ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜
(Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」)

企画・脚本・製作総指揮:アンドリュー・レンチェスキー
企画・脚本・共同製作総指揮:ジョン・P・ロジャース
監督・ゲスト出演:ジェイス・アレクサンダー

http://www.royalpains.jp/





第7話 招かれざる客 If I Were A Sick Man

脚本/Jon Sherman 監督/Dennie Gordon
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ジルとハンクはついに男女の関係になる。
ハンクはジルに体に付いているタトゥーについて尋ねると、
若気の至りであり反抗期につけたものなのだという。ハンクに
もそういう時期が有ったのではないか?とするが、自分には
無かったという。ハンクはジルにベッドで朝食を食べないか?
と告げる。
ハンクは朝食の用意をしていると、そこにアポ無しでタッカー
がやってくる。彼はジレンマでおかしくなりそうだという。
話を聞くとリビーとの関係についてのことだった。ハンクは
外で話を聞くとして彼をテラスに誘う。

一方夜遊びしていたエヴァンはタクシーで帰宅する。
87ドルもかかったタクシー料金に目を丸くし、昨日の飲み代より
も高かったという。
自分の車が欲しいと呟く。

ハンクはタッカーから話を聞くと、先日彼女にノートパソコン
を貸したらインターネットの閲覧記録の中に、
妊娠サイトにつ
いて調べていた
のだという。彼女の様子を観察していると、
最近苛ついていたり、怒っていたりして、更に胸も大きくなって
いるという。妊娠だからと言っても浮気とは限られないのでは
無いか?と告げるが、タッカーは自分とリビーは性的関係には
未だになって居ない事を語る。リビーの事が本当に好きだった
のに・・・と落ち込むタッカーに対して、きちんと話し合うべき
だとアドバイスする。

ジルの元にエヴァンが訪れる。
ジルがここに泊まったであろう事は車を見て理解していた。
ジルはハンクを捜すと、エヴァンは
EMBM(早朝会議)中だという。
そんな中、ハンクの元にはニューバーグさんが緊急の電話が
鳴る。
ハンクは現場に向かうが、エヴァンはタッカーに話しかける。
エヴァンはタッカーが乗っていた車を引き合いに出して、
車を持って居る事に羨ましそうな視線を向けると、父は
ブリッ
ジハンプトンモータース
と契約しているので、父の名前を出せば
車を安く買えるはずだと言うタッカー。そんな彼に
エヴァンは
お礼として、女性関係で悩んでいる事を知り一つアドバイスを
する


ニューハーグ家にいくと、家族同然の使用人として働いている
エスペランザが先日から体調が悪化しているのだという。ハン
クとディヴィヤは容体を見ると、右肺底部から異常音が聞こえて
いる事が分かり、肺炎かも知れない事を告げる。体温を測ると
38.4土だった。水分と抗生物質を処方するので明日は必ず安静
にしている様告げる。しかしエスペランザは、明日は宗教的儀式
が有るのだとし、休んでは居られないという。仕方なくハンク
は即効性の高い抗生物質をミックスさせた"バナナバッグ"を使
って点滴で血管に直接注入する。

ニューバーグに話を聞くと明日は
ワンミツヴァの儀式があると
いう。ニクファクス坊やが男になる日だという。それはニュー
バーグが飼っている犬が13歳になるのを機会にユダヤ式の成人
の儀式を執り行うモノだった。家族同然なので当然のことだと
いう彼女はハンクにも出席して欲しいと頼む。

ジルとランチを取りに戻るハンク。
しかしくつろごうとしていると再びニューバーグから電話が
なり現場へと駆けつける。
ハンクが居なくなったジルの元には病院の医師、アダムス
やってくると、病院と私生活の件では線引きした方が良いのでは
無いか?と言われる。何よりもジルは元夫も同じ病院に勤める
医師と結婚しておりそのせいで大変な生活を強いられたのである。

一方ディヴィヤとエヴァンは、イベントプランナーのボニー・
デイ
の元を尋ねる。彼女も肺炎のような咳をしていて、治療を
必要としていた。ボニーはディヴィヤという名前を聞くと、
貴方の
母親から婚約パーティーの招待状の作成を頼まれている
という。エヴァンはそれを聞いて彼女が婚約している人間だと
初めて知る。

ハンクはニューバーグの家に行くと、チュニジア人のアントワン
が体調を悪くしてベッドで寝込んでいた。彼は家族同然の装飾人
で世界中から家に飾るものを捜して来てくれるのだという。
一週間前から体調を悪化させているという彼に対して、肺炎な
のでたばこや酒、そしてパーティーに出席するのは禁止だと
釘を刺すのだった。

ディヴィヤはエヴァンに対して、先ほど聞いた話は忘れて欲しい
という。
ジェダイのフォースを使って忘れさせようとしても無理
だというエヴァン。貴方に私の立場など分からないというディ
ヴィヤに対して、もしかして親の決めた相手と結婚するのか?
と問う。それって私がインド人だからそう思っているのではな
いかとして偏見だと言いたげなディヴィヤだが、その通りだと
いる。相手は幼なじみのラジャン・バンディ・パンディオパダイ
で逢った事は有るしとても素敵な人ではあるが、結婚は考えて
いないとの事。ディヴィヤは彼にもしも誰かに話したら検視では
バレない方法で殺すと警告する。

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ハンクはついにジルと関係を持つ。
しかしジルはかつて自分の元夫はハンプトン記念病院の医師で
あり、公私混同した結果大変な目に有ったために、ハンクとの
関係に臆する姿も見られる。自分との関係は二人だけの秘密に
しないか?と提案していくが・・・

今回は突然の伝染病が襲うということで、ちょっぴり緊迫感
も有る話だった。

アントワンが国外から運んできた病気なのではないか?と疑う。
何と言ってもアントワンがアメリカに来る前にいたのは中国の
湖南省。衛生面でも問題のある土地柄故に、どんな病気が
潜んでいるのか分からないものがある。

患者ゼロを捜す物語は、別の医療ドラマでも見られる話。
映画なんかだと、ダスティン・ホフマンが演じた映画「アウト
ブレイク」
はアフリカから持ち込まれた動物から致死量の高い
ウィルスが持ち込まれたとするサスペンス映画だった。

犬と人間の距離感が近づいた分、思っても見ない病気が感染
してしまうという警告もあるんだろうけどね。

犬の洗礼式に多くの人が集まる辺り、日本でもアメリカでも
平和ぼけしている人が多いな。

次々と人が倒れたときには、感染力が強くてハンクたちにも
被害が及ぶのかに思われたが、上手いこと処理した感じ。
ただ顕微鏡を使っただけで、どんなウィルス細菌なのか調べる
ことなんて出来るのか?

結果として犬は、ケンネルレコフだとされるも、実際には
膿胸が有り、肺に膿が溜まってしまう。犬が感染源であり、
手術して菌を培養した結果、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
だと判明。殆どの抗生物質が効かない病気との事だけど、
バンコマイシンだけは聞くようだ。

また病気ネタ以外では、タッカーとリビーの関係が描かれたし、
ディヴィヤの驚くべき家庭の事実が判明する。
インド人というと相変わらず親が決めた相手と結婚しなければ
ならないという縛りが有るのだろう。
この二つのネタに全てエヴァンが関与していく所など、病気ネタ
ではエヴァンを排除する中で、上手いことエヴァンの存在を
利用する流れを作った感じかな。

テーマは愛する人を信じることが出来るのかという事。
ハンクとジルの間にも、二人が抱える過去の傷跡を乗り越えて
異性の事を信じることは出来るのか。ジルにはチャーリーという
元夫が居たみたいだ。

リビーとタッカーの件でもエヴァンが上手いことフォローした。
例え賢い男性でも女性のことになるとバカになるのが男性だ
という。その事はリビーもタッカーを見てきて十分理解している
と思う。

ハンク・ローソン (Mark Feuerstein) 長男、医者
エヴァン・ローソン (パウロ・コスタンゾ) 次男、会計士
ジル・ケイシー (Jill Flint) ハンプトンズ記念病院の美人病院長
ディヴィヤ・カダイ (Reshma Shetty) 医療助手(PA)
ボリス (Campbell Scott) ドイツ系の大富豪
タッカー・ブライアント (Ezra Miller) 息子、血友病
リビー (Meredith Hagner) タッカーの彼女
Ms.ニューバーグ (Christine Ebersole) 豊胸

エスペランザ (Olga Merediz) ニューバーグ家の使用人
アントワン (Ato Essandoh) ニューバーグ家のバイヤー
ボニー・デイ (Arden Myrin) パーティーの企画
ブルース (Brian Berrebbi) パーティー出席
キャリー (Tijuana Ricks) 芸能専門弁護士
ミラ (Patricia Hodges) パーティー出席
アダムス (John C. Vennema) 医師
ラビ (Charles E. Gerber) ユダヤ教のラビ
--- (Nick Diamantis) Waiter
クリスティーナ (Ruby Feliciano)
--- (David Hirsch) Bark Mitzvah musican

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