ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 シーズン2 (Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」) 企画・脚本・製作総指揮：アンドリュー・レンチェスキー 企画・脚本・共同製作総指揮：ジョン・P・ロジャース 監督・ゲスト出演：ジェイス・アレクサンダー http://www.royalpains.jp/

第6話 ワイナリーの真実 In Vino Veritas

脚本／Jessica Ball
監督／Michael W. Watkins
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リビーはキャンプ・サガポテックに参加するためにタッカーと
は一時の別れ。タッカーが居ないなんて寂しいと告げ、自己免
疫疾患という事にしてここに残ろうかと呟くも、タッカーは
夏休みでオリバーが帰郷しているのでリビーの不在の間は相手
をしてもらうという。

タッカーは、真っ赤な愛車フェラーリに乗って、アンブローズ
ワイン・ワイナリーへと向かうと、フォークリフトに乗って居
る幼なじみで親友のオリバーに話しかける。オリバーは全米一
のワイン作りをするためにカリフォルニア大のデービス校に
進学するも、落第ばかりでなかなか進級出来ずにいた。
お調子者のオリバーはタッカーが車で来たのを知ると、フォー
クリストとフェラーリでスピード勝負しようと誘う。負けた方
は、変な髪型にする罰ゲームだと告げる。しかしオリバーは
フォーリフトを運転している最中に突然急激な睡魔に襲われて
思わずワイナリーの柵に突っ込んでしまう。オリバーは何故か
目が開けていられなくなったとの事。

エバンは父・エディと食事の約束をしていたが、父は遅刻して
やってくる。エバンは今でもニューバーグと一緒に住んでいる
のか?と尋ねるが、別に住んでいて彼女とは週明けのパーティー
に一緒に出席するという。ハンクも誘ってきてくれという父に
対して、現在ハンクは"ハンスト中"なので来るわけが無いとし、
この前レストランでケンカしたばかりだろうと告げる。
そんな中、エディはエバンにあるプレゼントをする。そこには
エバン、エディ、ハンクの三人が真っ赤なキャデラックの前で
一緒に写っている写真だった。幼い頃一番楽しい時を過ごして
いた頃の写真故に、エバンは感激するが、エディはそれを額に
でも入れて飾って置いてくれと言われると、エディの意図を
悟る。エディはハンクと仲直りするために、そんな写真をプレ
ゼントしてくれたのだと。エバンは父と兄の仲を取り持つ役目
はもう嫌だとして断るのだった。

ハンクはタッカーの元へと急いでやってくる。
ワイナリーへとディヴィアと共にやってきたハンク。
ディヴィアはワイナリーで働いていた醸造家・キムが辛そうに
しているのを目にして声を掛ける。明日大きな催しが有るので
その準備のために疲労しているだけだとし、頭痛薬アスピリン
剤を服用していた。ただのストレスだから大丈夫だとするが、
ディヴィアは名刺を渡す。

一方ハンクはタッカーの親友・オリバーの検査を行う。
頭部に血腫はなく、脊椎の圧痛も無く、呼吸音も正常。
爪下血腫だけで済んだのは運があると告げる。ハンクは小型
バーナーを使って針を消毒し、爪に溜まった血腫を除去する。
しかしタッカーはその治療を受けている最中に再び倒れた様に
眠ってしまう。

オリバーは、このワイナリーでのブドウ栽培法を最近マーチャ
ント農場から提供された土壌でビオディナミと呼ばれる有機栽
培に切り替えた為に、そのブドウで作ったワインのお披露目会
が明日有るという。馬鹿な事をしたのは、タッカーに相続権の
剥奪の件を忘れて欲しかっただけだと告げる。タッカーに相続権
の問題が有ったと知らなかったハンク。ハンクはオリバーに対
して、血液検査と薬物検査を行おうとするが、タッカーはオリ
バーとは、父親が幼い頃から酷い薬物中毒で荒んでいるのを
見てきたので二人で薬物だけには手を出さない様誓い合ったのだ
と語り、薬物検査は必要が無いと語る。

ディヴィアは、病院に居るジルの元に採取したオリバーの血液
を持って行き検査してもらう。ディヴィアは明日の夜一緒に
飲まないか?とジルを誘うと、ワイナリーでのパーティーねと
告げる。ジルが今頃食事を取っていることが気になり理由を
尋ねると、朝から理事会と揉めて吐き気が酷かったので食べら
れなかったとし、無料診断所の件でやりあったのだと聞かされ
る。計画は三年は実現しないと言われ、より緊急性の有る案件
に予算が配分されることになったのだという。ジルはピーナッ
ツバターと、ジャムのトーストが食べたい事を口にすると、
吐き気なのに何故そんな食欲があるのか気になる。ディヴィアは
ハンクと最後に関係を持ったのが何時なのか?と尋ね、妊娠の
可能性を指摘する。
二人で薬局に行くと、ディヴィアが妊娠検査薬を購入し、トイレ
に居たジルに手渡す。ディヴィアが検査薬を購入しているのを
エバンがたまたま見てしまい、妊娠しているのかと疑う。

エバンはウディ・ハレルソン公認だとする、大麻の繊維で出来た
シャツを着てハンクの前にやってくる。エバンはハンクに
ディヴィアが妊娠検査薬を購入していたことを告げ、ラージ
との結婚も辞めると思っていたのに残念だと告げる。しかし
ハンクはまだ妊娠したとは決まっていないと告げると、エバン
はワイナリーでディヴィアの様子をうかがってみると語る。
ワインの試飲パーティーにはブルースカイ会社を設立した父も
来る事を聞かされる。エバンはまた昔のように仲良くしたいと
告げ父から渡された写真を見せる。宝探しをしたのを覚えている
か?と兄に尋ねるが、あれは宝探しではないと呟く。
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■タッカーの親友・オリバー

とても陽気な人物だけど、突然意識を失うことが多数。
従業員の醸造家のキムも容体がおかしくなっていたので、有機
栽培での過程で何らかの怪しいものが含まれているのではない
かと思わせるものが有った。

■タッカーの病気はアジソン病

両親と肌の色が違うということで、ハンクはアジソン病を疑う。
副腎の問題の一つで、低ナトリウム、高カリウムである事が
判明。ヒドロコルチゾンと食塩水、そしてステロイドを投与
する事で暫く通院すれば治るとのことだけど、ドラマはそう
簡単には運ばない所が有る。

■アジソン病は、性格さえも変えるのか?

やたらはワインを飲んでいる姿が有ったし、タッカーの事を
バカにしたような口調でせっしてくる姿を見ると、ホント
タッカーにとっては貴重な人間関係の一人なので、ちょっと
辛い現実が有りそうだなと思わせた。

■キムの病状

過去にAVMと呼ばれる動静脈奇形を患っていた事が有るという
彼女。そのせいで味覚が変わってしまったりしている様で、
醸造家としては致命的なものが有る。しかしエバンが逆に
凄い知覚を持っている事が判明。舌の味蕾が多いと味覚が
敏感になるとの事で、エバンにはそれが多いのだと判明。
スーパーパワーを持って居る事にエバンも自信をつけたのかも。

■妊娠話

エバンがディヴィアの妊娠検査薬を見つけた事で、話が
面白くなった。ディヴィアもジルも結果的には妊娠していなか
ったけど、その流れがまさかキムに繋がっていくとは思わなか
った。
それにしてもワイナリーとエバンがディヴィアが妊娠している
かもしれない事を気にして、ワインを遠ざけたり、MRIの際には
放射能の事を気にして、ディヴィアを検査室から遠ざけよう
とする所など面白く出来ていたね。

■エバンとエディの共同作業

発酵中で有毒ガスが発生しているワインタンクの中に落ちてし
まったオリバー。あの状態ならば普通助からないよね。
ただ上手い事過去の経験を生かした、滑車で中に落ちたオリバー
を救出。軌道を確保するために喉に穴を入れてチューブを
入れていく辺り少しグロかったかも。それでも父親とは阿吽の
呼吸で対処出来たし、ハンナ一人では助けられない状況を
上手く作って、家族の関係が戻る様な道筋をつけた感じ。

■父はエコ関係の投資会社ブルースカイ会社(風を吹け)を経営

なんかエコを前面に出した胡散臭い会社だな。
父親が失敗すれば、ハンクたちのハンプトンズでの立場が失墜
するからね。。

■エバンとディヴィア

エバンはディヴィアが妊娠しているのではないかと知った際に
は、優しい態度を見せていた。ディヴィアはその行動に感動
していた感じ。エバンとディヴィアが結ばれてくれると、
ハンク・メドも家族経営になって円滑に進むんだけどね。