Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Apr. 9, 2012
第10話 代役 Understudy

脚本/Jerome Hairston 監督/Adam Bernstein
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アイリーンたちはマリリンのブロードウェイの舞台化に際して
投資家たちを呼んで説明会を開く。主役のマリリン役を映画
女優のレベッカ・デュバルにオファーを出し快諾されたので
投資者たちも興味を持ったのである。しかし彼女は
キューバ
行ったまま帰国できない状態だった。レベッカとショーン・ペン
は現地の親善大使だった為に向かったのだが、レベッカの付き人
のビザがなかなか下りずに帰国が遅れていたのである。
デレクたちは主役が来られないので休憩後に投資者向けに演出
プランを説明すると語る。投資者のマニーロビンは、こんな
状態では資金を出せない事をアイリーンに語り、全てはレベッカ
にかかっているのだと語る。二日だけ待つというが・・。

デーヴのオフィスにR.Jがやってくる。
デンビーが上司に正式に決まった事を語ると、あれだけのネタ
も上司によってもみ消された事を語る。R.Jは貴方がなるべき
だと告げるが・・・デーヴはまだカレンには話せていない事を告げる


デレクはジュリアとトムと相談して、レベッカが来る前に演出
プランを試そうというるデレクは
カレンを呼び出すと、代役だが
マリリン役を演じるよう語る

カレンがマリリンの代役になったと聞いて、チーム・アイビー
の面々は陰口をたたく。その中でもボビーは最後まで彼女が
カレン役が務まるわけはないとして、途中で泣き出すか辞退する
か賭けようとサムジェシカたちに告げる。

アイビーはレベッカが投資者向けの説明会に来なかったと聞いて
ニューヨーク中の舞台女優が死ぬほどやりたがっている役なの
に、すっぽかすような女優にやらせるなんてとサムに愚痴る。
アイビーはレベッカが表紙の雑誌に落書きをしていた。
アイビーはサムと会話しているとデレクが戻ってくる。カレン
がマリリンの代役になったと聞いてデレクに対してまるで
横取りされた気分だと語る。デレクは
「ヘブン・オン・アース」
でのアイビーの失態について、あんな事をした後ではコーラス
にすら戻すことは出来ない事を告げる。

アイリーンはスペイン語で
"ブック・オブ・モルモン"のチケット
の件の事を電話相手と語る中で、エリスがやってくる。
エリスに対してレベッカは貴方が連れて来た女優であり、
パートナーになりたいのであれば今すぐに彼女を連れて来るよう
要求する。今すぐに投資家連中の不満を取り除かないといけない
状況だと。

デーヴのオフィスにカレンがやってくる。
ご機嫌なカレンに対して、理由を尋ねると、映画スターが来ない
お陰で彼女が来るまで代役としてマリリンを演じる事が出来る
事になったと説明する。
ハグしあっていると、デーヴのオフィスのデンビーがやってくる。
カレンの姿を見たデンビーは彼女の事を
ヤングマリリンと称する。
デーヴはデンビーとの争いに敗れた事をカレンに話せずにいた。

トムとサムとジョン
アイビーがデレクに合い鍵を渡した事をサムはトムに話す。
仲良く話す中でジョンは取り残された気分になる。
今日はジョンとトムでヘボヘボな舞台を見に来たのだが・・

一方ジュリアとレオは朝食(チーズバーガー)を食べる。
ジュリアはレオを通してフランクがどうしているのかを聞きたが
る。しかしレオは父からは母には何も言うなと言われているから
話せないとし、僕をアテにしないでと言われる。

アイビーは遠くからマリリン劇のワークショップに入るみんなの
姿を見ていた。特にカレンが現れると、彼女は自分がマリリン役
に抜擢された時の事を思い浮かべていた。マリリンソックリの
姿に着飾り踊り・歌っていた頃の姿。

レベッカとは相変わらず帰国できず。
ジュリアはアイリーンに対して、レベッカは映画スターだが
舞台の経験が無いので一日も早く練習に出て欲しい事を訴える。
そんな中、トムはジュリアに対して、
ニューヨーク大の生徒の
アランが僕たちの事を取材に来ている事を告げる。

カレンはマリリンの代役として、アーサー役のペティと共に
振り付けを行う。しかしデレクはカレンが状況を把握できて
居ないとして激怒。メモしていないのか?とするが、鉛筆を
忘れてきたカレンに檄を飛ばす。チームアイビーの面々はそれを
見て
デレクの邪悪度が増しているという。

休憩時間にジュリアとトムは二人の関係をインタビューされる。
二人はパートナー関係を組んでから10年が経つこと。
いつも初めての作品の初日の日には、二人だけで行う行事が有り
、初めて作品化された
"スリー・オン・ア・マッチ"をやって
いる劇場を探して一緒に見るのだと語る。
創作パートナーの
結婚記念日
みたいなものだとすると、ジュリアは敏感に言葉に
反応を示す。

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マリリン役はスターを起用しないと投資家を呼び込めないと
いうことで、映画スターのレベッカを起用することになる。
しかし投資家向けの説明会にレベッカは来られず、練習への
参加もかなり遅れるという事で先行き不安なものが有る中で、
演出プランを調整するために、マリリンの代役としてカレンが
選ばれていく。

色んな人が舞台に関わる事で不幸になっている現実が有る。
ジョンはトムとサムの関係に嫉妬して別れたことや、
カレンはデーヴがポスト争いに敗れた為に、彼の負のオーラ
を感じまくる生活。ニューヨークからワシントンのホワイト
ハウス広報官としての仕事を得られそうな感じだけど、
まだ何も確定するものが無い状況の中で、夢を取るのか俺を
取るのか的選択を迫られてしまった。ただカレンはこれまで随分と
デーヴには助けられているので、助けてあげて欲しい感じもする
し、そんな酷い二択を求めないで欲しいって感じだけどね。

一番良かったのはなんと言っても今回はトムが代役として
映画「イヴの総て」を手がけたダリル・ザナック役を演じ、
演技の輪に加わり歌に踊りに披露した点かも。
作曲家でも有るけど演技者でもあるんだね。

またトムとジュリアの関係も披露され、10年前に制作した
ミューシガルが未だに息づいている現実に、制作者としては
冥利に尽きるというものではなかろうか。まぁ二人とも仲良く
パートナーと破局している現実は名実共に仲が良いのかも。

映画スターとして大物ブリを遺憾なく発揮して登場するのは
ユマ・サーマン演じるレベッカだった。実生活に於ける映画俳優
としての活躍・キャリアは言わずもがなという感じだけど、ジュ
リアが語る様に映画スターがどれだけ演劇界で発揮出来るのかは
今後とも見守る必要がある。
西海岸にあるハリウッドがショウビズ界の食物連鎖の頂点に有る
事は明らかだけど、東のニューヨークとはまた勝手が違う事は
明らかで、注目度とは逆にあまり儲からないのが演劇でも有る
ので、かなりの高飛車な態度で場違いさな雰囲気を振りまいて
いくのかも知れない。
因みにUma Thurmanの正式な発音はウマになるそうな。
来日した際のインタビューで、日本ではウマ(馬)だから変な
名前に聞こえるでしょみたいな発言を本人がしているのを聞いた
事が有る。

アイビーが暫し休戦状態。

アイビー対カレンの構図の中に思わず大物が飛び込んでしまった
事で、マリリン争奪戦はちょっと手の届かないところに
行ってしまった感じもするけど、今回のエピソードでは、
それぞれにマリリンに変身する姿が有ったのは興味深いところ
だし、アイビーに至っては、カレンにマリリン像をアドバイスし
たり、デレクに対してもカレンに対する扱いをマリリンと同様に
"誉めて育つ子"的アドバイスをしていた。

そんな中、デレクの心が少しずつカレンに魅了されているけど、
デレクの中のカレンを見る視線がマリリンとしての存在なのか
それとも女性としての魅力を感じているのか。

優しく接する姿に、デレクは余命が僅かなのか、それとも神と
出会ってしまったのか、頭をぶつけたのかと陰口をたたく
ゲイコンビがまたなんとも言えないモノが有った。

アイリーンの流れは、ニックとの関係を改めて深めたけど、
ニックの裏の顔というのはちょっと怖いかも。エリスはニック
の私生活の何を掴んだのだろうか。

レベッカ・デュバルをロバート・デュバルの親戚なのか?
と発言していたランディ・コブラ役には、映画「クリッター」
シリーズでバウンティハンターのアグ役のテレンス・マン
が演じている。この映画でもロック歌手に扮していたけど、
それを皮肉った様な役としての登場だったので笑えた。
ドラマドレスデン・ファイルでは、ハリーに協力している
ガイコツのボブを演じていた。


■使用された曲

・Megan Hiltyの"Breakaway"
・Bob Mairの"Skunk"
・Christian Borle and the cast of "Bombshell"の"Don't Say Yes
Until I Finish Talking"
・"Three on a Match"
・Katharine McPheeの"Never Give All the Heart"

■検索用キーワード

・ダリル・ザナック 幹部のサウナ会議
・ナット・キング・コール トム・マンキーウィッツ
・スリー・オン・ア・マッチ 112回 上演 エプロン プレゼント
・レオ レスリング
・カストロの弟 アイリーンジョーク
・End of Duze
・鉛筆 忘れた 初日 デレクからセクハラを受けた
映画「ナイアガラ」 マリリンがかけていた風サングラス プレゼン

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

ジョン・グッドウィン (Neal Bledsoe) トムの彼氏?
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女

ニック (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ
レベッカ・デュバル (Uma Thurman) 映画女優、新しいマリリン役
ランディ・コブラ (Terrence Mann) ロック歌手、投資者
ランダール・ジョーンズ (Sean Dugan) レベッカのエージェント
ポール・デンビー (Charlie Semine) デーヴの上司に・・
R.J.キグレー (Tala Ashe) 新聞記者、デーヴの知人
フィリス (Kristine Nelson) "スリー・オン・ア・マッチ"演出
ペティ (Peter Rini) アーサー役のメガネの俳優
ゲイリー・ガリソン (Larry Block) 投資者
本人出場 (Emanuel Azenberg) 投資者
本人出場 (Robyn Goodman) 投資者
オーガスト (Harrison Chad) "スリー・オン・ア・マッチ"俳優
アラン・ライコフ (Steven Kaplan) ニューヨーク大学、インタビュー
ステラ (Marisa Pierini) "スリー・オン・ア・マッチ"俳優

ダンサー
(Ioana Alfonso)(Manuel Herrera)(Curtis Holbrook)
(Keith Kuhl)(Spencer Liff)(Angelina Mullins)(Vivian Nixon)
(J. Manuel Santos)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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