Smash Smash Creator: Theresa Rebeck http://www.nbc.com/smash/

13 Feb. 2012
第2話 ふたりの主役候補 The Callback

脚本／Theresa Rebeck 監督／Michael Mayer
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カレンは舞台に立ちCall Meを歌う。
カレンはマリリンのオーディションで好感触を得たものの、
未だに返信が来ず、仕事中にもかかわらずそんな妄想に耽って
いたのである。ウエイトレス仲間からは心ここにあらずねと
言われる。

トムとデレク、そしてジェシカは誰をマリリン役を演じさせる
のかで話合いを行っていた。先日のオーディションでアイビー
とカレンの二人が最終選考にまで残っていたが、どちらも
これと言った決め手がない。カレンは新鮮で無垢な感じのする
所を評価され、アイビーは10年間のブロードウェイミュージカル
のキャリアを評価される。トムはアイビーの友人でもあり、
現在トムが演出している「ヘブン・オン・アース」にも出演
してもらっている事も有り、アイビーを一押しすると、デレク
もトムの意見を尊重する。マリリンという偉大な役を新人に
演じさせる事でのリスクが多分に存在していたのである。

一方アイビーは友人のデニスやジェシカと共にマリリン役の
オーディションが行われている事を相談する。10年目のチャンス
に無名の新人が立ち塞がっている事を語るが、デニスは脈が
有るからまたオーディションに呼ばれて居るのだとして励ます。

カレンは恋人のデーヴとオーディションについて話し合って
いた。今夜デレク自らのダンスのレッスンが有る事を告げる。
デーヴは先日夜の10時にプライベートレッスンをする為に
呼び出した男なので大丈夫なのかと心配する。

一方養子を考えていたジュリアとフランクはソーシャルワー
カーのレネーと逢う。とりあえず養子を迎えるに辺り数々の
書類の提出を行う中、面接を行う。二人が18年も結婚生活を
続けている家庭である事に賞賛する中で、養子を斡旋してくれ
る中国では審査の為に厳格なものが有り、最低でも2年はかかる
と言われ愕然とする。

カレンはデレクやデーブのレッスンの元、ダンスのレッスンを
行う。

ヘブン・オン・アースのステージに立つアイビーの元にジョシュ
は尋ねると、デレクのレッスンに潜り込んできたとして、
カレンがどういう人物なのかを調べてきたという。アイオワ
出身の女性で名前はカレン・カートライトだとすると、
マリリンの本名もノーマ・ジーン・モーテンセンだったと告げ
る。

トムとジュリアは逢う。
ジュリアは養子の審査はウエストサイドストーリーの脚本を
書くよりも時間がかかりそうだと語る。
二人はマリリンのブロードウェイミュージカルの構想を考える。
ジュリアは一曲目を「あなたのスターに」しようとすると、
トムは一幕のラストに持ってくるべき歌だという。
マリリンと付き合った男性たちは、それぞれどんな女性を
求めたのか。そしてマリリン自身、要らない子、必要のない子
だとされていた境遇を引き出すべきだという。話を聞いていた
エリスは興味深そうに話を聞き口を挟むが、ジュリアはそれを
止める。エリスは自分のアイディアが形になっていくのが楽しい
のだとするが、ジュリアは思いつきで行った事と作品のアイディ
アが同じだとするのは勘違いだとして、貴方は単なるトムのア
シスタントである事を語る。すこし席を外してくれとエリスに
告げる。
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いよいよマリリンが決まるのか?という状況が描かれた。

カレンとアイビー。
特に血みどろの対決という様相は呈して居ないし、互いに嫌み
を言い合ったり、陥れたりする展開は用意されていない。
まぁ今回初顔合わせだった訳で、喧嘩するほどに相手を知り
有っては居ないけどね。

キャスティングを誰が決めるのか。
トムなんて最初からアイビーの事しか見ていない気がするし、
デレクはどちらかというと、新鮮な感じのカレンを一押し
しているのかと思ったけど、徐々に勉強熱心なアイビーの方に
も肩入れしていたり、早速アイビーと体の関係になってしまった
りするところなど、プロ意識の欠片も無いんじゃないかって
感じの突っ込み所が多いドラマ。

見ている方としては、やはり美形でウエイトレスをしながら
働いているカレンを応援したくなる感じだけど、まぁ多分
そうなる事を想定しつつも、アイビーの中でも今のところは
強い情熱しか感じない所なので、どちらが演じても良いのか
も。

ミュージカル以外でも幾つかのポイントがある。

養子の件ではジュリアとフランクの関係を左右しそうな感じ
のネタが詰まっている。
アメリカで養子を取るのはもっと簡単なのかと思っていたけど
なんでわざわざ中国から養子を斡旋してもらうのかな。
ジュリアは乗り気ではないと思っていたし、フランクが一押し
しているのかと思ったけど、予想以上に養子の審査が通るまで
に時間がかかるという事を聞いてフランクも流石に諦め
気味。赤ちゃんが来るときには47歳。その子が高校を出る時
には自分は65歳だとするフランクの言い分も最もだと思う。
ただ息子のレオは楽しみにしていた感じで、まだまだ養子の
件では一悶着有りそうだ。作詞家の女性なのだから、最後に
グループミーティングの際にまだ見ぬ子供に対して書いた
手紙がまた、素晴らしい出来なのもある意味納得。

そしてアイリーンとジェリー。
20万ドルも掛けたマリリンのワークショップの資金って誰が
出しているんですかね。
ジェリーは「マイフェアレディ」の権利を買い取り、デレク
を引き抜こうとするも、デレクは断りを入れた様子。
この辺の駆け引きはイマイチ、ピンとくるものがない。その
ウチ盛り上がったりするのか?

カレンとデイヴの件。
デイブは大事な副市長との会食にカレンを紹介する予定だった
が、ディマジオのシーンの練習によって残念ながら会食には
遅れてしまう。本当に夢を叶えたいのであれば、仕方が無い
気がするんだけどね。

そしてラストのパフォーマンスは流石だったな。
こういうの日本のドラマには無い所だよね。