Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Apr. 23, 2012
第12話 ゴシップガール Publicity

脚本/Theresa Rebeck 監督/Michael Mayer
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デレクはカレンを稽古前に呼び出す。
最近デレクはカレンの中にマリリンの姿を投影する事が多く
なった事を受けて、カレンにはマリリンになる素質があること
を告げ、万が一の代役に備えて準備して欲しいと告げる。
リンダが稽古を見てくれるはずだと。全曲マリリンのナンバー
を頭に入れて置いて欲しいと告げる。
ランダルジョジーが話し合う中、エリスはランダルに近づくと
君のボスが喜ぶ情報だとして、デレクがカレンをマリリンに
したがっている事を話す。

ようやくレベッカが遅れて稽古場に到着。
デレクはすぐに
「ありふれた夫婦」から練習に入ろうと告げる
が、レベッカは現在、「ありふれた夫婦」に関しては私の案を
ジュリアに話して脚本を手直ししてもらっている為に別のナン
バーの練習をしようと語る。
「オオカミ」のナンバーを練習
しようとレベッカは勝手に進行を決めてしまう。

レベッカが「ありふれた夫婦」の歌のシーンをセリフとして
演技で見せようとしている事を知って、トムたちは反対する。
4人は集まりレベッカの態度と演出プランについて話し合う。
トムは彼女にはもう限界だと告げ、女優の言いなりなのかと
デレクを責める。そんな中、エリスはジュリアにレオからの
メールで彼は今日フランクの家に泊まると連絡が入った事を
語ると、ジュリアは不機嫌そうに、エリスに家庭のことにまで
首を突っ込むようになったのかと呟く。

一方練習後帰宅しようとして歩いていたカレンに、レベッカが
声を掛け、
今日一緒に出かけないか?と誘われる。
カレンは一度家に帰ると、まだ6時なのに彼氏のデーヴ
部屋に居た事に驚く。デーヴはデンビーのお陰でカレンとも
一緒にいられる時間が作れると告げる。しかしカレンは今日は
映画スターのレベッカにデートに誘われたのだと語る。

レベッカとカレンはリムジンでクラブへと向かう。
パパラッチたちはレベッカが車から降りてくると、一斉にレベッカ
とカレンの写真を撮影する。クラブに入ると、レベッカは
クーパーポール、フィルたちにデレクが歌姫だとしている
カレンの事を紹介し、レベッカに一曲ステージで披露してもら
う。カレンは「ラン」を歌うことにする中、レベッカはライバル
のお手並みを拝見すると呟く。歌が終わる頃にはカレンの見事
な歌いっぷりに観客から大きな拍手が鳴り響く。
代役などではなくカレンはスターだとレベッカは語る。

翌日、
ニューヨークポスト紙・ページ6には大きく"レベッカの
ガールフレンドか?"
としてカレンの写真が掲載されていた。
デーヴはRJと逢うと、RJは意図的にその写真をデーヴに見せる。

一方トムは、スタッフ会議の場で、歌は絶対にカットさせない
とし、彼女ではこのナンバーは歌えないと告げる。更にデレク
は現場をコントロール出来なくなっていると非難。デレクは
お前こそ感情をコントロール出来なくなっていると呟く、

そんな中、トムとジュリアが新しいナンバーを仕上げてくる。
「白いベビーグランド」というマリリンと母親の関係を描いた
曲で、マリリンの少女時代の内容だった。しかしデレクはレベッカ
が歌うのではなく、これはマリリンの分身が歌うのだと語る。
心の声を語らせることで、マリリンの気持ちに深みを持たせる
との事だった。レベッカは良いアイディアだと語り歌うのは
カレンにすべきだと提言するとデレクも了承する。それを
聞いたアイビーはジッと堪える。

練習が終わるとレベッカはカレンの自宅へとやってくる。
一着2千ドルする服をカレンにプレゼントする。かつて自分が
プロデュースしたもので、沢山有るので着てくれという。
レベッカはカレンに私のようになりたいのでしょ?と尋ね、
彼氏のデーヴの写真を見ると、
男はスターへの階段の障害になる
もの
だと語る。
二人は再びクラブにいくと、派手に歌いまくり、パパラッチ
に写真を撮らせてカレンの注目度をあげていく。
帰宅したカレンはデーヴに対して、レベッカとクラブに行って
来た事を語り、そこにはディカプリオデビッド・ボーイ
居たのだとして興奮して語る。デーヴはネットでレベッカとの
関係が話題になっている事を指摘し、こんな高い服まで買って
カレンらしくないとするが、タダでもらったものだとし、スター
になると服も無料でもらえるモノだと語る。カレンはデーヴに
今度レベッカに逢わせるので食事をしようと語る。必ず貴方も
彼女を好きになると。

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デレクがカレンをかっている事を知ったレベッカは、カレンを
抱き込むために友人関係を装い近づいていく。
カレンが自分の様にスターになりたい事を知ってレベッカは、
その為のノウハウとチャンスを与えていくが・・・

気がつくとエリスの姿が有るっていう所が怖すぎる。
大事な話をしていると必ずこの人、聞く耳を立てているよなぁ。

驚くべきなのは、アメリカのドラマがボリウッドさえもネタとし
て取り上げ、今回のドラマの中の演出の一部にしているところ。
ミュージカルのドラマ化・映画化は、アメリカ以外の国では
難しいものが有るなと思っていたけど、よく考えればインド映画
ってみんなこんな感じだし、ミュージカル映画ではアメリカと
対等に渡り合える要素は存在しているのかな。ただいかんせん
インドの映画を見ると、どうしてもどれも似たような感じにしか
見えない所もあるので、アメリカの様に世界化するにはまだまだ
カスタマイズする必要は有るんだろうけどね。

最近カレンばかりがフューチャーされすぎていたので、今回も
カレンを有頂天にさせつつも、密かにその座を奪うアイビーに
美味しいところを持って行かれるという内容だった。

ショウビズ界に於けるモンロー像はカレンの方が適役だとは
思うけど、実物との類似性に関しては、アイビーの方が近いもの
が有るな。彼女の肉感的な雰囲気はカレンには無いものだし、
モンローが持って居るような悲壮感はカレンよりもアイビーから
伝わってくる。
最終的にはカレンをフューチャーしていくのだろうけど
アイビー有ってのドラマだと感じさせた。

そんなカレンの心の支えになっている人物・デーヴが嫉妬して
いくであろう展開も興味深く描かれている。レベッカがカレン
を師弟関係のようにして、スターダムにのし上げようとしている
けど、その過程で上手い事スターに必要なモノ、ショウビズ界
の実体を教え込んでいく様がまた興味深く描かれている。

デレクがレベッカに操られている感を出して、デレクの演出家
としてのリーダーシップ性を問う所が有ったけど、ショウビズ界
の気難しい一面を感じさせた。

また密かに争いが続いて居るアイリーンとジェリーの対決も、
パートナーの存在が精神的駆け引きに利用されている所など
興味深く写る点。

色々と複雑な様相を呈してきたそれぞれのパートも、今回の
アイビーの郷愁を誘うような"Secondhand White Baby Grand"に
よって、上手い事まとめていった感じ。

レオの不安な一面も分からないでも無いけど、分かりやすい態度
を取る子だなと。


■使用された曲

・Katharine McPheeの"Run"
・Life of Bianca and Beth Hirschの"Transmit 2 the Angels"
Raza Jaffrey, Katharine McPhee and the cast of Smashの"A
Thousand and One Nights"
・Megan Hiltyの"Secondhand White Baby Grand"

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

ジョン・グッドウィン (Neal Bledsoe) トムの彼氏?
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女

ニック (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ
レベッカ・デュバル (Uma Thurman) 映画女優、新しいマリリン役
ランダール・ジョーンズ (Sean Dugan) レベッカのエージェント
ポール・デンビー (Charlie Semine) デーヴの上司に・・
R.J.キグレー (Tala Ashe) 新聞記者、デーヴの知人
ペティ (Peter Rini) "アーサー役" メガネの俳優
ジャスティン (Henry Stram) "ストラスバーグ"役
ジョジー (Shaun Licata) レベッカのアシスタント
コリン (Marcus Schenkenberg) レベッカの元彼、ストーカー化?
デーブ (Tim Wright) "ジョニー・ハイド"役

クーパー (John Procaccino) カレンが歌うクラブにて
テッド (Tony Yazbeck)
ヴィニー・スタグマン (Dave Bachman)
メイソン (Hunter Gallagher) レオの悪友
フィル (Thomas Higgins) カレンが歌うクラブにて
ウォルターズ (Russell Jones) 警察官
ポーリー (Daniel Mills)
--- (Rommy Sandhu) Waiter
ニナ (Marsha Waterbury) ベンと一緒に演劇鑑賞
ベッツィ・フィールズ (Welker White) メイソンの母
リンジー・ムレンズ (Erin Wyatt) ジェリーが連れてる女性
--- (Preston Lawrence) Bouncer
--- (Anjelia Pelay) Club Dancer

ダンサー
(Ioana Alfonso)(Manuel Herrera)(Nova Bergeron)
(Curtis Holbrook)
(Keith Kuhl)(Angelina Mullins)(Vivian Nixon)
(J. Manuel Santos)(Aaron Albano)(Callan Bergmann)
(Ronald Duncan)(Adam Fleming)(Todd Hanebrink)
(Ericka Hunter)(Dana Marie Ingraham)
(Lauren Lim Jackson)(Tyrone Jackson)(Monica Kapoor)
(Nick Kepley)(Christopher King)(Nina Lafarga)
(Jess LeProtto)(Jennifer Locke)(Nathan Lucrezo)
(Tracy Ann Lundman)(Christopher Mai)(Mileyka Mateo)
(Michael McArthur)(Mayumi Miguel)(Mark Myars)
(Noa Neve)(Abbey O'Brien)(Sarah O'Gleby)(Devin Roberts)
(Amy Ryerson)(Ellenore Scott)(Ariel Shepley)
(Matthew Steffens)(Sarah Strimmel)(Rickey Tripp)
(Ryan Watkinson)(Katie Webber)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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