキスをしていたので、上手いこと関係は成就して
いきそうな感じかな。

レストラン経営者のCallie Thorneは、プリズン・ブレーク
では捜査官の妻・パム・マホーンを演じていた。
「レスキュー・ミー〜NYの英雄たち」でもシーラ役で、
「THE WIRE/ザ・ワイヤー」ではエレーナ役で出演している。

ハンク・ローソン (Mark Feuerstein) 長男、医者
エヴァン・ローソン (パウロ・コスタンゾ) 次男、会計士
ジル・ケイシー (Jill Flint) ハンプトンズ記念病院の美人病院長
ディヴィヤ・カダイ (Reshma Shetty) 医療助手(PA)
ボリス (Campbell Scott) ドイツ系の大富豪
タッカー・ブライアント (Ezra Miller) 息子、血友病
リビー (Meredith Hagner) タッカーの彼女

アリソン・ムーア (Callie Thorne) レストラン経営
ヴァレンティーナ・ロッシ (Jennifer Missoni) 副料理長
クリストファー・スティーブンス (Matt Burns) アリソンの彼
イヴァ・リテリ (Lauren Cohn) 厨房スタッフ、鼻ピアス
ダーン (Daryl Edwards) 医師
ディーター (Dieter Riesle) ボリスの執事
ルーカス・ゴードン (Steve Jean-Baptiste) 厨房スタッフ
ホーガン (P.J. Sosko)
--- (Nick Diamantis) Waiter
--- (Gerard Adimando) Hospital Visitor
--- (James P. Anderson) Attending Physician
--- (Anita Storr) Driver
--- (Tom Stratford) Chef

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