Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Mar. 26, 2012
第8話 娘の忠告 The Coup

脚本/Theresa Rebeck 監督/Paris Barclay
--------------------------------------------------------
公開稽古から一週間が経過。
サムアイビーはあれから何の音沙汰もない事について語り合
う。次の一歩を考えているのか、それとも企画がポシャったの
か。
ジュリアもまた夫のフランクの前でアイリーンから連絡が無い
事に苛立っていた。これだからショービズ界は嫌いだという。
フランクは公開稽古は成功だっただろうと告げる。
レオの審問
会についても気が重いというジュリアにフランクはゲーム機の
ギターセットを手にして歌をプレゼントするという。彼は
ギターを弾きながら
"Three Little Birds"を歌う

一方カレンが録音したデータを巡り彼女の株は急上昇していた。
ライアンが彼女を使って何かを見せてくれるらしいとアイリーン
の元にデレクから電話がなる。そんなアイリーンの元にエリス
やってきて、その電話を盗聴していた。現在トムのアシスタント
としてはやることがないのでアイリーンの引っ越し作業の手伝い
をするという。しかしアイリーンは前の家のものは何一つ持ち
込まないと告げ、オフィスには机やパソコン以外何も無い状態
だった。そんな中、アイリーンの娘・ケイティがやってくる。

カレンはデモテープをデレクの元に持って行くと、彼はから現在
面白い企画が進行中で新しい作曲家と進めている話があるという。
新しいマリリンのナンバーとの事で、それをカレンが歌って
欲しいとの事だった。こ
の事はまだトムとジュリアには知らせない
様口止め
する。

エリスはトムの元に戻る。トムはエリスを使ってアイリーンに
CDを渡しに行ってもらう序でに、様子を探ってきてもらおうと
していた。現在アイリーンは何をしようとしているのかと尋ねる
とよく解らないが、アイリーンの元にマハトマ・ケイティが来た
事を告げる。そして
電話でデレクとカレンの話をしていた事を
告げる
。トムは一体自分たち抜きで何をしようとしているのかと
疑問に感じる。

マイケルはジュリアと面会する。
マイケルの妻子も目の届く所にいる中での会話だった。
ジュリアが言い出しづらそうにしていると、やっぱりクビなんだ
ろとマイケルから告げ、僕から辞めるつもりだったと語る。
家族が
全てなのにどうかしていた
のだとして、ジュリアもそれに同調する。
マイケルは成功を祈っていると彼女に語る。

カレンはデーブにデレクから言われた事を相談する。
カレンはデーブの為にインドの食材店でカルダモンを購入して
来た事を告げ、カレー作りに挑戦するというが、デーブは今夜
記者のRJと食事するのだという。ライバルであるポール・デンビー
の事を嗅ぎ回っている事を告げる。

デーブはRJに逢うと、デンビーが次の報道官みたいな雰囲気にな
っている事を語ると、RJはデンビーは
ワシントンDCで勤務して
いた頃に視聴の娘を口説こうとして、彼女宛にわいせつ画像を
送りつけている事が有る
という。そのネタをリークすれば、
蹴落とすことが出来るかも知れない事を告げるが、デーブは
その行為を躊躇う。

ケイティはアイリーンに対してインドにいた私の所に父が大金を
送り込んできたという。信託財産基金に大金を振り込んだ為に
書類にサインを求められたという。これは明らかにママを困らせる
為の行為なので心配だという。

トムのパートナーで弁護士のジョンは、レオがドラッグ所持で
捕まった件で話し合う。ドラッグ目的の徘徊の件での訴状は取り
下げられたが、
罪状は公園の標識を無視したことだという。
レオにそんな標識が有ったのか?と尋ねると、確か芝生に入らない
で下さいと書かれていたボードを見たという。しかし自分は
そんな場所には入っていないと否定する。罰金だけで済む話では
ないのか?と尋ねると、罪を認めてしまうと大学の願書には
記載しなければならなくなるのだと言われる。
召喚状が有る以上
出廷するのは避けられない
との事だった。

カレンはデレクに連れられてある倉庫へ来ていた。
カレンはデレクはマリリンの企画を立ち上げたジュリアやトム
無しでの進行は賛同しかねる事を告げるが、決して彼らを外す
のではなく、企画が形作られるまで黙って居るだけだと言われる。
デレクはカレンをライアン・テダーに逢わせると、
ワンリパブ
リック
の大ファンだったとするカレンは彼との面会に感激する。

--------------------------------------------------------

公開稽古が終了し、投資家や批評家たちからも賛否両論の声が
聞かれる中、ワークショップも終わり、参加したものたちは、
マリリンのミュージカルが公開になるのかどうなっているのか
気になる。トムやジュリアでさえ形有るものとして世に公開
されるのかが気になる。そんな中でデレクがカレンをつれて
ある行動を起こしていく。

素材として余りあるマリリンの劇が、イマイチ投資家受けが悪い
理由がなんなのか。
裏切りが当たり前のショウビズの中で果たして当初のスタッフ
によって劇のプロジェクトは進められるのか。

色んな思惑が有る中で、混迷している様子が描かれる。
そう簡単にはブロードウェイの舞台化が出来るハズもなく、それ
は演技者だけでなく、それを構成する作家やプロデューサーでも
同じ事。
率先してこのプロジェクトを率いる人物が居たとしても、立場
は違えどみんな神経をすり減らしているなというところが面白い
かな。

"マハトマ"ケイティというアイリーンの娘が登場。
DlifeのCMの中で辺見えみりさんが声をあてる事が何度も放送
されていたので気になっていたけど、ケイティ役のGrace Gummer
はメリル・ストリープの娘の様だ。父親ドンの姓のGummer
を名乗っているのもやはり、母親の役者としての注目度が高すぎる
為に回避しているのだろうか?

マハトマ(偉大なる魂という意味らしい)という名の通り、
インド色の有る話。彼女自身、人を幸せにする為にインドに
いたとする設定のよう。今回カレンもインド料理を作ろうとする
姿が有ったりと。

ここの所、チーム・アイビー(サム、スー、ボビー、ジェリア)は
カレンに付くことが多かったけど、今回はブルックリンボウルで
みんなでボーリングする姿が有る。その時のパフォーマンスシーン
とカレンがデレクの支配下の元でマリリンを演じている姿を
見るとこれまでとは全く正反対の役割。
カレンとアイビーは互いにマリリン役を演じるに辺り、自分には
何が足りないのかを学んでいく良い機会となったようだ。

そして何よりも外せない要素はちょこまかと動き回るエリスの
存在だ。今回デレクとトムがケンカし言い合いする中でも語られ
ていたけど、ミュージカル界に於けるゲイ率の高さを考慮すると
エリスはゲイを装い出世を企んでいる感じ。日本のファッション
界でも女性との距離感を縮める為にゲイを装う人、なんちゃって
ゲイ、エアゲイが多い感じだけど、サムがゲイではなくストレート
を装っているのとは対照的。トムのゲイレイダーが全く不確かな
所がどうなってんのって感じだね。エリスが女性といて野心を
露わにしているけど、こういう人ほど成功してしまうのかな。

ジュリアは私生活に終始した感じ。
マイケルとはとりあえず区切りをつけ、息子のマリファナ問題
と対峙する。息子っていつの間に捕まっていたんだ?って感じが
するんだけど、未だに部屋でマリファナを吸っていた友達との
繋がりが有るのかな。法廷の前でジュリアが弁護士要らないジャン
的物言いで、ねじ伏せてしまう所が笑える。
ジョンはそんなトムの友達を気に入った様子。

デーブの政治的駆け引きもドラマの中では描かれた。
デンビーとは一体どういう人物なのか。
RJとデーブの関係に嫉妬してしまうカレンの姿が有る。
恋愛関係がまた演技者としての味を出していくのかも知れないね。

■使用された曲

・Brian d'Arcy Jamesの"Three Little Birds"
・Bob Mairの"Ain't Love Hard Enough"
・Savannah Wise, Phillip Spaeth, Wesley Taylor, Jenny Laroche,
Leslie Odom Jr. and Megan Hiltyの"Dance to the Music"
・Katharine McPheeの"Touch Me"
・Megan Hiltyの"Let Me Be Your Star"

■検索用キーワード

・ヘブン・オン・アース シアター デニス
・バスターズジム アイビー
・ドガ 絵画 売った
・ライアン・テダー シンセサイザー テクノ 近代 マリリン
・マリリンはゴージャス 悲しい美女 薬物中毒 自滅的なセックスシン
ボル
・奮い立つほどの官能的 永遠の存在 アイビーに足りない
・肉欲を恐れるな 純粋さ カレンの良い所
・トムとデレク 11年前 ケンカ別れ 元友人

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

マイケル・スウィフト (Will Chase) 男優、ディマジオ役候補
ライル・ウェスト (Nick Jonas) 舞台からテレビ俳優
ジョン・グッドウィン (Neal Bledsoe) トムの彼氏?
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女

ニック (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ
モニカ・スウィフト (Michelle Federer) マイケルの妻
アーティ・スウィフト (Blake Andrew Johnson) 娘

本人出演 (Ryan Tedder) テクノ系作曲家
ケイティ・ランドー (Grace Gummer) 娘、NPOで活躍中
ポール・デンビー (Charlie Semine) デーブのライバル
R.J.キグレイ (Tala Ashe) 新聞記者
--- (Vanessa Jones) Co-Worker
マクマナス (T.J. Kenneally) R.Jの友人、ゴシップに詳しい
ダベンポート (David Lipman) 判事
アンドリュー (Zach Shaffer) デーブの関係者

ダンサー
(Marcus Bellamy)(Derek Ferguson)(Christopher King)
(Joe Aaron Reid)(Seth Stewart)(Rickey Tripp)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system