Smash
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Creator: Theresa Rebeck

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第1話 私をスターにして Pilot

脚本/Theresa Rebeck 監督/Michael Mayer
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女優を目指しながらウェイトレスをしているカレンはこの日も
オーディションにいくも、選考しているプロデューサはカレン
が歌っているにもかかわらず携帯電話に出て会話する。
そのオーディションにはアイヴィー姿も有った。
セクシーさを
求める役
故に、アイヴィーは挑発的な態度を見せ、アピールす
る。カレンは恋人の元に電話すると、一時間も待った挙げ句
演出家が途中で携帯に出ていたのでダメだと語る。

一方作詞家のジュリアと作曲家のトムは、
ロンドンでの公演
から帰国。
エリスをアシスタントとして雇う事になる。ゲイのトムはエリスの完璧
なアシスタントぶりに興味を持つがジュリアは彼はストレート
だと語る。
ジュリアは新聞に目を通すと、演出家のデレク
「マイフェア
レディ」
を上演するという記事を目にする。
トムは女ったらし
で性格の悪いデレクが大嫌い
だった。ジュリアはデレクはそれ
でも一流の人物だと説く中、
最近のミュージカルはリバイバル
上映ばかりだと告げ、オリジナルが無くなった
事を嘆く。
しかしトムはジュリアは暫くこの業界から離れるから気にする
必要も無いだろうという。

そんな中、エリスがトムの所有するマリリン・モンローの資料
を見ていた事を知る。エレスは謝罪するが、トムは暇なときに
は見てもらって構わないという。ジュリアとトムもかつてマリリンの
企画を考えたがポシャッた事を告げる。
最近は何処もかしこもマリリンを題材として取り上げている事を
告げる。エリスはそれだけ人気が有る証拠だとし、
「ウィキッ
ド」
も最初はこれだけ人気が出るとは思われていなかった事を
告げ、企画してみたらどうか?という。トムはそれならば
ジョーディマジオでも出演させるかとジョークを飛ばすと、
ジュリアはピンと来る。

一方カレンの働く店に恋人のデーヴが来る。私にはセクシーさ
が足りない様だカレンは彼に告げ、審査員にも
「ライトだから
落ちた」
と言われたことを語る。その意味がわからず、デーヴは
少し太ってみたらどうかと告げる。

ジュリアは帰宅すると、夫のフランクと息子のレオが待って
いた。フランクは養子の件で話してきたという。
ジュリアが
業界から休養すると決めた為に養子を取る事に決めた
のである。
ジュリアは息子のレオにマリリンと言ったら何を思い浮かべる
か?と問うと、メリーランド州・ボルチモア、マリリン・マンソ
ンだという。フランクは休むと決めたのに、そんな話をする
必要はないというが、ジュリアはあくまで客観的に見て
マリリンを演出するとするならばどうするか?と問う。映画の
シーンを引用したり、派手なミュージカルナンバー、野球の
曲を使うべきじゃないかという。

カレンはデーヴに来週末に両親が来ることを告げ、煩わしい
事を告げる。以前来た際には
アイオワの実家に戻ってくる様
言われたという。
一方ジュリアはベッドで一人、マリリン・モンローの出演する
映画を見ていた。

トムは
シューベルト劇場で上演している「ヘブン・オンアース」
を舞台裏から見に来ていた。アイヴィーもその中で脇役で出演
していた。アイヴィーは出番が終わると楽屋裏で涙する。
トムは楽屋裏までやってきて彼女に挨拶する。アイヴィーは
先日受けたオーディションに落ちた事を告げ、自分は役が欲しい
事を告げ、もう十分経験は積んだ事を告げる。夢を追っている
のだと。

ジュリアの元にトムから電話がなる。
トムはアイヴィーを起用して先日話し合っていたマリリンの
演劇を考えていたのである。ジュリアはアイヴィーなら実力も
有るので問題は無いのではないかという。そんな中、フランク
はジュリアに対して、もうすぐ養子の手続きの為に職員が来る
事を告げ、一年休むと言ったから養子の話を進めていたのだと
語る。プロダクションに入ったら仕事でまた家を空けることに
なるとして反対する。しかし一曲だけの話だとして、ジュリア
マリリンの最後のインタビューの言葉を語る。
「お願いだから私を笑いものにしないで」と言ったこと。
誰もが彼女をそう扱ったが、私には彼女が愛の人で見えるとし、
他の誰にもこの企画を譲りたくないと語る。

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ジュリアとトムはマリリンのネタを使ってミュージカルを
制作しようと考え、アイヴィーを使ってマリリンの曲を
作っている中で、ひょんな事から、リハーサルの様子が
インターネットの動画サイトに流れてしまう。
一方プロデューサーのアイリーンは構想三年を費やしてきた
「マイフェアレディ」の制作が離婚問題で流れて失意の中、
ジュリアたちの企画を知ってマリリンの舞台をやろうと
誘う。演出家にはデレクが良いとするが、トムは彼とは因縁
の関係にあった。

女優を夢見る二人の女優は、なかなか芽が出ず、焦る中で
カレンとアイヴィーはオーディションを日々受ける。
そして知り合いのスタッフがマリリンを題材にしたミュージ
カルを制作しようと考えている中で、カレンとアイヴィーは
偶然にもその話を聞いて、オーディションに参加して役を獲得する
ために奔走する。

それぞれに色んな問題を抱えている中で、取りあえずカレン
自身が思い悩んでいた「ライトだからおちている」現実に
対してその意味合いを掴んでいくというもの。ライトとは、
経験が浅い意味で、マリリンの持つ妖艶さだけでなく、初々しさ
を演じるには必要なものが有ったのかも。当然セクシーも要求
されるという事で、カレンはどのようにして、その妖艶さを求める
のか。

ゲイが居たり、女ったらしが居たり、離婚問題の渦中に居る
人物が居たり、家庭と仕事の両立に悩む人物が居たりと
状況としては大変だけど、プロフェッショナルとしては
やはり作品の芸術性を極めたい気持ちが高いのだろうか。
アーティストであるほどに昔から私生活は乱れていたりも
するので、なかなか複雑だね。

マリリンを取り上げるもので、所々で有名なエピソードなり
シーンなり台詞なりが引用され、女優がマリリンを演じて
パフォーマンスを見せていると、本物のマリリンのような
姿が顔を覗かせ適役だとばかりの描き方は面白く出来ているか
な。

題材としては古いので、それ相応の映画やミューシガルの
知識が必要だったりもするが、知らなくても十分楽しめる。
僕自身、マリリンの出演する映画は2、3本しか見ていないので
この機会に見てみたいなと思わせるものがあった。

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
デニス (Phillip Spaeth) "ヘブン・オンアイス"男優
ジェシカ (Savannah Wise) "ヘブン・オンアイス"女優
ボビー (Wesley Taylor)
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
--- (Robert LuPone) Jerry's Attorney
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
リサ (Annaleigh Ashford)
--- (Annaleigh Ashford) Director
レネ・ウォルタース (Maddie Corman) ソーシャルワーカー
アビゲイル (Maddie Corman)
モイラ (Finnerty Steeves)
--- (Jake Wilson) Casting Assistant
デーブ (Tim Wright)

ダンサー
(Ashley Blair Fitzgerald)(Bahiyah Sayyed Gaines)
(Jessica Lee Goldyn)(Afra Hines)(Curtis Holbrook)
(Nadine Isenegger)(Thayne Jasperson)(Keith Kuhl)
(Spencer Liff)(Colby Q. Lindeman)(Michael McArthur)
(Christopher Mai)(Vivian Nixon)(Justin Prescott)
(Liz Ramos)(J. Manuel Santos)(Alex Michael Stoll)
(Larry Trice)(Rickey Tripp)(Alex Wong)

--- (Alain Ackerman) Stage PA
--- (Cara D'Adamo) Tourist
--- (Marc I. Daniels) European Tourist
--- (Helmy Lavezzari) Pedestrian
--- (Raymond Mamrak) Bartender
本人出演 (Marilyn Monroe)
--- (Mark Steiger) Theatregoer
--- (Odette Warder) Theatregoer
--- (Steven Weisz)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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