Smash
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Creator: Theresa Rebeck

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20 Feb. 2012
第3話 私が愛したスター Enter Mr. DiMaggio

脚本/Theresa Rebeck 監督/Michael Mayer
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演出家のデレクはマリリン・モンローのオーディションに来た
アイビーと関係を持つ。アイビーはデレクと関係を持てたこと
が夢のようだという。デレクは三週間後にはリハーサルが始まる
のにまだ曲は8曲しか出来て居らず、脚本も半分しかできて居
ない事に焦っていた。アイビーは自分もマリリンについて色々
と勉強しているので、
作品作りに参加させて欲しいというと、
デレクは君の意見も反映させると約束する。

アイビーは親友のジェシカにデレクと関係を持った事を話す。
邪悪だけどセクシーな演出家を手にしたのかと皮肉られると、
アイアビーは彼と寝たからマリリン役を貰えたのか?と気にする。
ジェシカはそれを否定するが・・

アイリーンは舞台を公演するためには資金が必要なために、
宝石店にいき装飾品を売る。そこで
「七年目の浮気」でモンロー
が身につけていたとするイヤリングと同じデザインのイミテー
ションが50ドルで売り出されているのを知り購入する。

カレンはデレクに会う。
デレクから、今回は脚本も楽曲も全く出来上がっていない状態
での企画なので、どうしてもマリリン役にはミュージカルの
経験者が必要になった事を告げ、カレンではなくアイビーを
選んだ事を説明する。しかしカレンの才能には一目置いていて
アンサンブルをやってみないか?と問われる。人生は長いし
舞台はもっと長いものだとし、あのモンローでさえ、脚光を
浴びるのには5年を要したのだと語る。会話しているとそこに
カレンの恋人・デーヴがやってくる。デーヴは噂の悪徳演出家
の姿を一目見たいと考えていた。互いにイギリス出身でプライド
が高く、言葉のニュアンスや肌の色から出身を当て合う。

デーヴはカレンと二人きりになると、ムカツク男だとしてデレク
を非難する。カレンには二人の出身の探り合いに理解出来ない
事を示すが、イギリス人はこうやって互いの立場を確認するのだ
という。カレンは嫌み合戦にはもうウンザリだと語る。

一方オーディションは依然として続いていた。
マリリンはとりあえず決定したが、ディマジオ、アーサー、
ケネディ役には誰を据えるのかとアイリーンを始めとして、
このプロジェクトに参加しているものたちは協議
する。
現在エージェントによるとマイケル・スウィフトをディマジオ
役にどうか?と言われているという。彼は現在
「ブルーノマーズ」
の舞台に出演中だと聞いて、アイリーンは今夜彼の演技を見に
行こうとデレクたちを誘う。良い役者ではあるが引き受けてくれ
るのか?。

デレクとアイリーンは食事の為にレストランに居ると、そこ
にアイリーンの夫・ジェリーがやってくる。ジェリーはデレク
に対して
「マイ・フェア・レディ」の演出の件をもう一度
考え直して欲しいと頼む。しかしアイリーンはコップを手にして
ジェリーに水を掛ける。

カレンは職場のウェイトレス仲間にデレクからの提案の事を
相談する。ワークショップに参加する形になるが、その間
ウェイトレスの仕事も休まなければならない為に、資金面で
不安だった。ワークショップでは週200ドルしか出ないのだと
いうが・・・

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いよいよマリリン役がアイビーに決定。
他の配役も早急に決めて練習に取りかかりたい所だが、
曲も脚本も資金も企画もまだまだ定まったものがなく、悶々
とした状態でアイディアを形にしていく。

カレンがとても華麗な人なので、ちょっぴり寸胴なアイビーが
モンロー役を演じる事での違和感は存在する。何よりもデレク
と関係を持っている時点でゲイのトムが言うように、彼を好き
になれないとするのも分かる気がするものが有るけど、トムも
またアイビーに入れ込んでいたし、どっちもどっちなのかな。

エリスというトムのアシスタントの行動がまた、なんだかイラっ
とさせられるものが有る。
前回の展開のなかでジュリアが語っていた様に、閃きでアイディア
を語る事と、シナリオを肉付けする作業はまるで違うもの。
勝手にノートを盗み出して見ている時点で腹立つものが有るし、
我が物顔で企画に首を突っ込もうとする態度はどうも好きになれ
ない。しかも恋人にそそのかれてアイディア料を奪おうとして
いるようだ。

今回、ディマジオ役にマイケル・スウィフトが候補として挙げら
れたけど、ブロードウェイでも活躍する舞台俳優さんは儲から
ない職業なんだね。マイケルくらいにもなれば金の心配とか要
らないと思っていたけど、支えてくれている妻には顔の上がら
ない役所だ。これこそまさに夢と現実の選択が至る所で起きて
いる感じだ。

カレンもまたワークショップに参加するために、一時的にウェイト
レスのバイトを辞めなければならず生活費に苦悩する。
恋人のデーヴに資金援助してもらう事も出来るが、どうしても
納得いかない部分は有るだろうし、なかなか難しい。

実家のアイオワに戻ればブロードウェイのスターと持て囃される
けど現実は厳しい所が何とも言えない。
でもこれだけの声量が有ると、カラオケでは重宝されるだろう
ね。

アイリーンと夫の関係もなんだか元夫婦の駆け引きが行われて
意外と面倒くさい。ただアイリーンが水を掛けるシーンは
すっきりさせるものがあったかも。

■使用された楽曲

・Will Chase and Ensemble 「Grenade」(ミュージカル)
・Katharine McPhee and Ensemble 「Redneck Woman」 (カラオケ
店)
・Will Chase and Megan Hilty 「Mr. and Mrs. Smith」(ラスト)

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
デニス (Phillip Spaeth) "ヘブン・オンアイス"男優
ジェシカ (Savannah Wise) "ヘブン・オンアイス"女優
ボビー (Wesley Taylor)
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
モイラ (Finnerty Steeves)
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ
--- (Paxx DeWolfe) Broadway Hipster
マイケル・スウィフト (Will Chase) 男優、ディマジオ役候補
モニカ・スウィフト (Michelle Federer) マイケルの妻
アーティ・スウィフト (Blake Andrew Johnson) 息子
ラルフ・マシウス (Lewis J. Stadlen)
シンシア (Condola Rashad) エリスの彼女
本人出演 (Emanuel Azenberg) "マニー"、投資家
マーレラ (Jenni Barber)
リアン (Jennifer Ikeda) ウェイトレス
ローラ (Rebecca Naomi Jones)
エイミー (Nadia Quinn) "ベビーシャワー"、カレンの友人
ザック (Hale Appleman)
ゲイリー・ガリソン (Larry Block)
ルース (Jessica Lee Goldyn) アイビーの友人・女優
--- (Li Jun Li) Store Clerk
--- (James Saba) Maitre D'

ダンサー
(Ashley Blair Fitzgerald)(Bahiyah Sayyed Gaines)
(Jessica Lee Goldyn)(Afra Hines)(Curtis Holbrook)
(Nadine Isenegger)(Thayne Jasperson)(Keith Kuhl)
(Spencer Liff)(Colby Q. Lindeman)(Michael McArthur)
(Christopher Mai)(Vivian Nixon)(Justin Prescott)
(Liz Ramos)(J. Manuel Santos)(Alex Michael Stoll)
(Larry Trice)(Rickey Tripp)(Alex Wong)
(Kristine Covillo)(Jenny Laroche)(Ellenore Scott)
(Katie Webber)(Derek Ferguson)(Christopher King)
(Jenny Laroche)(Karine Plantadit-Bageot)
(Ellenore Scott) (Jamal Story)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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