Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Apr. 2, 2012
第9話 堕天使たちの街 Hell on Earth

脚本/Scott Burkhardt 監督/Paul McGuigan
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カレンは朝から服選びに余念がない。デーブは今日は何か有る
のか?と尋ねると、このままマリリンの劇だけを待っている訳
にはいかないので、
オーディションを受けてバイトを再開する
のだという。
一方アイビーは横で寝ているデレクに対して、今日からオーデ
ィション活動をする事を告げる。
フランクは妻子の為に朝食を作るが、レオもジュリアも時間が
無いとして朝食を食べずに出て行ってしまう。フランクは養子
関係の書類は何処にあるか?とジュリアに尋ねると、ベッドの
脇に置いてある事を告げる。

トムとジョン。トムはアイビーから連絡が無い事を気にしていた。
ジョンは誰だって一人になりたい時は有るんだとして、暫く
そっとしておけば良いと語る。そんな中、ジョンも今日は一日中
弁護士として法廷にいくとし、木曜日にも大学の友達と約束が
有るという。トムはこの前ジョンに公開稽古に来てもらったので
今回は僕がその集まりに参加して良いパートナーを演じるという。
しかしトムは
ジョンが芸術を軽視している共和党員である事
知り、共和党の資金集めだと知って複雑な心境になる。

フランクは養子縁組の書類を見つける中で、一緒に
ジュリアが
作っていた楽譜
を目にする。

アイビーはサムと逢う。サムは最近年のせいで背中の凝りが取れ
ない事を告げると、アイビーは良い整体師を紹介するという。
アイビーはバッグの中から名刺を捜そうと中身を取り出すと、
中から
多数の薬が出てくるのを目にするサム。プレドニゾン
飲んでから副作用で眠れなくなり、睡眠薬と抗不安薬を処方して
もらうようになったのだという。最近とても不安だというアイビー
は、ワークショップで頑張ったのにまたコーラス隊に逆戻りだと
語る。サムは決して責めるものではないが薬には気をつける様
告げる。

マリリンの劇にはアイドルを起用しようと決めた制作者たち。
アイリーン、デレク、トム、ジュリアは集まるとマリリンの
候補として誰が適当かを語り合う。エリスは候補者として、
アンナ・パキン、チェルシー・ウッド、アンナ・ファリス、
レベッカ・デュバル、ケイト・ウィンスレット
などを引き合いに
出すと、デレクはエリスに対して今度はプロデューサ気取りか?と
突っ込む。映画スターなんてイヤだというが・・・
アイリーンはデレクに対して20分後に
CAAと面会してくれと
告げるも、まだタイトルも決まっていない状況故に、デレクは
台本が完成するまで俺はスターとは話をしないと語る。
一年後にまたワークショップをしようと告げ、自分にも他に
オファーが有るのだという。台本作成には時間がかかるものだ
と告げるとデレクは立ち去ってしまう。アイリーンはエリスに
すぐにダグ・ヒューズに連絡するよう告げる。

アイビーはオーディションに向かう。
すると先に来ていたカレンで出てくるのを知る。
面接官の一人・ジェイソンは彼女は最高だと告げるのを聞くと
アイビーはショックを受ける。

アイビーはオーディションの後、バイト先のリアンと逢うと
バイトの件で語り合う。そんな中でカレンに電話が鳴り、
ジュースのコマーシャルのオーディションに採用が決定したと
してリアンと共に喜ぶのだった。

ジュリアとトムはマリリン劇のタイトルを考える中、トムはジョン
が共和党員だった事を愚痴る。彼はステキな人であり、誰にだって
欠点はあるのだからと説得するジュリア。トムは彼女がマイケルと
終わったのか心配して声を掛けると、終わった事を語る。レオ
とはその話題にも触れないようにしていると告げる。

ヘブン・オン・アースの舞台劇で、アイビーはまたコーラス隊に
戻っていた。主役のセントピーターを支える天使の一人として
の役割。

エリスはスコットに接触すると、知り合いのエージェントを紹介
してもらう。エリサ・タンブリー、ミミ・ブラウンスティン、
ランダル・ジョーンズ
など。ランダルが
レベッカ・デュバルの
エージェント
だと知り紹介して欲しいと告げる。

ジュリアは帰宅するとフランクはピアノでジュリアが作った曲
を歌っていた。フランクはこの楽譜はマリリン劇で没った
歌とは違うだろうとし、説明して欲しいという。誤解だとする
がフランクはそんなハズは無いとして、全てを見透かされていた
為にジュリアはもう終わった事だと語る。フランクは相手は
マイケルか?と問い、公開稽古の時に怪しいとは思ったが、君が
裏切るはずはないと思い直したのだと告げる。18年間の結婚生活
を不意にし、僕とレオを裏切ったのだと激怒するフランク。
気の迷いだったとするジュリアに、そんな言葉ですむ問題ではない
として、フランクは出て行ってしまう。ジュリアは必死に止めよう
とするが・・・

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まだまだ当分マリリンの劇は完成しそうにないな。
そんな状況の中で、エリスが虎視眈々と地位を奪っていきそうな
所が不気味に感じていたけど、デレクやアイリーンが彼の行動に
対して指摘するシーンが描かれ、ちょっと良い気味だった。
エリスはとても器用な性格で人との間に入り込み取り入ってしまう
術に長けているなんだろうけど、自分が何をしたいのかが
分かって居らず、単に金儲け出来るとか、生き残れる美味しい
職業だと思って行動しているであろう所がいやらしく写る。

エリスはレベッカに取り入る為にその身をランダルに捧げたの
だろうか?

なんと言っても今回はアイビーとカレンの問題がとても興味深く
描かれた。
アイビーがカレンに嫉妬するのも分かる程に、カレンはアイビー
が苦労しても手に出来なかったものを次々と手にしている感じ
にも思えるし、アイビーはカレンの才能を理解しているからこそ
脅威に感じているんだろうね。
たたカレン自身も実際にはカツカツの生活をしている訳で、
アイビーが思っている以上に手探り状態の状況が描かれている。

ジュースのCMのバカっぽさはどの国でも同じなんだなと思う
けど、二人がストリートでパフォーマンスをするシーンはやっぱり
最高だった。ストレスの解消法がある意味ここに有るのだから、薬に
頼らずとも頑張って欲しい感じだね。
今時ならばそんなパフォーマンスは、動画サイトに流れそうな
気がする。特にアイビーは天使の格好をしたままで町中を歩いて
いる訳だしね。

そして何と言ってもジュリアとマイケルの関係がフランクに
バレてしまった。フランクって意外と繊細な人なんだね。
ピアノを弾くことも出来るし、歌詞を見て浮気だと気がついて
しまう。マイケルを殴るくらいで済めば良いけど、あんまり
大胆な行動を取る人にも見えないので、どうなることなのか。
ジュリアが涙しながら弁明している姿を見ると、男女関係に
於ける男女の立場が逆転している感じだ。主夫は常に家庭に
居る為に被害者側の人間になってしまうのかな。

そしてデレクに引き込むためにアイリーンは、記者のリーデル
を利用して上手い事再び流れに引き戻した感じ。こういう駆け引き
を制するからこそプロデューサとしての役割が果たせるもの
だね。


■使用された曲

・Norbert Leo Butz and the cast of "Heaven on Earth"の"The
Higher You Get, the Farther the Fall"
・Brian d'Arcy Jamesの"Arthur Miller Melody"
・Katharine McPhee and Megan Hiltyの"Cheers (Drink to That)"

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

マイケル・スウィフト (Will Chase) 男優、ディマジオ役候補
ライル・ウェスト (Nick Jonas) 舞台からテレビ俳優
ジョン・グッドウィン (Neal Bledsoe) トムの彼氏?
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女

ニック (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ
モニカ・スウィフト (Michelle Federer) マイケルの妻
アーティ・スウィフト (Blake Andrew Johnson) 娘

本人出場 (Norbert Leo Butz)
ランダール・ジョーンズ (Sean Dugan) レベッカのエージェント
本人出場 (Doug Hughes)
本人出場 (Michael Riedel)
--- (Andrea Bordeaux) Casting Assistant
リアム (Jennifer Ikeda) ウェイトレスのアルバイト仲間
--- (Mary Joy) Stage Manager
ゲイリー・ノウルズ (Mark Junek) ジョンのルームメイト、共和党下院
議員候補
ジミー (Tom Nelis) ヘブン・オン・アース演出家
ジェイソン (Wesley Curtis) CM監督
ドナ (Samantha Soule) CMスタッフ
--- (Joe Brent) Guitar Player
--- (Jamie Jackson) Keyboardist
--- (Correy M. Thornton) Drummer
--- (Libby Winters) Guitar Player
--- (Alison Mixon) Showgirl
--- (Angie L. Schworer) Showgirl
--- (Bernard Dotson) Assistant
--- (James Monroe Iglehart) Assistant
--- (Borris York) Assistant
--- (Greg Graham) Sinner
--- (Rhea Patterson) Sinner
--- (Ryan Steele) Sinner
--- (Alex Wong) Sinner
--- (Dylis Croman) Angel
--- (Jessica Lee Goldyn) Angel
--- (Nina Lafarga) Angel
--- (Angelina Mullins) Angel

ダンサー
(Sylvia Ward)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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