ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 (Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」) 企画・脚本・製作総指揮：アンドリュー・レンチェスキー 企画・脚本・共同製作総指揮：ジョン・P・ロジャース 監督・ゲスト出演：ジェイス・アレクサンダー http://www.royalpains.jp/

第9話 問題だらけのハネムーン The Honeymoon's Over

脚本／Jason Gavin 監督／Eric Laneuville
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エヴァンはハンクやディヴィアを呼び出し、スタッフ会議を
行うと告げる。今後の事業展開についての会議だとするが、
ハンクは元々会議が嫌だったと告げ、ディヴィアもそういう
事はメールでやりとりしようという。エヴァンは、スチュに
頼んでAV会議の準備も整えていた。ハンクによるとエヴァンは
遊びの規則を8ページに渡って書く人物なので、こういう事を
言い出すと止まらないという。
エヴァンは飛び込みの患者に対して、理想は専属契約を結ぶ事
だと告げる。今後のハンク・メドは"患者を顧客に"をモットー
にすると告げる。診療には財務責任者の僕も同行するという。
財務責任者が同行すると客との契約が3割増すという試算が出
ているとの事だった。

そんな中、ディヴィアの元に患者からの電話が鳴る。
電話してきたのはモデルのレイチェルで、患者は夫のアランだ
という。夫がアレルギーでクシャミが止まらないとの事。
アランとは結婚したばかりだが、飛行機が苦手なためにアマゾン
に行く予定だったが行けず、夫は自宅の庭をアマゾンのように
温室を作ったのだという。

ハンクはハンプトンズ記念病院のラボにサンプルを届ける中、
ジルとバッタリ逢ってしまう。二人は距離を置こうと話し合っ
た為にとても気まずい雰囲気が流れる。ハンクはルールを作っ
て何が禁止かどうかの線引きを行おうとジルに提案する中で、
ジルの元に看護師から、不整脈で運ばれてきた患者が勝手に
退院しようとしているとして助けを求めに来る。

不整脈で運ばれたのは絵本作家のザック・キンズレーだった。
退院するのに書類があまりに多い事に驚く。家を買ったときよ
りも多いなとして、嫌みを言うと共に、書類には自分が書いて
来たキャラクターの絵を描いて出ていこうとする。
ハンクはジルの手助けをしようとして、ザックに声を掛け、
今は投薬によって安定に見えるだけなので、入院して処置すべき
だと語る。しかしザックは仕事の方も締め切りで危険な状態だ
として、この病院に居るよりもアトリエに居る方が落ち着くと
いう。ハンクは自分はここの病院の医者ではない事を告げ、
往診にも応じている事を告げると、それならば君がウチまで
来てくれと言われる。ジルは患者がハンクと一緒に退院するの
を見て、病院から患者を奪ったのではないかと誤解する。

ザックは妻・ジュリーと一緒に絵本を書いていた。
"ズーマーとジュエル"は大ヒット作で、10作目にはMartha Ste
wartの出版物並みに売れたという。しかし売れたのはこの作品
だけで、印税が入るのは年に一度だけだという。自家製の
ハーブと温野菜を取っていれば大丈夫だとするが、妻も体を
心配してザックに休むよう告げるが、出版社に校正を出すのは
3日以内である事から、仕事をするという。ハンクはこのキャラ
クターは何の動物がモチーフになっているのか?と尋ねると、
夫はタスマニアデビルだとし、妻はアナグマだという。

ディヴィアと一緒に患者の元に来たエヴァンは、アランに
対して営業トーク。投資管理ソフトを開発した貴方はソフト界
のロックスターだという。レイチェルがショッピングに出かけ
る為に部屋から出て行くと、アランは本当の事を話し始める。
実はアレルギーではない事。夕べからトイレで下腹部が痛み
出したのだとし、インターネットで調べたら腎結石ではないか
と告げる。しかし実際に事情を尋ねていくと、痛みは腰では
なく、性器だと聞き、明らかに不自然だった。ディヴィアは
性器を見せてくれと告げると、アランは君は医療助手であり
医者ではないと告げる。ディヴィアがアランに診察の件では
一任されており、診察も出来る医療助手である事を説明する中
エヴァンは彼女に対して、嫌みなトークは辞めて営業トーク
に徹しろと指示する。ディヴィアは私は医者であり患者を
治すのが役目だと語る。そして彼は明らかに性病だと告げる。
しかしエヴァンに言われたように、ディヴィアはとりあえず
アランから検査用に尿と血液の採取を求める。その間に抗生
物質を処方すると語る。

ザックは病院からカルシウム拮抗薬とフロセミドを処方されて
いたが、全く飲もうとしなかった。薬を飲むくらいならば
病院食を食べるというザック。ザックによると一年くらい前から
異変を感じ始めたという。私は子供達のために絵を描いてはい
るが、子供扱いされるのはゴメンだという。

ハンクの元にジルがやってくる。ハンクが彼女の留守電に伝言
を入れた為のもの。ザックの件は悪かったと謝罪し、既に
自分が声を掛けていたときには退院の手続きをしていた後だっ
た事を語る。ジルはハンクがやって行為は私たちにとって
してはいけない事の典型だという。理事会でどう説明すれば
良いのか?と告げると、ハンクは確かに自分にも非があるが
病院としても、専門のある設備で手術を受けさせるべきで
有る事は理解しているはずだと語る。例え専門の設備が無くて
も我々は献身的なスタッフが対処していると語るが・・・

エヴァンは二度目の会議の為に招集する。
ディヴィアはハンクにアランの件を報告。恐らくただの性感染
症だとし、とりあえず、ナルトレキソン、ドキシサイクリン、
オキシコドンを処方して置いたとのこと。スチュが未だに
しゃっくりが止まらないのを知って、ハンクは口頭にテトラカ
インのスプレーを塗ってあげる。すると途端にしゃっくりが
止まる。ハンクはザックが薬を飲みたがらない事を相談すると
今度の診察にはエヴァンも同行すると語る。
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エヴァンは先のことを考えてハンク・メドとしての事業展開
を相談しようと提案するが、ハンクもディヴィアも全く乗り
気ではない。
そんな中、ハンクとディヴィアは二つのケースの患者の診察
に対応していくことになるが・・・

ハンクの方が緊急性のある症状の患者を担当したという事で
良かった。ディヴィアがこちら側の患者を担当したら助からな
かった可能性も有るしね。

ディヴィアが担当したのはIT企業の社長・アラン。
妻が美人モデルという事で、まさに成功者の証みたいな感じ
を受けたけど、アランはディヴィアが助手である事を理由に
一切信用していない感じ。
まぁナニが痛いという事で、女性に患部を見せるのもちょっぴり
恥ずかしい事も有るだろうし、性病だと疑う彼女に、それを否定
したい気持ちも有るのだろう。
アランが他の女性と関係を持っていないとしたならば、感染元
は妻側にあるのか?と思わせ、新婚さんにはとてもデリケート
な問題へと発展した感じだけど、結果としては尿路感染でもなく
梅毒でも無かったとの事だった。

この流れハンクが鼻孔を調べなければ見つからなかったけど、
ディヴィアに見せたら果たしてその症状を見破れたのだろうか?
結果として、熱帯地方に住むサシチョウバエを媒介して感染する
リーシュマリア症の一種。それが分かった途端に簡単に直る
というのだから医療は凄い事になっているね。

最後に二人がキスしているのを見て、拒絶感を見せるディヴィア
はやはりアジアン的感覚を持ち、その中でも儒教の影響のある
インド人らしい所が有ったのか。こういう熱い恋愛を見ている
ウチにディヴィアの中でも恋愛によって結婚したいという
気持ちが芽生えていくのかも。

もう一方のザックの件は複雑だった。
アメリカの医療保険の高さが異常だけど、ザックの場合、ハンク
を利用したら益々保険が利かないので医療費は高騰してしまう
のではないのか?

ザックがカルシウム拮抗薬を飲まないのはダルくなるからという
理由だけ。ハーブとバナナを食べて入れば直るとしたり、疲れ
を補うために利尿剤を大量に飲んでいたという事で、脱水症状
になったり、副作用で内耳をやられて難聴に追い込まれる。

更に飲んでいたハーブがジキタリスだという事で、ジキタリア
中毒に陥る。頻脈性心房細動に陥ったときには、対処法によって
生死を分けた格好だったけど、除細動器を使わずに対処してい
る辺り凄いモノがあった。リドカインとペースメーカーだけで
対処出来るものなんだね。

ハンプトンズ記念病院にもスタン・ワイスマン医師が週に2度
勤務に来てくれることになった。

エヴァンは言ってることは正しいのに、伝える方法論はかなり
無駄な出費をしている感じだね。
出来れば金の有るウチに、車を改造して、中古でも良いので
救急車でも購入したらどうか?