ロイヤル・ペインズ 〜救命医ハンク〜 シーズン2
(Royal Pains)(aka.「救命医ハンク セレブ診療ファイル」)

企画・脚本・製作総指揮:アンドリュー・レンチェスキー
企画・脚本・共同製作総指揮:ジョン・P・ロジャース
監督・ゲスト出演:ジェイス・アレクサンダー

http://www.royalpains.jp/





第18話 運命の饗宴 Listen to the Music

脚本/Andrew Lenchewski
監督/Constantine Makris
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ボリスの屋敷に引っ越しの業社が来ているのを目撃したハンク
たちは、マリサが出て行くものかと思えば、オフィスに戻ると
ハンク・メドの荷物が運び出されていることを知る。
ボリスの私生活に触れたためにボリスから締め出しを食らった
のか

ハンクたちはエディの家に行き、しばらく泊めてもらう事にな
る。このままだとサウスハンプトンのビーチで野宿することに
なりそうだったというハンク。エディはニューバーグ
一緒に
マンハッタンで過ごすので、次の夏まではこの家を使って良い

と語る。

エディはハンクとエバンに連れられて
ニューヨーク東部・連邦
裁判所
へとやってくる。エディが架空の会社に投資者を募って
いた事は明確な犯罪に当たることだった。エディは検察がウソを
付いているとするが、ハンクたちはそれがエディの罪である事
を認識していた。

ディヴィヤとラージは結婚式の日に披露するタンゴの踊りのた
めに世界的なタンゴの振り付け師で、かつでディヴィヤが
足首の捻挫の治療をした事で知り有ったニコのレッスンを
受けに行く。ラージはディヴィヤと踊りながらも、話題はアダム
の事だった。二人が踊りに身が入らないのを知って。ニコは
これは
タンゴのブートキャンプであり、式で披露するレベルに
達するまで二日間休み無く練習してもらうと言われる。

ジルは
多発性硬化症(MS)の患者のための寄付金集めのパーティ
ーを開催しているベンと逢いに行く。ベンは自らも難病である
多発性硬化症と戦っていた。ベンはジルに会うと、
アパラチアン
トレイル
に行った事は有るか?と尋ねる。ジルは何かのテスト
なのかと思い身構えるが、正解のない質問だという。それを
聞いてジルは行った事はないと告げる。私ならば
フランコニ
アリットジ
を薦めるという彼。今回ジルを招待したのは、
寄付金集めの目的もあるが、実はジルに有る提案が有るという。
今度
南米向けの移動式診療所を作る事になっており、その立ち
上げに力をかして欲しい
とのことだった。君は病院の建ち治し
をして診療所を作るまでに至った人物で、悪い噂はせいぜい
泥酔した際に肩口に花のタトゥーを入れたことくらいだという。
月曜日から是非一緒に来て欲しいとし、2週間はワシントンで
研修し、
ウルグアイのモンテビデオで半年間働いて欲しいとの
事。ベンは分厚い契約書を持って来ていた。ジルは考える時間
が欲しいとして即特は避ける。

そんな中ベンは視界が悪くなったとして、具合が悪いことを
告げる。ベンが最も信頼している医者は現在東京にいる事を
告げると、ジルは私の信頼する医師は近くに居るからすぐに来て
もらうと告げる。

エディの件で弁護士のシドは情状酌量を訴えるも、控訴が難しい
事が明らかになる。エディは次の手を打たねばならないとするが
ハンクはもう次の手など無いとし、
48時間後には刑務所に行く
ことになるのだと告げる。

ハンクはジルに呼び出されてベンの容体を検査しに行く。
ベンは自分の病気の事を熟知しており、MSの再発だろうという。
視界がぼやけること、手足の脱力症状、そして関節の痛みが有る
という。
インターフェロンは週に3回・44マイクログラムの皮下
注射をしている
との事だった。
ベンは
ニューメキシコ大学2年生の際にMSだと診断され中退する
事も考えたが、家族で初めての大卒を出そうとして頑張ったの
だという。

ハンク・メドに戻ると、患者の仕事を片付ける。
いよいよディヴィヤも最後の日であり、とりあえず引き継ぎは
全て終了する。充実した夏だった事を告げると、ハンクとエバン
はディヴィヤに感謝を示して握手するが、特にそれ以上に別れ
に対して何も用意されていなかった。ディヴィヤは帰宅しよう
とすると突然ジルがケーキを持って現れ、サプライズだと告げる。
エバンがこの企画を考えた事を告げると、ロンドンでのディヴ
ィヤの結婚式には、代表してエバンが行く事を告げる。ハンク
はお留守番だと。それを聞いたディヴィヤは大喜びし、エバン
が来てくれるというのにこんなに嬉しいことはないと告げる。
みんなで
シットコムに出てくるオバさん風のハグをしよう
して友情を確認するのだった。

しかしそんな中で、エディが現れ有罪がほぼ確定している事も
有って、ふさぎ込んでいる姿が有った。ハンクは大丈夫だと
するが・・・

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■ボリスに追い出されたハンク

これってどういう意味合いが有るのだろうか。
エディが近くに居る限りは、ハンクたちも住ませないと考えて
いるのか、それともやはり私生活に踏み込みすぎたのか。
ハンクは完全にマリサを指示している立場の人間だし、ボリス
にしてみれば不都合な人物で有る事は確かだけど、ボリスは
ハンクに近くに居て病状を見守ってくれと頼んでいたことが
有ったよね。

■二人の患者、一人目はニコ

オルガというウルグアイ人といて、急遽ラージとディヴィヤに
ダンスを教えるためにハンプトンにやってきたダンスの振り付
け師。最初の段階から咳き込んでいる姿が有ったけど、
一日、二日としているウチに、ついにはベッドから起き上がれ
なくなっていた。しかも咳き込む中でティッシュには血が付着。

当初は肺炎だとしていたが細菌性のものではないか?として
入院させる。しかし徐々にそれが市中肺炎ではなく、感染症
エルシニアペスティス、つまり疾病管理センターに報告する
義務のあるハイ・ペストだと判明。

■二人目の患者・ベス

多発性硬化症だというベス。19歳の時からその病気と闘い、
治ることのない進行性の病気と付き合っている。個性だとして
いるベスだけど、現実にはやはりジワジワと悪化していく病気
に耐えられない一面も存在していた。

しかしハンクは間接の痛みが有ったり、ステロイドを増やしても
容体がよくならない事を不自然に感じていく。血漿交換療法
なども有ると言っていたけど、ハンクは最初に診察した医師
がニューメキシコ州の医師で、その風土には無い病気だと知り
見破られなかったのではないかという。ハンクはライム病を
疑うけど、ベスが語っている様に、色んな医者が血液検査を
しているので、判明しない事なんてあり得るのかな。

■エディの行方は?

有罪になればフロリダ州のコールマンの刑務所に収監される。
ただいつでも会いに行ける場所。
エバンはかつてボリスからエディを遠くの血に逃がすことも
出来ると提案されていたが、エバンは父親には話さなかった
様子。しかしその会話を密かに聞いてしまった後のエディの
態度の変わり方がまた分かりやすいものが有ったな。この後
に及んで、逃げようと考えているところが、エディの凄いところ。
まぁ最終的にはハンクから責任を取る父親の姿を誇りに思うと
散々言われたし、南の島に渡ってしまったら、家族には会えなく
なると感じて、結局刑務所行きを決めた様だ。

■運命と義務

ディヴィヤとラージは、運命ではなく義務だとして、結婚を
進めようとしていた。しかしニコからペストを移されたかも
知れない事を知って、飛行機には乗ることが出来ず、式は
挙げられないと分かると、延期ではなく式を取りやめようと
語る。ラージはカダイ建設を辞めて行く事になるのだろうか。
義務を果たせないことは辛いが、運命に従わないのはもっと
辛いとのこと。

■ジルはハンプトンズを離れる

とりあえず南米に行くみたいだけど、どのくらい期間ハンプト
ンズを離れるのだろうか。ベンは優秀な医師も必要だとして
ハンクを連れて行こうとするも、ハンクはハンプトンズを
知りたいとして残ることを決意。

エバンとペイジはディヴィヤの式のために一足早くロンドンに
渡ったけど、式がないと知ってどうするんだろうね。
とりあえず旅行してくるのかな。

■ニコに接触した人物はみんな危険なのか?

ハンプトンズ記念病院の職員なんてみんな接触していると
思うけど、大丈夫なのかな。

■出演者達

ダンサー・ニコ役のGilles Mariniは、Brothers & Sisters
のシーズン4から登場するサラの恋人・ルーク・ローランを演じて
いる。現在Dlifeで放送が始まったスイッチ〜運命のいたずら
ではs1 10話辺りからアンジェロ役で登場する。どんなヤツなの
か楽しみだね。

ハンク・ローソン (Mark Feuerstein) 長男、医者
エヴァン・ローソン (Paulo Costanzo) 次男、会計士
ジル・ケイシー (Jill Flint) ハンプトンズ記念病院の美人病院長
ディヴィヤ・カダイ (Reshma Shetty) 医療助手(PA)
ボリス (Campbell Scott) ドイツ系の大富豪
タッカー・ブライアント (Ezra Miller) 息子、血友病
リビー (Meredith Hagner) タッカーの彼女
Ms.ニューバーグ (Christine Ebersole) 豊胸

エディ・R・ローソン (Henry Winkler) ハンクらの父
ラージ (Rupak Ginn) ディヴィアの婚約者
ディーター (Dieter Riesle) ボリスの秘書
エミリー・ペック (Anastasia Griffith) 週末コンシュルジュdr
ペイジ・コリンズ (Brooke D'Orsay) エバンの疑似恋愛
マリサ・カサラス (Paola Turbay) キューバの研究員
アダム・ピアース (Patrick Heusinger) 糸球体腎炎

ベンジャミン・リチャーズ (Will Chase) 多発性硬化症・財閥
ニコ (Gilles Marini) タンゴの振り付け師・ペスト感染
本人出演 (John Legend)
--- (Richard Patterson) Musician

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