Smash / スマッシュ Smash Creator: Theresa Rebeck http://www.nbc.com/smash/

Mar. 12, 2012
第6話 恋の作用 Chemistry

脚本／Jacquelyn Reingold 監督／Daniel Attias
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アイビーは朝、鏡に向かいながら発声練習をするが、声が出ず
らい事に気がつく。ベッドに居たデレクはそんなアイビーに
挨拶する。

一方アイリーンは投資家のラルフと面会し、700万ドルの予算
でマリリンの舞台をやろうとしている事を説明する。現在ワーク
ショップと地方のテスト公演で様子見であることを説明する。
公開稽古を来週に行う事を告げると、それを見てから投資を
考えるという。

ジェシカ、スー、ボビーは変更された脚本について話し合って
いた。カレンも加わり、本番直前までこういう事は良くあるの
だと聞かされる。
デレクはジュリアの対応が遅いことに苛立ちそれをぶつける。
トムは曲をほぼ完成させているのに何故ジュリアは歌詞が
まだ半分だけなのかと。トムはジュリアを非難することに自分
を引き合いに出された事に憤りを感じてデレクを非難しその場
から出て行く。

そんな中、カレンはカードの請求書が来ている事に頭を抱える。
今月は326ドル38セントだとすると、ジェシカやスーはたった
それだけなのかと言われてしまう。
リンダは控え室にいるアイビーの元に行くと、そろそろ練習だが
大丈夫か?と声を掛ける。

一方エリスはアイリーンの元に行くと、ワークショップでの
現状を逐一報告する。

いざ曲が出来上がっている場面の練習を行う事になるが、アイビー
の声が出ないことに気がつく。
アイビーを抜いてジョシュはバックダンサーたちに踊りを指導
すると、練習を終える。マイケルはジュリアに対して脚本に
ついて話があるとしてこれから二人で話したいとするが、
明日にしてとジュリアは断る。

一方アイビーは喉に炎症が出ており、プレドニゾンを処方され
た事を聞く。しかし彼女はクスリに弱いので飲まずに様子を
見ている所だという。デレクとトムがそんな会話をしている
中、カレンはたまたま自分が手にしていた資料が床に散らばって
しまいそれを拾っている最中に二人の会話を耳にしてしまう。
それはマリリン役の代役としてカレンを起用しないかという
話合いだった。トムはアイビーの声が出ない原因の一つにスト
レスを抱えていることを訴え、この話はアイビー本人には話さ
ないことにしようと告げる。しかしデレクはアイビーに会うと、
明日歌えなければカレンを代役にすると伝える。
アイビーは仕方なくクスリに手を伸ばすのだった。

デーヴとカレン。カレンは鏡に向かって自分ならば出来る!
と言い聞かせる中、いつでも代役になれるよう準備をする。

翌朝ジュリアは朝食のパンケーキを作りながら先日のマイケル
とのキスの事を思い出していた。息子のレオは焦げている事を
指摘。そんな中、夫のフランクが帰宅すると、ジュリアは
料理の旨い彼が帰宅した事で抱きつく。フランクは気を良く
して、もっと出張に行くべきかなと告げる。

稽古場でアイビーはデレクに対して、クスリは6錠飲んだ事を
告げる。冷や汗と頭痛、精神的に不安定な状態である事を
訴えようとするが、デレクからは稽古を休むようならばカレン
を代役にすると言われ歌える事を告げる。
プレドニゾンが喉の炎症に利くことは、この業界では有名だっ
たが、副作用が問題だった。情緒不安定になり、不眠になり
幻覚症状があるのである。

そんな中、ジェシカはカレンに対して、バルミツバで歌うバイ
トが有るが私の代わりに出ないか?と告げる。元々はアイビー
が行っていたアルバイトで、ギャラは500ドル出ると言われる。
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アイビーののどの調子が悪くなる中でカレンに最大のチャンス
か訪れるかもしれない展開だった。

アイビーの不安な気持ちが薬の副作用を通して幻覚となって
表れる辺りが面白く描かれていた。

ミュージカル講演に恋愛関係は邪魔な要素として描かれている
けど、人生を豊にするため、不安を解消する為には必要なもの
で、良くも悪くも恋愛が足を引っ張る所が何とも言えない。

相変わらずドラマとしては、ワークショップに於ける主役争い
を行う中で、劣勢にあるカレンが先行しているアイビーを
追いかけていく感じの心理的描写が色濃く描かれ、場外から
カレンが認められていく様子が面白く描かれている感じ。

どの人物もあまり好きになれないキャラクターばかりだけど、
その中でもデレク、ジュリア、マイケル、エリスは格別嫌悪感
が強いな。カレンやアイビーが迷走するのは分かるけど、
ミュージカル製作を指揮する人物たちが、これだけグズった
やりとりが行われているところを見ると、ホントに良い作品が
作れるのか疑問もある。

インスピレーションが大事なのも分かるが、こんな即興劇の
ような形で名作が生まれるのかどうか心配なものが有るね。
マリリンを使用するだけで名作が生まれてしまうのではないか
とか、それを歌うモノたちの歌唱力だのみなのではないかと
いう感じもしてくる。

投資家たちを引き入れる為にアイリーンが、今度の公開稽古
には、ネイサン・レインたちも見に来ると行っていた。
ネイサン・レインが出演したオカマバーを舞台にした
映画「バードケイジ」は結構好きだったので出演してくれる
のかと思ったけど、クレジットには出ていないので残念。
スピルバーグや「アダムス・ファミリー」コネクションを使っ
て出てくれると嬉しいのだが。

■使用された曲

・Katharine McPheeの"Shake It Out"
・Megan Hilty, Will Chase and Ensembleの"History is Made at
Night"
・Megan Hiltyの"Who You Are"
・Rich Campbellの"Smash Samba"
・Megan Hiltyの"Let Me Be Your Star"

■検索用キーワード

・ネイサン・レイン
・アンタケット島
・ノースポート ロングアイランド バルミツバ
・ダニー・ハサウェイ "A Song for You" 超濃厚キス
・ブッシュワック BIG BUCE WORLD 鹿 シューティング
・プロビンスタン 海辺のコテージ 投資
・ハバナギラ
・ビスマス 元素記号表
・ボビー・ラスキン トミー・モトーラ
・歴史は夜に作られる