Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Apr. 30, 2012
第13話 波乱の前夜 Tech

脚本/Jason Grote、Lakshmi Sundaram 監督/Roxann Dawson
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トムとサムは共に歌を歌う。
もうすぐ
ボストンでマリリンの舞台劇の三週間にわたるプレビュー
公演が始まるのである。その事実を綴った歌を即興で作り、二人
で歌って楽しむ。
いよいよ幕開け!!

グランドセントラル駅にスタッフ一同集まり、みんなで列車に
乗ってボストンへと向かう。
劇場では
"ボムシェル"の文字が掲げられている中、数日後には
舞台が公開される。
早速デレクは照明や舞台のチェックの為に走り回る。
一同舞台に立つとこれから始まる劇に対して感慨深そうだった。

一方ジュリアとフランクは仲が少しずつ修復され、一週間同じ
家の同じベッドで生活していた。

レベッカは少し遅れてくると舞台に立つ。
緊張感から顔がこわばるのが見て取れる。デレクも館内へと
やってくると、演出の最終チェックをする。特に場面の転換に
関してデレクは入念に流れを潰さない方法を考えていた。
そんな彼の元にアイビーがコーヒーを持ってやってくる。
アイビーはセットの問題よりも寧ろ振り付けに問題が有ると指摘
するとデレクはまさにその通りだとして彼女の意見を採用する。
"私って才能が有るでしょ?"というアイビーに、だからこそ愛して
いるのだとデレクは語る。

到着した疲れでカレンはスーと相部屋で寝ていた。
するとデーヴから電話が鳴る。デーヴは今週末にそっちに行きたい
事を告げるが、一人部屋ではなく更に時間が無いので逢うのは
難しい事を訴える。

トムはデレクの元に行くと、新たなシーンの構想としてカレン
とアイビーに歌わせたい事を相談する。デレクはマリリンの心の
声には歌わせない予定だろうとし、今更変更するなと言いたげ
だが、トムは
ヘブン・オン・アースで書いた曲がここではピッタリ
だと。
テクリハなのだから試しても良いだろうと告げる。

そんな中、突然主役ディマジオ役を務めていたテッドがやって
くる。テッドは急にドラマ出演が決まり、撮影は来週からラスベ
ガスで行われるのでディマジオ役からは降りさせてもらうと
いう。引き留めようとするが、飛行機の時間が有るとして議論
するまもなく出て行ってしまう。デレクはすぐにリンダに相談
し、マイケルのスケジュールが開いているか確認してアイリーン
にも伝えろという。トムはジュリアには自分から連絡すると語る。

カレンとレベッカは隣同士でサイモンからメイクをしてもらう。
そんな中
レベッカが緊張している事を知って驚く。レベッカは
貴方くらいのキャリアの時には、いつか緊張せず舞台に出られる
時が来ると思っていたが、消えることは無い
のだと語る。

ジュリアとフランクから朝食の作り方の指導を受ける中で
レオは両親が仲良くしている事を知って、これでもう別居生活は
終わりだねと喜ぶ。そんな中、トムから電話が鳴りマイケルの
事をトムは伝えようとするが、フランクが戻って来て良い関係
に戻れそうだという事を聞いて話す事が出来なかった。
アイリーンはジュリアにはまだ伝えられていない事を知って
自分が直接ニューヨークに行ってジュリアに話すと告げる。
デレクはトムがジュリアに話せなかった事を情けないヤツだと
語る。

アイビーはデレクの事についてデニスと会話していた。
明日はデレクの誕生日だったのである。レベッカはその話を
密かに耳にしてしまう。

そんな中、レベッカはテッドが降板した事を聞かされていなかっ
た事を知り激怒する。公演初日まで二日前なのに、フォローも
報告もないなんで心外だという。デレクは演劇ではよく有る
事だとして、テッドよりも良いディマジオが来ると約束する。

アイビーはデレクとマリリンを想定したリハーサルを行う。
照明係のドンに色々と要求する中、デレクは楽屋に戻った
レベッカのご機嫌を取りに行く。レベッカは自分がバカにされ
ているのは分かっているとするが、主役の降板の件を話さない
のは酷いと訴える。余計な心配を掛けたくなかったという
デレクに言い訳だとするが、デレクはホンモノのマリリンも
バカにされていると思っていた事を引き合いに出して、認められ
ない焦りが有った事を告げる。今の君と同じ状況であり、君な
らばまさにその心境を演じられると告げ、スターの立場を利用
して威張るだけでなく、力を抜いて楽しむべきだと語る。そう
すれば自然と不安は消えるハズだと。

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いよいよボストンでのテスト講演の為にニューヨークから一同
ボストンへと舞台を写していく。本番直前のテクリハを行う
中で、主役の一人は映画の撮影のためにドタキャンしてしまい、
もう一人の主役・レベッカは極度の緊張感からナイーブになって
いる事が分かる。

今回はカレンとアイビー、互いの恋愛関係がポシャるという
話だった。
その反面、ジェリアとトム、そしてアイリーンなど制作スタッフ
側は恋愛関係を成就する事が対照的に描かれた。

カレンもアイビーもどちらも悲壮感が漂っていたけど、やはり
目の前で浮気されているアイビーの方がダメージは高いかな。
デレクが今回随分と冒頭からアイビーの事を持ち上げていたので
嫌な予感はしていたけど、楽屋であからさまに浮気して居るの
だから、デレクもどうしようもない。ホント地獄に落ちた方が
良いって感じ。こんなしょうもないヤツにサプライズをするな
と小一時間。

そして今回は何と言ってもトムとサムが急接近。
サムの実家にトムを連れて行ったけど、そんな時間が有るのか
と思わされるものが有ったし、アイリーンもまたニューヨーク
とシカゴを行ったり来たりで、時間が無い割に夜の行動は
皆おさかんだねという感じ。

カレンはデーヴとの関係が終わりそうな予感。
デーヴに対する複雑な気持ちが有るにせよ、デーヴはなんとなく
アジアンな価値感を持つ、妻には家庭にいて欲しいタイプっぽい
気がするので、この二人はこの先上手くは行かなさそう。
ジュリアとフランクの関係のように、ジョウビズ界の世界で
活動していれば少なからず家庭は犠牲にする所が大きいのかも
知れない。

ジュリアとフランクは良い感じに関係が戻りつつ有る。
主役が降板したので代役としてマイケルを使わねばならず、
ジュリアとしては今の関係を崩したくないために誤解される
ような事だけはしたくはないとの事だけど、確かにジュリアの
私情によってプロジェクトを妨げているとしか思えない一面
もあるにはある。とりあえずジュリアの家族の方が妥協し
理解を示してくれたようで良かったと思う。まぁ流石にもう
懲りているハズなのでそう簡単に浮気するとも思えないしね。



■使用された曲

・ Christian Borle and Leslie Odom Jr.の"Another Op'nin',
Another Show"
・Bob Mairの"Whisper In The Night"
・ Megan Hilty, Phillip Spaeth and the cast of Bombshell
の"History is Made at Night"
・ Uma Thurman and the cast of Bombshellの"The 20th Century Fox
Mambo"
・Megan Hiltyの"I'm Going Down"


■検索用キーワード

・プレビューは木曜日 3週間のプレビュー公演
・舞台の歴史は夜も昼も朝も作られる
・ダンサーにとって最悪な事 膝の故障 腰の痛み 年齢
・コロニアルロッジ 139号室
・アイビー レベッカのスタンドイン
・過ちを犯したのはあなた 舞台を人質に自分の都合を人に押しつける
のはフェアじゃない
・自分で決めた道 リスクだって受け入れる 宗教と同じ 道を歩んだの
は謝ることではない
これ以上の人生も望まない それが俺だ 君は僕にソックリだ
・デーヴとアイビー バー ウォッカソーダ

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
デーヴ・サンダラム (Raza Jaffrey) ニューヨーク市役所
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

Mrs.カートライト (Becky Ann Baker) カレンの母
ロジャー・カートライト (Dylan Baker) カレンの父
ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師

ジョン・グッドウィン (Neal Bledsoe) トムの彼氏?
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女

ニック (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ
レベッカ・デュバル (Uma Thurman) 映画女優、新しいマリリン役
ランダール・ジョーンズ (Sean Dugan) レベッカのエージェント
ポール・デンビー (Charlie Semine) デーヴの上司に・・
R.J.キグレー (Tala Ashe) 新聞記者、デーヴの知人
ペティ (Peter Rini) "アーサー役" メガネの俳優
ジャスティン (Henry Stram) "ストラスバーグ"役
ジョジー (Shaun Licata) レベッカのアシスタント
コリン (Marcus Schenkenberg) レベッカの元彼、ストーカー化?
デーブ (Tim Wright) "ジョニー・ハイド"役

テッド (Tony Yazbeck) "ディマジオ役"
ロナルド・スティックランド (Isiah Whitlock Jr.) サムの父
バネッサ・スティックランド (Elain R. Graham) サムの母
サイモン (Marcos Gonzalez Palma) レベッカの化粧係
メリッサ (Erin Holmes)
ポール・スティックランド (Ty Jones) 弟
ティア (Amina Robinson) 妹?ポールの妻?
ドン (Tony Ward) 照明係

ダンサー
(Ioana Alfonso)(Keith Kuhl)(Angelina Mullins)
(Vivian Nixon)(J. Manuel Santos)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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