ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 シーズン2
(Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」)

企画・脚本・製作総指揮:アンドリュー・レンチェスキー
企画・脚本・共同製作総指揮:ジョン・P・ロジャース
監督・ゲスト出演:ジェイス・アレクサンダー

http://www.royalpains.jp/





第15話 将軍と騒がしい隣人 A History of Violins

脚本/Carol Flint、Jon Sherman、Alex Douglas
監督/Dennie Gordon
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エバンはペイジを利用した事で彼女を傷つけてしまう。
ペイジの父親からも娘が付き合うべきレベルに至っていないと
エバンは言われ、コリンズ家との関係が最悪な状況の中、
エバンは大量の花びらを持ってコリンズ家を訪れ、彼女の部屋
から見えるように、芝生の上に花ビラを使って謝罪の文字を
書く。しかしその行動に気がついたのは、ペイジではなく父親
ウィリアムだった。しかも花ビラの文字は
"I SORRY"と文法的
にも間違えていると言われて、5秒以内に庭から出て行きなさい
と言われる。エバンはそれでも食い下がろうとするが、5秒後
に庭のスプリンクラーから水が自動的にまかれはじめて、水浸し
になる。

一方ハンクはポールアンジーに呼ばれて、夫婦の娘・ナタリー
の診察にいく。隣の家は退役軍人で、家の外にあるキャンドル
小屋を巡り、裁判で争っている事を聞かされる。取り壊しの
判決を受けられたかと思えば、相手からは歴史的建造物故に
保存命令を下されたのだという。

ナタリーは14歳にしてニューヨークでバンド活動しており、
喉が痛いとの訴えをしていたので今回無理にアルバムのレコー
ディングを名目にハンプトンズに戻したという。かつて16歳の
ピアスの男から
モノ(キス病)を移された事が有るとの事。
ハンクはナタリーに近づくと、とりあえず触診し、
溶連菌の検査
をするので綿棒で粘膜の採取を行う。ナタリーに対して命に
かかわる病気以外の事は守秘義務があるので両親にもナタリーと
会話したことは話さないと語る。とりあえずステロイドを処方
するので喉の腫れを抑えてみようという。二・三日は歌を歌う事
を禁止すると告げる。

ハンクはエディとランチを取る約束をしていたが約束の場所に
来ず、用事があると言われたので直接エディの自宅へと足を
向ける。するとエミリーから診察を受けている姿が有った。
医者が家族だと患者の不利益だと言っていたのでハンクでは
なくエミリーに見てもらっているのだという。一体何の為に
診察を受けているのか?と問うが、守秘義務があるとして応えて
もらえなかった。何隠し事があると考えるが・・・

エバンはペイジに対する謝罪作戦が大失敗に終わり、花屋に
も文句をいう。そんな中でオフィスにディヴィヤがやってくる
FAXが届かなかったか?と問う。エバンはそんな昔の通信方法
を使うハズないとするが、あんたも花ビラの文字を使って意思
伝達をしているじゃないのと突っ込まれる。
そんな中、エバンの元にペイジがやってきて、
エバンの事は
とっかくに許していた
のだという。ただエバンのしている行動
がとても可愛いので見ていたかったとのこと。
ペイジは親の家に行くので付き合って欲しいと頼む。ただ父親
は軍人仲間とサミットを行おうとしているので、私たちは別棟
で過ごす事になるだけだろうという。

ハンクはナタリーの元に様子を見に行く。
吐き気と腹下しがあるが喉の件はよくなったという。ハンクは
水分を良く取るよう告げ、吐き気の薬を処方するという。
検尿と検便をしてくれというと、ナタリーは"ゲェっ"と嫌な
顔をする。薬とか妊娠を疑っているのか?と問うが、ハンクは
アメーバや寄生虫についても調べたいと語る。

アダムの元にいくディヴィヤ。
二度と会わないといったディヴィヤが来てくれた事に感動する
アダム。しかしディヴィヤが来た目的は、検査結果がFAXで
送られて来たこと。その中で
尿中タンパク量と尿円柱の数値が
急上昇している事
が懸念材料として存在していたのである。
腎臓の専門家に見てもらおうという。アダムはハンク・メドの
仕事として来た事に失望し、今後は別の人に頼むという。
君の顔を見ているだけで辛いのだと。

ハンクはエバンに電話すると、エバンはハンクに父親のテニス
の付き添いをしてくれないか?と頼まれる。ハンクはエバンに
対して、何か病気の件で知らないか?と問いエミリー先生と逢っ
ている事を告げると、
脱獄作戦かと呟く。それはどういう意味
なのか?と問うと、エバンは思わず話してしまったと考え、
エバンからの電話を不自然に切ってしまう。しかしハンクは
エバンに直接逢うとその理由を尋ねる。しかしハンクはよく考え
てみると、もしかすると
父は医者を使って服役を免れようと
しているのではないか
と推察していく。

エバンはコリンズ邸へ。
一人で応接室に待っていると、そこにはコリンズが狩猟で獲得
した動物の剥製が並んでいた。たまたま剥製の牙に触れると、
なんと秘密の扉が開いてしまう。中に入った瞬間に扉は開いて
しまい開けるために苦慮していると、突然ウィリアムたちが、
老人退役軍人たちと面会し、選挙について語り合う姿が有った。
ウィリアムはここでの事は内密にするようみんなに語る。
エバンは大変な事を聞いてしまったとしてアタフタするのだった。

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■口は災いの元

エバンはペイジとの関係に於いて、今回は仲直りするために
奔走する。前回あれだけ不信感をもたれたのでもうダメかと
思ったけど、なんとかエバンのキャラクターはペイジに伝わった
様だ。
ペイジの父親の陰謀を知ってしまったり、更にエディの件で
父親が病気を理由に服役を逃れようとしている事を知る。
それに協力しているのがエミリーという事で、ハンクは失望して
いく。

■ディヴィヤとアダムの関係は?

アダムは検査結果を知り、数値が高いことからネフローゼ症候群
を患っているのではないかと推察。心配するも、二人の関係を
知り、ハンクはディヴィヤがハンク・メドとしてアダムと関わる
のを止める。
結果的にアダムは急速な運動をしていることで、タンパクの数値
が上がった様子。

しかしディヴィヤはそれが分かるまでに自分が検査して腎臓
移植をしようと考えるほどに心配していたようだ。
そしてもしも腎臓が移植できる状態ならば運命の相手なのでは
ないかと考える様になる。

■ハンクの担当する患者

今回は14歳の少女・ナタリー。
コリンズ家とは隣人同士。
冒頭で隣には気難しい退役軍人が住んでいると言っていたけど
それがペイジを初めとするコリンズ家の事だとは思わなかった。

ナタリーはキス病(伝染性単核球症)にかかっていた事が判明。
ただこれは既に完治しており、やがて便が黒くなっていく事や
両手に斑点が出来始めたことから炭疽菌を疑うことになる。
犬に使用していた鹿の皮からハシウス・アンスラシス(炭疽菌)
に感染している事を疑っていく。その皮は、コリンズが狩猟で
取ってきた皮だと判明。しかし更に展開は急変して、結局
ドラムの男性が使用していた太鼓の皮にしようされていたもの
の中に炭疽菌になるものが含まれていたようだ。

■ウィリアムも不調

この人も炭疽菌によってオカされてのかと思ったけど、実際
には彼が一番大事にしていたキャンドル小屋をウィリアム本人
が爆発させてしまったようだ。皮肉にもポールたちはその小屋
を壊したがっていたのに、いざウィリアムに壊されると非難する
立場になるという皮肉。

■ウィリアムは上院選に出馬するのか?

内密に・・と言っていたのに、ペイジは有権者が望まない限り
出馬はないとしていた事をマスコミにペラペラ話してしまった
事で有権者は次々とメールでそれを要求していく。

■若者言葉に苦慮

グガワラナツ、ホトナガアタノなどの意味不明な言葉をハンク
にメールで送ってきたナタリー。ハンクは一応理解していたみ
たい。

ロイラミスというカップケーキを持って来たペイジの姿も逢った
けど、結局文字を入れ替えると、I AM SORRYになるみたいだね。

■医者は万能ではない

今回領土問題に利く薬はないとしたり、子供の成長を止める
薬はないとしたり・・・薬頼みのアメリカの医療界でも治せない
薬は多い。

■アダムはホントにペルーに渡ったのか?

ディヴィヤが逢いに行くと、テリからはご主人はペルーに行き
二、三ヶ月は戻らないという。ただ病気の現在ペルーなどに
旅行に行くだろうか?なんとなく逢わないが為にウソ付いて室内
に居る気がするね。

■ハンクはエミリーと別れる

医師としてのモラルの違いが明らかになり、ハンクはエミリー
の方針にはついていけないようだ。
もっとエミリーの家庭の事情にも踏み込みたかったが、家族と
の関係については一切語る気は無く、それでもハンクに対して
は心を開いていたつもりだという。結局この流れで別れてしまう
のかな。ちょっぴり中途半端な感じにも思えた。

ハンク・ローソン (Mark Feuerstein) 長男、医者
エヴァン・ローソン (Paulo Costanzo) 次男、会計士
ジル・ケイシー (Jill Flint) ハンプトンズ記念病院の美人病院長
ディヴィヤ・カダイ (Reshma Shetty) 医療助手(PA)
ボリス (Campbell Scott) ドイツ系の大富豪
タッカー・ブライアント (Ezra Miller) 息子、血友病
リビー (Meredith Hagner) タッカーの彼女
Ms.ニューバーグ (Christine Ebersole) 豊胸

エディ・R・ローソン (Henry Winkler) ハンクらの父
ラージ (Rupak Ginn) ディヴィアの婚約者
ディーター (Dieter Riesle) ボリスの秘書
エミリー・ペック (Anastasia Griffith) 週末コンシュルジュdr
ペイジ・コリンズ (Brooke D'Orsay) エバンの疑似恋愛
マリッサ・カサラス (Paola Turbay) キューバの研究員
アダム・ピアース (Patrick Heusinger) 糸球体腎炎

ウィリアム・コリンズ (Bob Gunton) ペイジの父、元軍人・大将
ポール (Arija Bareikis) ナタリーの父
アンジー (Paul Fitzgerald) ナタリーの母
ナタリー (Sami Gayle) 14歳、バンド活動
タリ (Saidah Arrika Ekulona) アダム家の使用人
--- (Rick Zahn) Fat Man
--- (Danny Johnson) Fire Chief
ドン・ロベル (James Moye) 記者
ポインデクスター (Richard Hughes) コリンズの友人
--- (Michael De Vries) Jarhead
--- (Norma Fire) Matron Flirman
--- (R.A. Guirand) Drummer
--- (Dan Marshall) Guest at General Collins' Campaign Party

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