ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜
(Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」)

企画・脚本・製作総指揮:アンドリュー・レンチェスキー
企画・脚本・共同製作総指揮:ジョン・P・ロジャース
監督・ゲスト出演:ジェイス・アレクサンダー

http://www.royalpains.jp/





第12話 豪華ヨットへの誘い Nobody's Perfect

脚本/Michael Rauch、Jessica Ball 監督/Ken Girotti
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ハンクはニューヨークに居るボリスに呼び出されて現地へと
向かう。そこでハンクはボリスの病状について尋ねて、彼を
助けようとするが、意外にも
ボリスから先に、私が君を助ける
と言われる
。ハンクはどういう意味か分からずに、病人は僕で
は無いとするが、話を聞くと
ガードナー家が医師免許委員会に
圧力をかけて、ハンクの医師免許を剥奪しようとしている
との
ことだった。先日ハンクが働いていたN.Yの病院で、ERの医師
をしていたハンクは、ガードナーの容体が安定していた際に
別の患者を診ている時、ガードナーが急変して亡くなり、
ハンクはガードナー家の圧力によってN.Y中の病院から閉め出し
を食らっていたのである。それだけに飽きたらず医師免許を
剥奪するとの事だった。

ハンクもボリスに自分疑問点を彼にぶつける。
先日ボリスの検査をした際に、CPK値高いとした後に、突然
研究の変更をしたこと。そして病院から血液検査の結果が消滅
したこと。しかしボリスは自分の病気については否定する。

ハンクはエヴァンに電話する。
ハンクはエヴァンに弁護士の電話番号を捜して欲しいと告げ、
ガードナー家と遭う為の手はずを整えてもらうことを告げる。
一方エヴァンは、ハンクについに
リッチな上客を掴んだ
語る。しかし
依頼人については本人に会うまで、男か女なのか
さえも教えてもらうず、巨額の小切手だけが届けられた
という。

エヴァンはディヴィアと一緒に依頼人に会うために海岸へと
向かうと、そこにはブライアンという船の船長が待っていた。
ブライアンからは依頼人の病状を知らされ写真を見せられる
と、ディヴィアはこの
患部の腫れは切開すべきだと告げる。
ブライアンは船で依頼人の元に連れて行く前に
守秘義務の書類
にサインして欲しい
と告げるが、エヴァンはサインを許諾
しようとするも、ディヴィアは本人と直に話すまではサイン
しないと語る。エヴァンは患者は客であり、ハンク・メドは
患者がどんな人物で有っても治療するハズだとして、ディヴィア
を説得しようとするが、貴方は金にしか興味が無いのでしょう
という。小切手はプレゼントでも有るし、仕事でもあるとし
分け隔て無く接するのだろうと告げる。
船に乗船する中で、そこにはカイリーという金髪の女性も搭乗
する。ヨットが嫌いだとする彼女は、ブライアンにヘリコプター
での迎えではないのかと呟く。船が出航した後、エヴァン
たちはカイリーに話しかけると、私は愛人だと痛。

ハンクはボリスの元に行く。
そしてボリスと握手を交わすと彼の筋肉が動かなくなっている
事を知る。ハンクは異変を悟り、ちゃんとした検査をしよう
と告げ、
筋緊張性ジストロフィーの疑いが有るという。
ボリスはありとあらゆる検査をしている事を告げるが、ハンク
はこうなる原因には、
運動ニューロン、パーキンソン病、ALS
などが考えられるという。しかしボリスもあらゆる専門医に
調べてもらった事を告げ、病気の件を話すと長くなるという。
それよりもボリスはハンクの力になると告げる。
ハンクは弁護士に仲介してもらい、自分とガードナー家が
会えるようにセッティングしてもらった事を告げる。

エヴァンたちはカイリーと話す。
ディヴィアは何故愛人などしているのかとすると、この年に
なったら男性は選べないという。貴方ならば独身の男性とつき
あえるとすると、ロフトの金を支払える独身の男性は居ないの
だという。エヴァンたちはブライアンたちに対してそろそろ
ボスの事について教えて欲しいと告げると、
世界中の投資家
が何十億ドルを持ち逃げされた事件
を知っているか?と尋ねて
くる。確かゲーリー・ポストトニックだというディヴィアは
もしかすると依頼人はその男性なのかとして驚く。ハンプトン
ズの金持ちの投資家の半分は彼に金を持ち逃げされ怒っている
との事。逃走犯の診察をするのかとすると、ブライアンから
は自分たちは似たもの同士だと語る。

ハンクはボリスに連れられて
フェストン銀行にいく。
ここはボリスの銀行だとし、激しいセキュリティが施されてい
る貸し金庫室へと連れて行かれる。

一方ジルの元にチャーリーがやってくる。
ジルはチャーリーに一刻も早く離婚届にサインしてと告げるが
それを了承するチャーリー。しかし10分時間を欲しいと言われる。

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ハンクとエヴァンの流れが完全にハートとして分断され、
ハンクはボリスの件にかかりっきりになり、エヴァンはディヴ
ィアとの信頼関係をより築いていくような展開が用意された。

なんとエヴァンのパートでは、投資詐欺の逃走犯の男の診察
を依頼されるというもの。
最初は知らなかった事なので、エヴァンが依頼を受けるのは
仕方が無いとしても、顧客の正体を知った後、どういう行動に
出るのかが問われるものだった。

エヴァンは金だけではないと感じたディヴィアだけど、
逃走犯に手を貸したと分かればヤバイ事は必至だし、断って
正解なんだろうね。

テレビ会議の様な形でブライアンの治療に当たる。
愛人が如何にもお騒がせキャラという感じだったけど、最終的
には自分のしている事への過ちをエヴァン同様に気がついて
いくという感じで悪くなかった。
ブライアンは倒れた事で、肋骨を折り、胸壁の一部が不安定
でフレイルチェストという状態に陥る。
滑車を使ったり釣り針を使って胸壁を元通りにしようとする
ところなど、不気味な感じで、医療に関わっていない人には
ちょっと手を出すのが難しかったような感じ。
動脈を傷つけないように針を刺していたけど、なんでディヴィア
がその処置が出来なかったのか謎。力が要る作業だった?

ハンク側のエピソードは興味深いものがあった。
いよいよボリスの件で、彼が抱えている病気が何なのかが
発覚する。
祖父が44歳に飛行機事故でアンデス山脈に突っ込んだ様子。
父親は43歳にサンモリッツでスキー中に事故死した様子。
一見すると関係ないけど、筋肉が動かなくなる病気のようで、
その病気を見守ってきたボリスだからこその恐怖心を感じる
所なのだろう。

ボリスの凄いところは、変な注射を打った後に視力を奪われた
状態のままでも冷静に一人でいられるというところか。
遺伝的な病気が絡んでいる感じなので、ハンクのような外科的
ERの医者が必要というよりも、病理医が必要な感じがするけどね。

ジルは煮え切らないものが有るな。
チャーリーってそんなに良いか?
ただ本人にしてみれば一度は愛した人だし、病院ではお気に入り
の医者だし、断れない所も有るのだろうか。

ハンク・ローソン (Mark Feuerstein) 長男、医者
エヴァン・ローソン (パウロ・コスタンゾ) 次男、会計士
ジル・ケイシー (Jill Flint) ハンプトンズ記念病院の美人病院長
ディヴィヤ・カダイ (Reshma Shetty) 医療助手(PA)
ボリス (Campbell Scott) ドイツ系の大富豪
タッカー・ブライアント (Ezra Miller) 息子、血友病
リビー (Meredith Hagner) タッカーの彼女
Ms.ニューバーグ (Christine Ebersole) 豊胸

ブライアン (Mather Zickel) ゲーリー・ポストトニックの船長
カイリー (Ivana Milicevic) ゲーリー・ポストトニックの愛人
ダイアナ・チェイス (JoAnna Rhinehart) ボリス弁護士チーム
--- (Leonid Citer) Banker
--- (Elba Sette-Camara) Banker
--- (Francis Dumaurier) Lawyer
--- (Lars Gerhard) Lawyer
--- (Natascha Bessez) Party Guest
--- (Nick Diamantis) Waiter
--- (Daralina Komar) Bartender
--- (James P. Anderson) Attending Physician
--- (Clifford Rivera) Homeless Man
--- (Roy James Wilson) Bank Security Guard

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